河﨑秋子のレビュー一覧

  • 森田繁子と腹八分

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    河﨑秋子の作品にしては異色。
    豪快な見た目に、繊細な計画性、仕事が丁寧で何でもできて、人の心もうまく読む、スーパーウーマン森田繁子が主人公。

    森田繁子はフリーの農業コンサルタントで美味しいもの好き。
    事務所のアルバイトの山田くんが一緒にいるとドタバタコメディになってる。
    依頼人の幸せ願って100%の解決じゃなくて、腹八分がちょうどいいらしい。

    楽しくてよき。
    農業ってところも気に入った。
    河﨑秋子氏にとっては得意分野ですね。
    シリーズとして続いてくれたらいいのにな。

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    2025年08月12日
  • 森田繁子と腹八分

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    森田繁子と腹八分。河﨑秋子先生の著書。森田アグリプランニング社長で農業コンサルタントの森田繁子。森田繁子が獣害問題、後継問題、夫婦の問題まで解決するのが心地よい。森田繁子と腹八分というタイトルに目を惹かれます。食事は腹八分が健康的なことはわかっていても腹八分でストップすることはむずかしいですよね。私はいつも腹八分ではなくてお腹一杯食べてしまう。

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    2025年08月11日
  • 森田繁子と腹八分

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    森田繁子さん、最高です!巨体にしっかりメイクとファッション、そして頭は滅法切れて、尚且つ素晴らしい食べっぷり、そして真の意味で優しい。お互いの腹八分の満足を目指して問題解決していく様は痛快!バイトのヤマダ君への接し方も上司として素晴らしい。私もこういう人のもとで働きたいと思った!シリーズ化されるのを楽しみにします!

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    2025年08月02日
  • 森田繁子と腹八分

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    ネタバレ

    美味しそうに食べさくさくと仕事をし礼儀正しく人の機微にも通じている森田繁子さん。
    ビジュアルには圧倒されそうだけれどこんな人好感持たずにはいられないでしょう。
    どんな人生を歩んできたのかもさることながら、ちょっとワケアリそうな娘と孫の話が向こう脛(泣き所ってことでしょうね)という章でチラ見せされているのがとっても気にかかります。
    それにしてもでてくる食べ物がみんな美味しそう。読後装丁を見返すと繁子さんのようにお腹が鳴りそうです。
    続きが楽しみな一作が登場しましたね。次はどんな人たちが出てきて、どんな風に手腕を振るうのか、モリシゲさん2作目早くも待ち遠しいです。

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    2025年06月24日
  • 森田繁子と腹八分

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    鳩護いらいのライトによめる作品でした。
    スローライフ、酪農、兼業農家、外来種、
    森田繁子がさまざまな難題にどう落としどころをつけるのか
    ワクワクしながらあっという間に読み終えました。
    帯によるとシリーズ化するようなので続編楽しみに待ちます。

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    2025年06月11日
  • 森田繁子と腹八分

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    ネタバレ

    この本の作者って「愚か者の石」の河崎秋子やんな?と思ってしまった。こんなコミカルというかユルめの作風もできるんや。

    派手目の化粧とスーツパンプスに深紅のBMWで登場する、50代農業コンサルタント森田繁子の目線で現代日本の第一次産業の問題をテーマにした連作短編小説。

    シカの駆除問題から、スローライフブームを皮肉る1作目、ヤギ牧場経営を描いた2作目、Uターン帰農の若い夫婦と祖父のすれ違いから農家の後継ぎ問題をテーマにした3作目。

    後半の作品になるにつれて、テーマが身近になってくる。それが意図されたものかはわからないけど、読んでて引き込まれていく構成にもなっていた。

    連作短編の魅力である、登場人物の個性も、キーとなる森田繁子は勿論のこと、バイト助手の山田君はじめそれぞれしっかり描かれていて飽きさせない。
    青山美智子のような風呂敷畳みはないが、次作に続きそうな最後もあっさりしているようで期待が出来て良い。

    ゼロサムより腹八分目、その良さは色々しんどい想いを経てこそ実感できるんだろうなぁ。

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    2025年05月07日
  • 森田繁子と腹八分

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    現場に駆けつけ、重機を巧みに操縦、農機具修理も難無く熟す。泉のような農営知識を駆使した上に、人間をも診断できる女、森田繁子。彼女の『アメリカ国防総省につてがあるので衛星写真を入手』発言…只者ではない。彼女の私生活や過去が興味深すぎる。放っておけない。是非とも続編を。

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    2025年03月17日
  • 森田繁子と腹八分

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    圧倒的な外見とそれに似合わない細やかな気遣い。
    強靭なメンタル、旺盛な食欲、仕事の的確さ。
    何をとっても魅力的で目が離せなくなる森田繁子。
    バイトの山田くんもいい味で、ぜひ続編を!

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    2025年03月02日
  • 鳩護

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    単行本で読んで、文庫本で2度目です。
    見た目は表紙のようにかわいい白い鳩。しかしその鳩には・・・という、河崎さんならではの動物感のある物語。
    それだけでなく、日常の女子のリアルな、甘すぎない生活も描かれていて、これまでの作者の小説とは別の分野を切り拓いたエンターティメント小説になっている。ゾワっとさせるところは変わらないのでご安心を。

    中身のことは単行本で書いたので、なぜ川上和人さんが解説をしているのかを書いておきたい。
    川上さんは鳥類学者で、フィールドワークに重きを置いている、つまり実際に海鳥の調査のために孤島に赴く。ハエが大量に口に入ってきても、ネズミが海鳥を全滅させる様子を目の当たりにしても、過酷に鳥を追い続けており、机上の学者ではない、つまりは身体を張って学問する学者さんなのだ。
    その川上先生が、この小説の解説を書いたのは、河崎秋子という作家が「動物との距離を見誤らない」作家と見抜いたからだ。
    それもそのはず、もとは羊飼いで、身体を張って動物と向き合ってきたし、ニュージーランドや、師匠のところで勉強を重ねてきた。去勢も出産も生死にも携わってきた。一歩外に出ればヒグマもでる、エゾシカもいる、キタキツネもいる。動物の現場を知る人だからだ。
    川上先生は小説の中身についてはほとんど語っていないが、作者の動物を見る目と観察眼、甘すぎない距離感を絶賛している。

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    2023年08月13日
  • 鳩護

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    河崎秋子『鳩護』徳間文庫。

    『鳩護』に選ばれた者の数奇な運命を描く不思議な小説。これまでの河崎秋子の小説とはテイストが異なり、中村文則の『掏摸』に雰囲気が似ている。

    主人公の小森椿という女性会社員の漏らす仕事の不満がどこか滑稽で、やや深刻なテーマの中で一服の清涼剤になっている。


    ある日、マンションに独り暮らすアラサー会社員の小森椿が外の物音にベランダを見ると、真っ白な鳩が蹲っていた。鳩は怪我をしているらしく、飛び立つ様子もなく、仕方なく暫くの間、面倒を見ることにした。白鳩は椿に懐き、椿もハト子と名付け、可愛がる。

    そんな中、椿は会社の帰りに幣巻と名乗る怪しい男に「お前は俺の次の『鳩護』になるんだ」と奇妙なことを告げられる。鳩を護ることを宿命づけられた者。それが鳩護だというのだ。

    『鳩護』に選ばれた者に訪れる幸運とその幸運に支配され、道を踏み外す歴代の『鳩護』たち。白鳩とかつての『鳩護』たちの見せる夢に翻弄される椿の運命は……

    本体価格810円
    ★★★★★

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    2023年07月17日
  • 隣の畑は青々と

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    北海道の農業の現在を知ることができる。厳しいだけじゃない。苦しいだけじゃない。喜びや希望もある。ということがわかる。

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    2026年09月29日
  • 隣の畑は青々と

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    どうした河﨑秋子さん、なんて爽やかな小説を書くんだ。
    まるで青山美智子さんチックなほっこり爽やか系でびっくり。
    登場人物各々の想いに寄り添いながら読み進めていく、そんな小説。
    きっと農家の未来は明るい。

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    2026年09月23日
  • 隣の畑は青々と

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    大好きな河崎秋子の作品。
    土に贖うのような少し前の時代かつダークな雰囲気ではなく、現代の作品でありつつ家族や地域との葛藤がありつつも前向きな作品。十勝の風景が脳内に浮かぶ。

    最後の千沙の話しは、羊飼いをしていた作者と重ねて読んでしまった。

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    2026年09月22日
  • 森田繁子と腹八分

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    はい、ほのぼの系の河﨑秋子さんです

    わいは今後これらのほのぼの系をボーノ秋子作品群と呼ぶことにする
    例え本人からNGが出てもやめません

    とにかく主人公の農業コンサルタント森田繁子さんが魅力的すぎた
    学生アルバイトの山田くんも素直で好き

    しかし農業コンサルタントて!

    いやでもさー
    本職バリバリの農業従事者の方たちには申し訳ないけど、ちょっと楽しそうよね
    なんかそんな風に見せる秋子さんの筆力よ
    もちろん、自然を相手にするお仕事ですからね厳しいこともたくさんあるでしょう

    でもね、この楽しいと厳しいのバランスが絶妙なのよ
    秋子さんの文章も、繁子さんのコンサルも楽しいと厳しいの配分が八分と八分なのよね!

    八分と八分で十六分やないか!って?

    (ΦωΦ)フフフ…

    読めば分かる!

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    2026年09月21日
  • 森田繁子と腹あんばい

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    森田繁子シリーズは円満な大団円が魅力であり、争いごとには緩やかな解決策で決着をつける。

    牧草の栄養過多と搾乳の関係など、農事に関する知識の裏打ちある文章には説得力があった。

    巻を重ね森田繁子という主人公の姿が明らかになりそうな予感も、今後の作品への期待となって楽しみである。

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    2026年09月21日
  • 隣の畑は青々と

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    農業が好きなだけの私だけど、農家さんのリアルが描かれている気がして、やっぱり農家さんはすごいなぁと尊敬した。人の口にするものを安定的に作ることって、すごい覚悟や努力が必要だなと改めて感じた。

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    2026年09月01日
  • 隣の畑は青々と

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    4.0
    北海道十勝の農家さんとそれに近しい人たちのお話
    農家さんやそれぞれの人の悩みはいろいろ
    苦労もいろいろ
    農家さんと接することがないためそうなんだ〜と思いながらサクサク読み進められました

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    2026年08月27日
  • 夜明けのハントレス

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    ネタバレ

    狩猟しない人にも読んで欲しい。熊や鹿に大して考えさせられる。1対1で向き合うこと。
    織田さんの自然や動物に恐れやリスペクトを持てない人間は、結局どっかで危ない目に遭うよとの言葉が見に突き刺さった。

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    2026年08月26日
  • 隣の畑は青々と

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    現代農家の思惑を集められていた
    自分自身北海道の農家の息子として育ち、今は札幌に出て、企業に就職している。
    親が今一生懸命闘っている農業の現実に少しは向き合えた気がする本。これからどうしていくのか聞いてみて自分にできることを探していこうと感じた

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    2026年08月17日
  • 夜明けのハントレス

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    ネタバレ

    猟師ものだと熊との対決メインかと思いきや、決して熊が憎くて打ちたいわけではないというのが新しかった気がする。主人公が実家強めな設定も最初はなぜ?と思ったけど、年齢性別関係のない世界に飛び込んでいくために必要なだったのだなぁと納得。

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    2026年08月15日