河﨑秋子のレビュー一覧
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昨年の年初に読んだ『ともぐい』以来の河﨑秋子さんの作品。ただ生きるためだけに動物の命を頂き、その一瞬一瞬を生きる明治時代のマタギを描いていた。最期には熊との死闘が待ち受けていた壮絶な小説だった。
打って変わってこの『夜明けのハントレス』は現代の女子大学生が、あるキッカケからハンターを目指し成長していく物語だ。狩猟の様子は臨場感が溢れ、心の動きも丁寧に描かれているので、一旦読み出すと小説の世界に完全に落ちてしまう感じだ。
特に初めて熊に遭遇して散弾銃を撃ってしまうエピソードはリアリティがあった。熊は害獣だから駆除するのは当然だとか、それは人間のエゴだから許せないとか、そんな簡単に答えが出せるもの -
Posted by ブクログ
ネタバレ装丁と挿絵の鉛筆画が内容とその雰囲気にとても合っていて章を追うのが楽しかった。
河﨑先生の作品、クマと戦う人の話は何作目になるんだろう?とふと思ったけれど、どれも違っていてどれもその作品なりの迫力があってその描写力と読み手を引っ張っていく推進力がだんだんと増しているように感じられ本当に圧巻。
主人公を取り巻くほかの登場人物たちのキャラが凄く際立っているのがさすがです。
ご両親の懐の深さ、友達との別離、ハンター仲間たちの温かさ、職場の人間関係、どれも自然に伝わってくるのが本当に上手いなぁ。
特に、考え方や境遇の差で離れてしまったけどずっと気になり続けていた親友との関係性が終わったままにならなか -
Posted by ブクログ
唯一無二
そんな言葉がつい口をついて出る
いやまぁ小説家さんはそれぞれに唯一無二なんだが
当然そうなんだが、やっぱり河﨑秋子さんはちょっと独特感が強いよね
自然とガチンコでぶつかり合ってる気がするんよ
相撲協会も見習ってほしい
そしてもう熊である
なにしろ熊である
みんなちょっと考えようよ
昨今の熊問題
熊めっちゃ出るやん問題
わい思うにね
やっぱ人の命が一番上に来ると思うんよ
綺麗事は抜きにして、結局そこはそうだと思うのね
なぜかと言えば置き換えか可能だから
熊に襲われて怪我したとか亡くなられたとかってニュースを見聞きすると、どうしたって、もし自分だったらとか、もし自分の大切な人だ -
Posted by ブクログ
農業コンサルタント森田繁子が、その型破りな行動で、悩めるクライアントを救うという物語。
森田繁子のキャラが良すぎて、物語が進むにつれ、どんどん好きになってしまった。基本は農業に似合わない濃いメイク、派手な服装で戦闘力高め。ただTPOにあわせてスタイルを変える柔軟性もある。そして謎の経歴と人脈。
ご飯を凄いスピードで、且つ美味しく食べるところが好き。食べることに真摯に向き合う姿勢が更に人を惹き付ける。
彼女の謎が深まったところで、その謎に迫る「森田繁子の向う脛」が、絶妙なタイミングで入る。
キャラ一本だけと思いきや、獣害問題、後継者問題などの本質にも切り込む。
彼女のモットーは食べるこ