介護者D

介護者D

1,799円 (税込)

8pt

私は介護者「D」ランクなのだろうか──東京で派遣社員として働く30歳の琴美。父親の体調のため札幌へ戻ることを決意したが、慣れない父子生活、同級生との差異に戸惑う。現代的な問題を軸に描く著者の新境地。

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介護者D のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    126介護で辛く暗くなるところを、推しがいたことでつまらない毎日に一瞬の光が差す。懸命に前向きに生きる一人の物語。北海道の毎日が伺えてよかったです。

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    Posted by ブクログ 2022年11月16日

    前半、というか読み始めて半分以上は、はっきり自分の思いを伝えられずにいる琴美にイラつく思いでいたが、施設への入所を決断した父と、解散コンサートで、きっちり琴美を認識してくれた「ゆな」の姿に涙が止まらなくなった。
    「推し」の存在と価値の重さは当人にしかわからないけれど、人が生きていくうえで、とてもとて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月18日

    子供の頃、塾経営をしていた元教員をしていた父親に学力ランク付けされ、出来の良い妹と比較された娘。
    母親が急逝し、その後、病気で介護が必要になった父は、雪かき要員と称して遠く離れて暮らす娘を実家に呼び戻す。
    もうこの時点で、父親の身勝手さにイライラしてしまう自分。
    娘も割り切れない気持ちで、でもアメリ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    塾経営者の親からDランクとつけられた主人公。仕事を辞めて親の介護と犬の介護を担う。推しのライブにも行けない。

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    Posted by ブクログ 2023年09月25日

    最近、歴史モノにはまっていて、700ページ超えの長編の合間に詠んだ一冊。
    タイトルから何となく手に取ったが、読み終わりは、主人公の新しい目標設定に、嬉しくなった。
    親の介護、姉妹の小さな確執、推し活、コロナどれも身近なテーマで入り込めた。

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    Posted by ブクログ 2023年06月24日

    「推し」の話も「介護」の話も身近な話。
    東京で暮らしていた琴美は父からの雪かき要員要請のために帰省するが、そのまま、足が不自由になった父の介護をするために札幌で暮らすことになる。
    塾の講師だった父は自分の状況を理解してはいても納得していない。何かと手が掛かる。
    そんな中で琴美の息抜きは東京に居たとき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月24日

    話では琴美をDランクなどと言ってるけどこんな親孝行な娘は今どき少ないんじゃないかなぁ。
    間違いなくAランクだと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    介護する側とされる側の本音が詰まっていた。

    主人公は東京で契約社員として働く猿渡琴美。
    脳卒中の後遺症で要介護度一になった父親から雪かき要因を名目に札幌の実家に呼び戻される。

    「本当にいやだな。俺は、爺さんになりたくない」
    本文中の父親の言葉が切なくも重い。

    当たり前に出来ていた事が出来なくな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月03日

    介護してもらう父とする娘。心削られながらも、父親だけでなく、痴呆ワンコの世話まで。「善意ばかりが集まっても物事良い方向に進むとは限らない」現実…。どうしようもないボケ権威親父。最後に人が変わるのは、都合良すぎ。ト書きのホンネが面白いけど、それでは会話成立しないか…。「推し」のような支え必要だね、荒波...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月04日

    もし自分が琴美のような境遇だったら。
    読んでいる間ずっと考えていた。
    親のみではなく,親のペットまで介護することになるとは。自分の先行きも分からないのに。
    今は目をそらしているけれど,いつかは直面することになるかもしれない介護問題は,私の解決できないテーマの一つでもある。

    琴美には妹がいるが,海外...続きを読む

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