【感想・ネタバレ】暁からすの嫁さがしのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月01日

キャラクターボイスを脳内補完しながら読むようになったら、あなたもわたしもオタクの仲間です。笑 ちなみに私は石川界人さんと富田美憂さんをイメージしていました。

いやはやおみごとな浪漫小説です。続きが大変に楽しみです。私のペンネームによろしく、カラス大好きマンとしては、カラス要素がたくさんあって最高に...続きを読む楽しめました。赤月さんかわいい(そっち?)(松原始並感)



文春さんから発行されているということもあり、外国万歳日本卑屈とばかりに表現されるかと思いきや、大正に向かいつつある際の「学歴エリート」や「プロレタリアート文学」に影響された男尊女卑を描きつつも、「伝統を誇りに思う気持ちはある」として伝えているのが見事です。
当然ですが、日本はもともと教育勅語や記紀を通じて、高い倫理観を持っていたとはいえ、そうではない激しい感情や卑しい妬ましさなどを持つのは、どの国、どの時代でも同じことです。

同調圧力や謂れのない風潮に身を置き、それを嫌だと思う気持ちと、それでも自分が生かされているのはこの国の歴史と伝統のおかげと思う気持ちは、別物なのです。坊主憎ければ袈裟まで憎いの如く、なかなか分けて考えるのは感情的に難しいのですが、本当は違うものなのです。

全てがあやかしのせいではなく、けれど確実にあやかしに心を囚われてしまった人たちもいる。これはきっとフィクションではなく、現実のわたしたちもきっとそうなのではないかと思います。

太陽が地球を同時に照らすことがないように、全ての人が「同時に」救われることはきっとないのでしょう。
それでも、太陽はやがて必ず闇を照らしてくれるように、全ての人たちが、時を経て、穏やかに生きられますように———そんな祈りを込めつつ、次巻をお待ちしております。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

なろうで読んでて好きな方の小説を初めて買って読んだ。めっちゃ面白かった…!
分類はラノベになるんかな?わりとサッと読めるけど、心に引っ掛かるものがあるというか。
続きがとてもとても気になる終わり方だったので、無事に2冊目が出てほしい…出るよね…?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月16日

凶行に走る理由が妖魔に憑りつかれたパターンばかりでないことに驚いた。
ちゃんとその人自身の思いからのパターンも描くんだと。
何でもかんでも妖魔のせいにせず、物事を把握する目を養うという点で、主人公たちの成長も促せるエピソードだったなと。
何しろ主人公もヒーローも、それぞれ別の面で未熟さの目立つキャラ...続きを読むだったので。
一方は後先考えずに突っ走って危険な目に遭うタイプ、一方は人嫌いゆえに誤解されがちなタイプだし。
特に操ちゃんの件は主人公の思いも分かる一方で、彼女が未熟さゆえの発言をしているのも分かって「うがー!」と読んでいるこちらが感情を爆発させるという。

途中まではヒーローよりお付きのカラスの方が目立っていたし、カラスの方がいいキャラしてたなと思っていたら、風邪で寝込んだあたりから株上げてきたヒーロー。
倒すべき因縁の相手も出てきたし、これから二人で頑張っていくのかと思ったら、まさかのラスト。
シリーズ1冊目から別離ENDとは思わなかった。
というか、露骨に続きました。
これからどうなるのやら。

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