河﨑秋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想
こちらもハンターになるにはどうする?という知らない世界を覗ける感じで面白い。
クマにも狩りが下手なものや臆病なものなど色々いるんだな。
あらすじ
岸谷万智は札幌の大学に通う21歳。高校の頃はトレイルランニングにハマるも、大学で何か打ち込めることがないか探していた。彼氏の家で見つけた狩猟雑誌からハンティングに興味を持ち、鉄砲店で知り合った新井からハンターになる方法を教えてもらう。マチが狩猟に挑戦することを恋人や親友に打ち明けるも理解が得られず離れていく。
マチはその後、免許を取得して、初めての猟で鹿を仕留める。4年になり、アウトドアメーカーから内定をもらう。2シーズン目に山に入った際に猟友会を出て行った勇吾と出会う。その後、初めて一人で山に入り、遭遇したクマを仕留めて悩む。高齢のアヤ婆に話を聞きに行く。マチは経験を積んでいく。
就職して狩猟から遠ざかっていたが、アヤ婆の山で単独猟に出る。途中で山菜取りに行った夫婦が熊に襲われることがあり、アヤ婆がライフルを持って救助に駆けつける。夫婦は怪我で済んだが、その影にはSNSをやるハンターがチラついた。
そのうちゆるハンターを名乗る二人を見つけて事情を聞くとクマを追い立てて、肉を設置していたことが判明する。勇吾とマチは森の中に入り、クマの痕跡を見つける。勇吾はクマに体当たりされて怪我をする。マチは一人でクマを追い立て、仕留める。
マチは絶縁していたえみりと仲直りする。また、会社の先輩の織田と付き合う。マチは3年経って、新人ハンターと森に入る。 -
Posted by ブクログ
直木賞作家 川崎秋子作品 2冊目
前回読んだ「ともぐい」は手負いの熊とマタギの対決を中心に描いていたが
今回は女子大生のマチが、狩猟に興味を持ち ハンター免許を取り
熟練した先輩たちにもまれながら 熊と対峙するまでになっていく。
昨今の熊と人間との問題を リアルタイムで表現したような作品
(都会に住んでるから)、(熊の生息地ではないから)
そんな他人事のように感じていた読み手に 自然との共存
危害を加えた獣の扱い 理由はどうあれ生物の命を奪う行為とは・・・・
そして 「ハンターとはどうやってなり どんな人たちなのか」
知らない事を知っていく楽しさと 自然と戦う主人公たちの迫力があいまって
ページをめくる手が止まらなかった。
まだまだ成長過程にある主人公を通して知る世界だからこそ
読んでる人の考えを問うてるような気がする そんな1冊でした。
ちょうど山間部を訪れた時 持って行った1冊だったので
「熊に注意!」の看板を見ては ビビりまくってました。