河﨑秋子のレビュー一覧

  • 夜明けのハントレス

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    暑くなって里に降りてくる熊は減った(報道では)ようやけど、人間のエリアを勝手に広げたせいで、野生動物が生きにくくなっているのも事実。川﨑先生の、生きものに対する敬意と生命に対する敬虔さが本作にも活きている。中高生にも読んでほしい。

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    2026年08月15日
  • 夜明けのハントレス

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    感想
    こちらもハンターになるにはどうする?という知らない世界を覗ける感じで面白い。

    クマにも狩りが下手なものや臆病なものなど色々いるんだな。


    あらすじ
    岸谷万智は札幌の大学に通う21歳。高校の頃はトレイルランニングにハマるも、大学で何か打ち込めることがないか探していた。彼氏の家で見つけた狩猟雑誌からハンティングに興味を持ち、鉄砲店で知り合った新井からハンターになる方法を教えてもらう。マチが狩猟に挑戦することを恋人や親友に打ち明けるも理解が得られず離れていく。

    マチはその後、免許を取得して、初めての猟で鹿を仕留める。4年になり、アウトドアメーカーから内定をもらう。2シーズン目に山に入った際に猟友会を出て行った勇吾と出会う。その後、初めて一人で山に入り、遭遇したクマを仕留めて悩む。高齢のアヤ婆に話を聞きに行く。マチは経験を積んでいく。

    就職して狩猟から遠ざかっていたが、アヤ婆の山で単独猟に出る。途中で山菜取りに行った夫婦が熊に襲われることがあり、アヤ婆がライフルを持って救助に駆けつける。夫婦は怪我で済んだが、その影にはSNSをやるハンターがチラついた。

    そのうちゆるハンターを名乗る二人を見つけて事情を聞くとクマを追い立てて、肉を設置していたことが判明する。勇吾とマチは森の中に入り、クマの痕跡を見つける。勇吾はクマに体当たりされて怪我をする。マチは一人でクマを追い立て、仕留める。

    マチは絶縁していたえみりと仲直りする。また、会社の先輩の織田と付き合う。マチは3年経って、新人ハンターと森に入る。

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    2026年07月28日
  • 隣の畑は青々と

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    北海道・十勝の農家のリアルを描いた物語。

    後継者問題や昨今の異常気象による農作物被害での課題などさまざまなことに当事者たちの悩みや葛藤は尽きない。

    今作は、これまでの熱く骨太な(勝手に河﨑さんの作品のイメージである)はなく、丁寧に家族ひとりひとりの思いを綴っている。
    ときに何気ない優しさや思いやりなども感じる。
    それも丁寧な描写でわかりやすい。
    大袈裟でもなく、実話のような雰囲気。
    特に高校生の千紗の思いは、今どきの女子高生と一括りには出来ないほど、人のことをよく見ていろんなことを考えているのがわかり、これからを応援したくなった。







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    2026年07月27日
  • 隣の畑は青々と

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    河崎秋子さんの作品は、人の感情・心情がリアルだなといつも思う。登場人物が、自分の身近な人のようにさえ感じる。

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    2026年07月27日
  • 隣の畑は青々と

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    河﨑秋子作品は迫力のあるものが多いが、
    この作品は、日常のありきたりを描いた
    もので驚いた。スラーっと読んでしまった。

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    2026年07月26日
  • 隣の畑は青々と

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    硬派なイメージがある河﨑作品だが、こういう柔らかい感じの農家の日常と思考を語る作品も悪くない。やはり文章は上手いので自然とストーリに入っていける。まあでも河﨑作品の本筋ではないとは思う。なんかU-NEXTが出版元の書き下ろしなんだけど、映像化でもするのかしら。。

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    2026年07月26日
  • 夜明けのハントレス

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    ネタバレ

    出自や容姿が完璧でも、それが足を引っ張ることもあること、男社会の猟友会内部や狩猟免許を持つことへの偏見、リアリティがある描写が面白くてぐんぐん読み進めた。

    父親や狩猟関係者、職場にも人格者が多くて、主人公が葛藤しつつ成長していくところは面白かった。
    最後、ちょっと暴走しすぎだし、あの単独行動はアリなのかなあ、結果良ければすべてよし?と若干気になるところも。あと、私は登山が好きなので、「ざまあみろ」という織田さんの感情は理解できないし、そこもモヤモヤポイントだった。

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    2026年07月25日
  • 清浄島

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    北海道で読むものがなくなって買った。
    すばらしい。エキノコックス…
    葛藤を冷静に描いていて、読んでいて胸が苦しくなるけど励まされるような気持になった。

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    2026年07月22日
  • 介護者D

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    真面目だけが取り柄で要領の悪い姉
    何でもそつなくこなす優秀な妹
    連れ合いに先立たれた父

    全てではないけど、自分の境遇と重なるところが多くのめり込んで読んだ。琴美の、父や妹への心の中での罵倒の言葉が「ほんとそれな!!」って感じで、読んでいてスカッとしたところが何度もあった。

    作中の『優等生も劣等生も、結局はそれぞれの人生を生きていく』という一文がとても心に残った。
    誰かと比べて優劣をつけたりつけられたり、そんなことばかり気にしてる『D』の自分を、緩やかに肯定してもらえた気持ち。
    ラストシーンは、本当に心から良かったね、と思えた。

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    2026年07月13日
  • 隣の畑は青々と

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    農業界隈での”連作“は大概避けなければならないが、河﨑小説の連作ならば心配御無用。読後は隣の畑より肥沃な土壌に様変わりしているはずだ。

    ―――隣家と数百メートルの距離はあっても、地縁は四方八方に根を張っている。一つ屋根の下で暮らす家族同様、同業の内情に精通した地域付き合いがここにはあった。

    農作業の疲労の上にのしかかる、余計なしがらみや好奇の目。足掻く主人公たちを、折り合いの糸口へ導いてくれるのはそんな同業者だったりして皮肉だ。
    混合リレーのバトンパスにミスなし。朗らかにおおらかに読み通せる小説だ。

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    2026年07月12日
  • 隣の畑は青々と

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    河﨑秋子の最新作。十勝に暮らす畑作農家の内面を丁寧に描く。
    畑作農家が主役だけど、なんとなく流れる息苦しさや不穏な空気はどんな地域、どんな職業でも共通している。
    お姑さんとの関係
    地域からの見た目
    移住してきたけど居場所がない…
    そんな中で見えてくる「希望」とは。
    続編頼みまーす‼️

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    2026年07月02日
  • 介護者D

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    すごく良かった!主人公の心情がリアルに緻密に綴られていて惹き込まれて一気読みでした。河﨑さん素晴らしいですね。近藤史恵さんに出会ったときのような感じ

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    2026年06月30日
  • 夜明けのハントレス

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    直木賞作家 川崎秋子作品 2冊目
    前回読んだ「ともぐい」は手負いの熊とマタギの対決を中心に描いていたが
    今回は女子大生のマチが、狩猟に興味を持ち ハンター免許を取り 
    熟練した先輩たちにもまれながら 熊と対峙するまでになっていく。

    昨今の熊と人間との問題を リアルタイムで表現したような作品
    (都会に住んでるから)、(熊の生息地ではないから)
    そんな他人事のように感じていた読み手に 自然との共存
    危害を加えた獣の扱い 理由はどうあれ生物の命を奪う行為とは・・・・
    そして 「ハンターとはどうやってなり どんな人たちなのか」
    知らない事を知っていく楽しさと 自然と戦う主人公たちの迫力があいまって
    ページをめくる手が止まらなかった。

    まだまだ成長過程にある主人公を通して知る世界だからこそ
    読んでる人の考えを問うてるような気がする そんな1冊でした。

    ちょうど山間部を訪れた時 持って行った1冊だったので
    「熊に注意!」の看板を見ては ビビりまくってました。

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    2026年06月29日
  • 夜明けのハントレス

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    ハンターの世界に飛び込んだ北海道の女子大生の話。銃の扱いとか山登りとは全然違う歩き方とか、知らない世界の話で面白かった。

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    2026年06月17日
  • 隣の畑は青々と

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    初めて河崎さんの作品を読んだけどとても良かった!北海道の農家を舞台にした連作短編集。現代の田舎暮らしの描写や人物の心情がリアルで等身大で惹き込まれました。

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    2026年06月10日
  • 森田繁子と腹八分

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    【声を大にして言い切りたい。この小説は河﨑さんにとって、初のドラマ化になると思う】
    主人公は第一印象が最悪?!な森田繁子。日本のみならず海外でもあらゆる経験を積んだらしい、農業コンサルタントだ。
    依頼人からの罵倒、不信感、煽りに揺らぐことなく、根気強く向き合い的確に問題点を突き止めていく。
    彼女の隠しきれない感性と知性が迸る、完成度の高いエンタメだ。

    依頼人と共に汗を流せば、お腹が鳴る。食事風景の描写もこの小説の大きな魅力。
    そして著者が持つネイチャーフィールドの世界観は、森田繁子によって更に開発が進んだと思う。

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    2026年06月08日
  • 夜明けのハントレス

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    ハンターになった女子大生の話。

    娘の友人が狩りのサークルに入り鹿を追い掛けているらしい(男ではなく)。なにゆえそうなった??(中高ファゴット吹いていたのに)。娘も分からないらしく、この本を読めばわかるかと思ったが、やはりわからない。熊の居る山に入って行くなんて怖すぎる〜〜!

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    2026年06月08日
  • 夜明けのハントレス

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    ダヴィンチプラチナ本から。著者の作品の中でも好きな方。タイムリーな熊害の話題のせいか。ただ、早々に仲違いしてしまう親友はまだしも(終盤での登場もあるし)、恋人を登場させたのは何のためだったのか、自分的にはちょっとよく分からず。

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    2026年06月01日
  • 清浄島

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    寄生虫×河﨑さんとか買うしかない。
    エキノコックス、小説の素材にするには地味ではないかと思っていたが、そこはさすが河﨑さん。登場人物の苦悩や葛藤、人間臭さがうまーいこと書かれており、エキノコックスの地味さをカバー。いやぁ、すごい。

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    2026年05月25日
  • 夜明けのハントレス

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    お金かかるんですね〜。そりゃそうですよね。
    学生が狩猟始めるならお金持ちの家の子じゃないとキツそうですね。

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    2026年05月20日