雨咲はなのレビュー一覧
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作者さん買い⟡.*
暴虐王が自分のためだけのデタラメな政治を行い、恐怖で支配しているというシリアスな背景の中、王命で突如旧イアル王朝の姫と結婚することになった第六軍将軍のレオ。
この結婚は良くない噂のある姫を嫁がせるという嫌がらせだったはずが、蓋を開けてみればリーフェにとってもレオにとっても大切な宝物を得られたような幸せな結婚で、「あのね、レオ様」から始まるリーフェの楽しいおしゃべりにすっかり明るい気持ちでいっぱいになりました(*´艸`*)♡
儚げな見た目に反して食べることとおしゃべりが大好きでちょっぴり毒舌なリーフェと驚きながらも少しずつリーフェに惹かれて軍人らしくプロポーズをするレオにほっこりです(*´ `*)
明るく楽しいラブコメ......だけで終わらないのが雨咲先生ですよね、幸せの絶頂でぶち込まれた2度目の王命とその後の怒涛の展開には私も予想外で驚きました...!!あの狐みたいな人を食ったようなクズで嘘つきな(リーフェ談)兄の処世術やらあの人の仮面やら、番外編も含めて興味深くて面白かったです⟡.*
プレゼントの選択肢はケーキか豚かゼリーらしいんですけど、ほんとにその中のものになってて大笑いしましたwwしかも男性陣に狙われてて嫌われてるのめっちゃじわりますしちゃんとリーフェの根拠の無い予想も当たっててよりジワりましたww -
Posted by ブクログ
大切な記憶を取り戻すための物語
誰もが、誰かに愛されている
米騒動、大地震。令和の様相と重なる大正に当てた物語なので、このときに読むからこそ伝わるものが多くあると思います。もちろんこれから100年先に振り返るときも、きっと人の心の癒しになることでしょう。
厳しい状況の中で、誰かに向けられる強烈な悪意の中で、どうやって争いを癒すのか、己の心を守るのか、相手を赦すのか。きっとあなたのためになる何かがここにはあると信じています。
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以下、ネタバレを含みます。
散文、時間の許す方のみお付き合い下さい。
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まほろさんの本名が、真に秀まれる道、ご両親の名から一つずつもらいうけたものというのは、激アツでした……。この時代のお医者さんはまだ、ロックフェラー医学の売国奴ではなかったのだなぁと。無限に湧き出す金銭を手にして、本当に、患者さんたちの幸福と健康のために全てを捧げるなんて、綺麗事を絵に描いたような人柄です。感服致しました。空想の物語で片付けるには惜しいほど、こういう日本人は、たしかにいたのだろうと感じさせる不思議な説得力を感じました。先祖の罪も、先祖の徳も、諸共に愛し、感謝します。
まほろさんと狭霧さんのラブロマンスぶりも、どこか、「わたしの幸せな結婚」を思い出させるあまあまぶりでニヤニヤしました。どちらかというと、雨咲さんの前著・暁からすの嫁さがし の面影があると申しましょうか。筆者の作品を追い続けている読者皆さんにはたまらない胸キュンでしたことでしょう。笑 もちろん私もです。笑
喜恵さんや良助くんの、失いたくないものを失い続けて、それでも自分を救おうとしてくれる人の善意に素直になっていく様子や、それに惹かれて自分を虐げる悪意に向き合って、己の心を守る覚悟をするまほろさんの成長譚も胸が熱かったです。特に、喜恵さんは、心救われて尚、悪意が完全になくなることはない、それでも少しでも人にとって、己にとって良かれと生きていくと認めている様子が、なおさら私にとっては素直に響きました。感動体験をしたからといって、簡単に人格が変わるようなら、誰も生き方を間違えたりはしませんから。己の欠点や他人の未熟さも含めて、思うようにならない苛立ちや悲しみも含めて、喜び恵みに感謝する尊い心が現れます。闇が濃いほど光はまばゆい。世界は相対、関係で出来ているので、悲しみや悪の役目もまた、必要だと私は思うのです。※カルロ・ロヴェッリ『Helgoland』参照
それにしても、悪役の清々しいことよ。笑
このあたりの成敗の爽快感は、なんだかんだ時代劇らしいノリも含められていて、赦し、改める機会は与えるけれど、心や命、信頼を侮辱した罪はきっちり支払わせるというあたり、けじめがあっていいと思います。罪を見てみぬふりをしているのではなく、友の必要悪を悟り、それでもこれを共に改めて行けるように手を尽くす。ニヤニヤと賄賂を受け取る相手と握手をしているだけではまるで友好など務まりません。C国と友好関係になりたい!と熱心な、永田町やワシントンの議員たちはどうにもそうしたニヤニヤが拭えませんものね。せめてウイグルチベット問題を言及した上で、友好を語ってもらいたいものです。
まだまだ語りたいことはたくさんございますが、狭霧さんの萌えどころ、まほろさんのかわいいところ、ほかの胸キュン豊かな女性読者みなさんにお譲りして、つい政治的に見てしまうヤロウはこのあたりで退散仕ります。……御影くんとの喧嘩っぷりも面白かったなぁ……景明さんと雪車町みたいな※装甲悪鬼村正
以下、脳内劇場配役です。
細かな配役に関しては皆さんの自由にお任せ。
主演のお二人のみ、ご案内いたします。
狭霧:寺島拓篤さん まほろ:佐藤聡美さん
です。いわずもがな、ご夫婦!
自信がない女の子を、不器用ながら見守り、共に歩む青年という様子がね、しかも時代劇となるとね、もう、ほんとこの2人、似合いすぎなのですよ。笑 湊斗景明さんと宇治松千夜さん! え?景明さんは石川ゆうすけさんでしょって?そこは魂のご兄弟ということでどうかひとつ。 -
Posted by ブクログ
明るくて天真爛漫な平民だけどお金持ちな商人の家に生まれたヒロインとその隣の領地を治める貴族の嫡子だったヒーローのお話。
冒頭、2人が幼少期に穏やかに仲を深める様子が描かれていてほのぼのと微笑ましく見守っていたのですが、とある出来事をきっかけに事態は一変( °-° )
想像以上に根深い事件にはいろいろな事柄が絡んでいてヒロイン側の出会いにも事件に繋がる鍵が存在しててそこが繋がるのか......と数々の伏線と不穏な状況に手に汗握りました......!
再会したヒーローはヒロインが一目惚れした優しい笑顔ではなく、孤高の冬狼と呼ばれる程の冷徹騎士に変貌していて驚きましたが、事情を知って納得しました。王子様も2人の様子を見て察するほどの、ヒーローがヒロインを遠ざけようとした理由にはヒーローの境遇を思うと切ないのですが、あまりにも分かりみが深すぎて思わず笑っちゃいました((( *艸))クスクス
ラヴィの「いいことを思いつきました!」は色んな意味で強いですね((( *艸))クスクス
嫌な予感しかしないけどどこからその発想が?!な分からないびっくり箱要素も含めて好きなんだと思うとこれは惚れた弱みですね笑
アニメイトSSで語られるヒーロー側の思いもニヤニヤ読みました♡
夏鳥と冬狼でお似合いだと思います(*^^*) -
Posted by ブクログ
ネタバレとっても...とっても素敵な最終回でした(´;ω;`)終わってしまったのが本当に淋しいです......。
1巻からたくさんの出会いと別れがあり、今巻でもたくさんの出会いと別れがあってそのたびにじんわり涙ぐみ、すぐに会いに来てくれたあの子にはもうボロ泣きしました( ; ; )
奈緒の心は真っ直ぐで優しさを知っていて、妖魔に取り憑かれた人の心にゆっくりと染み込んで悲しみを包み込み、温かさを思い出させてくれる......そんな言葉の数々に心を動かされたのは人だけじゃ無かったということですね(* ˘͈ ᵕ ˘͈ *)✾
妖魔で関わった人達と縁を結び、少しずつ思いが繋がって明るい未来に繋がっていく。人の思いの醜い部分も綺麗で尊い部分も色んな思いを感じることのできる作品だったと思います。
「人喰い」との戦いは文字通り総力戦で、たくさんの思いが繋がって大きな力に、2人の助けになったことにじんわりしました。
一緒にいれば、近いからこそ相手に対する妬みや不満が生まれることもありますが、それに負けないくらい大切だと思う気持ちが闇に落ちそうになった心を落ちないところで繋ぎ止めてて、心の弱い部分も強い部分も誰しも持っているんだと改めて感じさせられます。
そして今巻での問題は「人喰い」だけではなくもう1つ。
2巻で思いを通わせ実質的に婚約関係になった奈緒と当真ですが、この時代娘の結婚に立ちはだかる最大の壁と言えばやはり父親ですよね笑
頑固なところが本当によく似てて、読んでたらお父さんの気持ちもよく分かるなぁ不器用だなぁと微笑ましかったです(*´艸`)
赤月の方がよっぽど親っぽくて笑
奈緒は当真にとっての日輪であり、当真は奈緒にとっての月輪。素敵な夫婦と1匹と1羽でこれからも縁側で暁を眺めるような、そんな幸せで穏やかな日々を送っていって欲しいです(•ᵕᴗᵕ•)♡ -
ネタバレ 購入済み
運命に翻弄され笑顔を無くしたヒーローを違う意味で翻弄する猪突猛進型ヒロイン。
ヒーローの背景や事件の内容は重いはずなのに、軽やかな雰囲気が漂う不思議な読み心地。ヒロイン様々だわ。
振り回されながらも笑いが絶えない未来しか見えない!お似合いの二人。 -
ネタバレ 購入済み
メインに男性側を置くのは珍しいですね。常日頃からヒーローサイドのお話を待ち焦がれている身としては嬉しいかぎり。
さて、肝心の内容はというと。ストーリーは王道だが視点が違うだけで新鮮に映る。
ヒロインも非常に可愛らしく、狡猾なヒロイン兄と合わせてナイスキャラ。王太子もなかなか濃い。
締めるところはきっちり締め、だけど重くなりすぎずちょうど良い塩梅のさじ加減が絶妙。
作者様の他の作品も是非読みたい。
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購入済み
ドロドロなのに、大笑いできるお話です。
猪突猛進なヒロインが、辛酸を舐め尽くしたヒーローに、笑顔を取り戻す。
笑って、憤慨して、泣いて、怒って・・・。
楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレキャラクターボイスを脳内補完しながら読むようになったら、あなたもわたしもオタクの仲間です。笑 ちなみに私は石川界人さんと富田美憂さんをイメージしていました。
いやはやおみごとな浪漫小説です。続きが大変に楽しみです。私のペンネームによろしく、カラス大好きマンとしては、カラス要素がたくさんあって最高に楽しめました。赤月さんかわいい(そっち?)(松原始並感)
文春さんから発行されているということもあり、外国万歳日本卑屈とばかりに表現されるかと思いきや、大正に向かいつつある際の「学歴エリート」や「プロレタリアート文学」に影響された男尊女卑を描きつつも、「伝統を誇りに思う気持ちはある」として伝えているのが見事です。
当然ですが、日本はもともと教育勅語や記紀を通じて、高い倫理観を持っていたとはいえ、そうではない激しい感情や卑しい妬ましさなどを持つのは、どの国、どの時代でも同じことです。
同調圧力や謂れのない風潮に身を置き、それを嫌だと思う気持ちと、それでも自分が生かされているのはこの国の歴史と伝統のおかげと思う気持ちは、別物なのです。坊主憎ければ袈裟まで憎いの如く、なかなか分けて考えるのは感情的に難しいのですが、本当は違うものなのです。
全てがあやかしのせいではなく、けれど確実にあやかしに心を囚われてしまった人たちもいる。これはきっとフィクションではなく、現実のわたしたちもきっとそうなのではないかと思います。
太陽が地球を同時に照らすことがないように、全ての人が「同時に」救われることはきっとないのでしょう。
それでも、太陽はやがて必ず闇を照らしてくれるように、全ての人たちが、時を経て、穏やかに生きられますように———そんな祈りを込めつつ、次巻をお待ちしております。