河﨑秋子のレビュー一覧

  • 森田繁子と腹八分

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    森田繁子と腹八分。河﨑秋子先生の著書。森田アグリプランニング社長で農業コンサルタントの森田繁子。森田繁子が獣害問題、後継問題、夫婦の問題まで解決するのが心地よい。森田繁子と腹八分というタイトルに目を惹かれます。食事は腹八分が健康的なことはわかっていても腹八分でストップすることはむずかしいですよね。私はいつも腹八分ではなくてお腹一杯食べてしまう。

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    2025年08月11日
  • 森田繁子と腹八分

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    森田繁子さん、最高です!巨体にしっかりメイクとファッション、そして頭は滅法切れて、尚且つ素晴らしい食べっぷり、そして真の意味で優しい。お互いの腹八分の満足を目指して問題解決していく様は痛快!バイトのヤマダ君への接し方も上司として素晴らしい。私もこういう人のもとで働きたいと思った!シリーズ化されるのを楽しみにします!

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    2025年08月02日
  • 森田繁子と腹八分

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    ネタバレ

    美味しそうに食べさくさくと仕事をし礼儀正しく人の機微にも通じている森田繁子さん。
    ビジュアルには圧倒されそうだけれどこんな人好感持たずにはいられないでしょう。
    どんな人生を歩んできたのかもさることながら、ちょっとワケアリそうな娘と孫の話が向こう脛(泣き所ってことでしょうね)という章でチラ見せされているのがとっても気にかかります。
    それにしてもでてくる食べ物がみんな美味しそう。読後装丁を見返すと繁子さんのようにお腹が鳴りそうです。
    続きが楽しみな一作が登場しましたね。次はどんな人たちが出てきて、どんな風に手腕を振るうのか、モリシゲさん2作目早くも待ち遠しいです。

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    2025年06月24日
  • 森田繁子と腹八分

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    鳩護いらいのライトによめる作品でした。
    スローライフ、酪農、兼業農家、外来種、
    森田繁子がさまざまな難題にどう落としどころをつけるのか
    ワクワクしながらあっという間に読み終えました。
    帯によるとシリーズ化するようなので続編楽しみに待ちます。

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    2025年06月11日
  • 森田繁子と腹八分

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    ネタバレ

    この本の作者って「愚か者の石」の河崎秋子やんな?と思ってしまった。こんなコミカルというかユルめの作風もできるんや。

    派手目の化粧とスーツパンプスに深紅のBMWで登場する、50代農業コンサルタント森田繁子の目線で現代日本の第一次産業の問題をテーマにした連作短編小説。

    シカの駆除問題から、スローライフブームを皮肉る1作目、ヤギ牧場経営を描いた2作目、Uターン帰農の若い夫婦と祖父のすれ違いから農家の後継ぎ問題をテーマにした3作目。

    後半の作品になるにつれて、テーマが身近になってくる。それが意図されたものかはわからないけど、読んでて引き込まれていく構成にもなっていた。

    連作短編の魅力である、登

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    2025年05月07日
  • 森田繁子と腹八分

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    現場に駆けつけ、重機を巧みに操縦、農機具修理も難無く熟す。泉のような農営知識を駆使した上に、人間をも診断できる女、森田繁子。彼女の『アメリカ国防総省につてがあるので衛星写真を入手』発言…只者ではない。彼女の私生活や過去が興味深すぎる。放っておけない。是非とも続編を。

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    2025年03月17日
  • 森田繁子と腹八分

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    圧倒的な外見とそれに似合わない細やかな気遣い。
    強靭なメンタル、旺盛な食欲、仕事の的確さ。
    何をとっても魅力的で目が離せなくなる森田繁子。
    バイトの山田くんもいい味で、ぜひ続編を!

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    2025年03月02日
  • 鳩護

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    単行本で読んで、文庫本で2度目です。
    見た目は表紙のようにかわいい白い鳩。しかしその鳩には・・・という、河崎さんならではの動物感のある物語。
    それだけでなく、日常の女子のリアルな、甘すぎない生活も描かれていて、これまでの作者の小説とは別の分野を切り拓いたエンターティメント小説になっている。ゾワっとさせるところは変わらないのでご安心を。

    中身のことは単行本で書いたので、なぜ川上和人さんが解説をしているのかを書いておきたい。
    川上さんは鳥類学者で、フィールドワークに重きを置いている、つまり実際に海鳥の調査のために孤島に赴く。ハエが大量に口に入ってきても、ネズミが海鳥を全滅させる様子を目の当たりに

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    2023年08月13日
  • 鳩護

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    河崎秋子『鳩護』徳間文庫。

    『鳩護』に選ばれた者の数奇な運命を描く不思議な小説。これまでの河崎秋子の小説とはテイストが異なり、中村文則の『掏摸』に雰囲気が似ている。

    主人公の小森椿という女性会社員の漏らす仕事の不満がどこか滑稽で、やや深刻なテーマの中で一服の清涼剤になっている。


    ある日、マンションに独り暮らすアラサー会社員の小森椿が外の物音にベランダを見ると、真っ白な鳩が蹲っていた。鳩は怪我をしているらしく、飛び立つ様子もなく、仕方なく暫くの間、面倒を見ることにした。白鳩は椿に懐き、椿もハト子と名付け、可愛がる。

    そんな中、椿は会社の帰りに幣巻と名乗る怪しい男に「お前は俺の次の『鳩護

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    2023年07月17日
  • 隣の畑は青々と

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    現代農家の思惑を集められていた
    自分自身北海道の農家の息子として育ち、今は札幌に出て、企業に就職している。
    親が今一生懸命闘っている農業の現実に少しは向き合えた気がする本。これからどうしていくのか聞いてみて自分にできることを探していこうと感じた

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    2026年08月17日
  • 夜明けのハントレス

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    ネタバレ

    猟師ものだと熊との対決メインかと思いきや、決して熊が憎くて打ちたいわけではないというのが新しかった気がする。主人公が実家強めな設定も最初はなぜ?と思ったけど、年齢性別関係のない世界に飛び込んでいくために必要なだったのだなぁと納得。

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    2026年08月15日
  • 夜明けのハントレス

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    暑くなって里に降りてくる熊は減った(報道では)ようやけど、人間のエリアを勝手に広げたせいで、野生動物が生きにくくなっているのも事実。川﨑先生の、生きものに対する敬意と生命に対する敬虔さが本作にも活きている。中高生にも読んでほしい。

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    2026年08月15日
  • 夜明けのハントレス

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    感想
    こちらもハンターになるにはどうする?という知らない世界を覗ける感じで面白い。

    クマにも狩りが下手なものや臆病なものなど色々いるんだな。


    あらすじ
    岸谷万智は札幌の大学に通う21歳。高校の頃はトレイルランニングにハマるも、大学で何か打ち込めることがないか探していた。彼氏の家で見つけた狩猟雑誌からハンティングに興味を持ち、鉄砲店で知り合った新井からハンターになる方法を教えてもらう。マチが狩猟に挑戦することを恋人や親友に打ち明けるも理解が得られず離れていく。

    マチはその後、免許を取得して、初めての猟で鹿を仕留める。4年になり、アウトドアメーカーから内定をもらう。2シーズン目に山に入った

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    2026年07月28日
  • 隣の畑は青々と

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    北海道・十勝の農家のリアルを描いた物語。

    後継者問題や昨今の異常気象による農作物被害での課題などさまざまなことに当事者たちの悩みや葛藤は尽きない。

    今作は、これまでの熱く骨太な(勝手に河﨑さんの作品のイメージである)はなく、丁寧に家族ひとりひとりの思いを綴っている。
    ときに何気ない優しさや思いやりなども感じる。
    それも丁寧な描写でわかりやすい。
    大袈裟でもなく、実話のような雰囲気。
    特に高校生の千紗の思いは、今どきの女子高生と一括りには出来ないほど、人のことをよく見ていろんなことを考えているのがわかり、これからを応援したくなった。







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    2026年07月27日
  • 隣の畑は青々と

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    河崎秋子さんの作品は、人の感情・心情がリアルだなといつも思う。登場人物が、自分の身近な人のようにさえ感じる。

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    2026年07月27日
  • 隣の畑は青々と

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    河﨑秋子作品は迫力のあるものが多いが、
    この作品は、日常のありきたりを描いた
    もので驚いた。スラーっと読んでしまった。

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    2026年07月26日
  • 隣の畑は青々と

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    硬派なイメージがある河﨑作品だが、こういう柔らかい感じの農家の日常と思考を語る作品も悪くない。やはり文章は上手いので自然とストーリに入っていける。まあでも河﨑作品の本筋ではないとは思う。なんかU-NEXTが出版元の書き下ろしなんだけど、映像化でもするのかしら。。

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    2026年07月26日
  • 夜明けのハントレス

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    ネタバレ

    出自や容姿が完璧でも、それが足を引っ張ることもあること、男社会の猟友会内部や狩猟免許を持つことへの偏見、リアリティがある描写が面白くてぐんぐん読み進めた。

    父親や狩猟関係者、職場にも人格者が多くて、主人公が葛藤しつつ成長していくところは面白かった。
    最後、ちょっと暴走しすぎだし、あの単独行動はアリなのかなあ、結果良ければすべてよし?と若干気になるところも。あと、私は登山が好きなので、「ざまあみろ」という織田さんの感情は理解できないし、そこもモヤモヤポイントだった。

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    2026年07月25日
  • 清浄島

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    北海道で読むものがなくなって買った。
    すばらしい。エキノコックス…
    葛藤を冷静に描いていて、読んでいて胸が苦しくなるけど励まされるような気持になった。

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    2026年07月22日
  • 介護者D

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    真面目だけが取り柄で要領の悪い姉
    何でもそつなくこなす優秀な妹
    連れ合いに先立たれた父

    全てではないけど、自分の境遇と重なるところが多くのめり込んで読んだ。琴美の、父や妹への心の中での罵倒の言葉が「ほんとそれな!!」って感じで、読んでいてスカッとしたところが何度もあった。

    作中の『優等生も劣等生も、結局はそれぞれの人生を生きていく』という一文がとても心に残った。
    誰かと比べて優劣をつけたりつけられたり、そんなことばかり気にしてる『D』の自分を、緩やかに肯定してもらえた気持ち。
    ラストシーンは、本当に心から良かったね、と思えた。

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    2026年07月13日