河﨑秋子のレビュー一覧

  • 森田繁子と腹あんばい

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    「森田アグリプランニング」社長の森田繁子が、再び…である。
    第2弾。

    今回も農業に潜む問題をズバッと解決するのだろうと思いきや、最初の依頼条件が孫の引きこもりをなんとかして欲しいと言う家庭問題で…
    断るのかと思ったが、仕事じゃなくて有給扱いということで真っ赤なBMWを走らせて青森へ向かう森田繁子。
    無理矢理、グイグイといくわけじゃなくお手伝いを…というかたちで観光案内をしてもらうことで、外へと出して行き…なにやら気づけば地域活性化に繋がっている。

    北海道でのマラソン大会では、改革を決めたスポーツ振興会の笠木のおもてなしが裏目に出て…
    牧場とのトラブルも森田繁子が介入することで、みんながいろんなことに気づき、改善したり新たな発見も生まれてくる。

    作物の盗難にもただ泥棒を捕まえるだけじゃなく、今後も被害にあわないためにどうするのが最善の方法なのかを見つける。

    50代で孫あり、身体は縦も横もデカく、派手な出で立ちだが、言葉遣いは丁寧、仕事も早くて食べるのも早い森田繁子さんは、今回も完璧な仕事をした。

    合間に登場の黒鉄権蔵さん…森田繁子の同級生で元身内という、その正体にまさか⁈と驚かされた。






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    2026年09月28日
  • 隣の畑は青々と

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    (ΦωΦ)フフフ…

    わいは知っているのだ
    なんだか硬派なイメージのある河﨑秋子さんだが、実はほんわかのほほん人なのだってこと

    まぁぜんぜん勘違いかもしれんけど、それはそれでいいじゃない(自分に甘い)

    自然の荒々しさを無骨な文章で表現する

    大地の恵みを優しい文章で表現する

    どっちも河﨑秋子さんなんだなぁ〜

    そして今回は「家族」ってやつの色々の話
    「家族」ってなんだか難しいよねってところから、でもなんだかんだ一番の理解者だったりして、近いから遠い、遠いから近い、そんな存在
    それが「家族」

    そうなの?(お前が言ったのな)

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    2026年07月20日
  • 隣の畑は青々と

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    北海道の農家や周囲の人々の、諦念、後悔、希望、再生、調和、若さ、老い、未来など、それぞれの人物の思いが”隣り”ではなく自分と向き合う事で、初めて新たな道へと進んでいける力となる様を、地味ながら誠実な筆致で静かに伝えてくれていた。
    地に足のついた小説だった。

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    2026年07月20日
  • 隣の畑は青々と

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    初読みの作家さん。とても読みやすくいいことばかりでないのに読後感はさわやか。北海道の農家さんが抱えるあれこれ雑多な愚痴や悩みと共に生きる連作短編集。ハーベストでコーヒーとケーキ食べたいな~。

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    2026年07月09日
  • 森田繁子と腹八分

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    今まで読んできた川﨑秋子作とは、全くテイストが違う。びっくり。
    酪農の農業コンサルタントについて聞いたことはあったが、こんな農業コンサルタント、本当にいるのかな。いてほしいな。
    腹八分って、健康維持するための金言だけれど、人と人の付き合いは、お互い八分が1番いい感じに治まる、なるほどそうかもな。いつも10を求めて残念な気持ちになってるかもな、と思った。

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    2026年07月04日
  • 清浄島

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    救命救急センターの一員として、コロナ禍では自らも厳しく制限されたし、患者さんやご家族にも制限をお願いしてきた。学生時代に僅かながら貝の撲滅活動に従事したことなども思い出す。大きな仕事を覗かせてくれる作品であったが、それに従事した方々の苦労も、私たちが一つ一つ積み上げてきた苦労も、大小違わなかった。

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    2026年06月11日
  • 夜明けのハントレス

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    昨年の年初に読んだ『ともぐい』以来の河﨑秋子さんの作品。ただ生きるためだけに動物の命を頂き、その一瞬一瞬を生きる明治時代のマタギを描いていた。最期には熊との死闘が待ち受けていた壮絶な小説だった。
    打って変わってこの『夜明けのハントレス』は現代の女子大学生が、あるキッカケからハンターを目指し成長していく物語だ。狩猟の様子は臨場感が溢れ、心の動きも丁寧に描かれているので、一旦読み出すと小説の世界に完全に落ちてしまう感じだ。
    特に初めて熊に遭遇して散弾銃を撃ってしまうエピソードはリアリティがあった。熊は害獣だから駆除するのは当然だとか、それは人間のエゴだから許せないとか、そんな簡単に答えが出せるものでもなく、考えさせられた。
    この小説も熊との対決で最後を飾っている。なぜか泣けてしまうのだ。精神性は『ともぐい』を引き継いでいた。生き方としての狩猟だとも言える。

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    2026年06月02日
  • 夜明けのハントレス

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    ネタバレ

    装丁と挿絵の鉛筆画が内容とその雰囲気にとても合っていて章を追うのが楽しかった。
    河﨑先生の作品、クマと戦う人の話は何作目になるんだろう?とふと思ったけれど、どれも違っていてどれもその作品なりの迫力があってその描写力と読み手を引っ張っていく推進力がだんだんと増しているように感じられ本当に圧巻。

    主人公を取り巻くほかの登場人物たちのキャラが凄く際立っているのがさすがです。
    ご両親の懐の深さ、友達との別離、ハンター仲間たちの温かさ、職場の人間関係、どれも自然に伝わってくるのが本当に上手いなぁ。
    特に、考え方や境遇の差で離れてしまったけどずっと気になり続けていた親友との関係性が終わったままにならなかったことに救われました。

    自分は主人公とは逆のことを友達に言われたことがあり「辛いことない恵まれた平和な家庭環境でずっと育ってきたから、辛い家庭環境で通じ合っているあなたたち(私と別の友達)と話しているとあんたには分からないって遠回しに言われてるようで入り込めない。仲間になれないって感じる。なんか平和でごめんって思う」というような。
    環境や育ちの差って本人にはどうにもできなきことだから、そんなふうに友達に思わせてたのかと衝撃を受けたことがありました。
    p92の主人公と友達のやり取り、自分の学生時代を思い出しました。
    「うん、ごめん。分かんない」
    わかろうとしてもわからないことってどうしょうもなくありますね。
    特に若い時には。仕方ないこともある。

    確かにこの主人公は恵まれている。この若さで狩猟がやれるというのは財力的に恵まれた環境にあるのだ、というのはこの若さの主人公を考えたときの設定として必要条件なのだろうけれども、そこにそれ故の人間関係の難しさを乗せてくるのがさすが河﨑先生だなぁと。友達だけでなく職場の新人研修というところでもそれに触れてくるところが良かった。
    ところどころに孤独について触れられているけれども、改めて考えると本書のタイトルからもう孤独の匂いがしますね。タイトルうまいなぁ。

    このご両親がいいですね。叱られないからこそ沁みるってあると思う。
    心配は最大限しているけど決して娘のやりたいことを妨げない、怒られて当然の場面でも「もう大人だから」と娘の判断に口出ししない。
    こういう態度は出来そうで出来ないことのほうが多いのじゃないかなぁ。こういう両親に育てられたらマチのように真っすぐで肝の座った人間が確かに出来上がるかもしれないですね。

    三石という人物が登場したのが良かったなぁ。こういうやな奴がでてくると俄然物語は面白くなりますね。そしてこの、何だか最初から合わない、感じの悪い人物が実は人とコミュニケーションを取るのに不器用なだけでもしかして中身小中学生?ってなったあたりからちょっと見る目がかわります。
    それから猟に対する姿勢には共感できるところが少しずつ見えてくるところに人物を描き出す筆のうまさを抜群に感じました。
    口を開けばムカつくことしか言わないこの男が読み進めるにつれて段々と好きになっていくのが作者の仕掛けに乗せられていくようで楽しかったですねぇ。
    特に第4章の山で二人になって一緒に熊を追っていくところからはグイグイと読まされて目が離せなくなっていきました。「腹を括れ」
    このクライマックスへの持っていき方、そしてこの獲物であったクマの個体がどういう個体であったのかという事実、どうしてこのクマがここに現れたのかという人間の傲慢の結果だった因果、やりきれなさとともにこの猟の結果がどう決着するのか見届けるまで、途中で本を置くことができなくなりました。いやぁすごかった。

    安易に何でもアップするSNSに対する批判も込められているようだし、クマとの共存、クマを駆除することの是非、小説として面白いだけでなくそういう社会問題もちょっと考えさせられます。
    しかしあまり重くはせず、そういう現実もあるとそのあたりは筆致としてはカラッとしていたように思います。あくまでもそれは小説の仕掛けとして盛り込むのがメインで、そのあたりの混ぜ込み方?のバランスも絶妙。

    河﨑先生の新しいクマとの戦いの物語もやはり最高に面白かった。
    この人間模様、映画で見てみたいなぁと思うけど昨今の熊出没状況を見てたら実写化は危険過ぎて難しいでしょうね。きっと。

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    2026年05月16日
  • 夜明けのハントレス

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    唯一無二

    そんな言葉がつい口をついて出る
    いやまぁ小説家さんはそれぞれに唯一無二なんだが
    当然そうなんだが、やっぱり河﨑秋子さんはちょっと独特感が強いよね
    自然とガチンコでぶつかり合ってる気がするんよ
    相撲協会も見習ってほしい

    そしてもう熊である
    なにしろ熊である

    みんなちょっと考えようよ
    昨今の熊問題
    熊めっちゃ出るやん問題

    わい思うにね
    やっぱ人の命が一番上に来ると思うんよ
    綺麗事は抜きにして、結局そこはそうだと思うのね
    なぜかと言えば置き換えか可能だから

    熊に襲われて怪我したとか亡くなられたとかってニュースを見聞きすると、どうしたって、もし自分だったらとか、もし自分の大切な人だったらとかって考えて震えるけど

    熊が撃たれて捕獲されたの見て、もしこれがうちの娘だったら…とかは思わんよね

    当たり前だけどやっぱり人の命の方が圧倒的に重く感じるよね

    だからやっぱり害獣駆除は必要だと思うんよな
    あとはどこまでやるかなんだけど、これが難しいよね

    もうムズすぎてパンクしそうなんだが、やはりそれを猟友会の人とかに投げるのは絶対違うと思う

    みんなで考えないとあかん!と思う
    ムズいけど

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    2026年05月14日
  • 夜明けのハントレス

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    直木賞作家・河﨑秋子氏の作品初読。女性ハンターが害獣との攻防で命を撃つことによって得られる自分の実在性を、平易な文章の積み重ねだから浮き彫りになる、丁寧な周辺描写と心情描写で切り取る。受賞作「ともぐい」も読んでみたい。

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    2026年05月12日
  • 夜明けのハントレス

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    北海道を舞台に女性ハンターの成長物語。狩猟の事が分かるし生きている事に対しての様々な考え方意見も有る。

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    2026年05月09日
  • 夜明けのハントレス

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    こんな方にオススメ↓
    ・全て満たされて日々退屈、刺激が欲しい方
    ・山登りやトレッキングが好きな方
    ・狩猟に興味がある方
    ・男女や生活階級、お金などの区分から逃げたい方

    こんな方にはオススメしません↓
    ・虫も殺せない方
    ・動物愛護系の方
    ・男性、女性の違いをしっかり分けたい方

    直木賞受賞作の「ともぐい」から、
    現代の世界へ

    完全無欠のニューヒロイン、マチ。
    彼女が「狩猟」の世界に出会い、
    彼氏に振られ、狩猟免許取得から初の狩りへ、
    そして一人で熊と対峙する世界を描いたスリル満点のアウトドア体験小説。




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    2026年05月04日
  • 夜明けのハントレス

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    動物や自然との調和、そして生きていくための泥臭い闘争を描かせたら、河崎秋子の右に出る者はいない。
    今作でも、過酷な環境下で決して芯がぶれない主人公たちの心情や葛藤が克明に綴られており、
    その生き様には深い共感を覚えるとともに、
    自分自身の内面にも取り込みたいという強い力強さを感じた。

    ​特に自然との対峙、向き合いの描写は圧巻だ。
    読み進めるうちに自然と体に熱が入り、
    まるでその場にいるかのような没入感に包まれる。
    彼女の描く世界をもっと知りたい、
    もっと触れたいと切望させる、圧倒的な生命力に満ちた一冊だ。

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    2026年04月27日
  • 夜明けのハントレス

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    たぶん意見はかみ合っていない。ただ、それぞれの宣言をもとに、同じ目標に向かうことを合意した。

    撃たれる動物にとっては、撃った人間が男か女か、お金があるかないか、容姿がどうとか、関係ないんだって。そういうの全部、関係ないところに私は行く。

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    2026年04月24日
  • 夜明けのハントレス

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    河﨑さん待望の新刊(小説)は、恵まれた環境で育った女子大生が(なぜか)狩猟の世界に魅せられ、様々な経験を重ねて成長していく姿を描いた作品だ。
    舞台となるのは北海道、対象となる獲物は鹿だ。が、そこには当然のように“熊”が生息している。ハンターとして避けて通ることはできない。
    最近は、北海道に限らず本州でも熊の被害が拡大している。共存ができないなら絶滅させてしまえばいいのか? ハンターは躊躇いなく射殺すべきなのか? 答えの出せない重い問いが投げかけられる。狩猟小説としても出色の出来だ。

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    2026年04月15日
  • 夜明けのハントレス

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    ハンターとして鹿や熊を射撃したい
    理由を探すが見つからない
    理由をつけて人からも自分からも納得を得たい
    でもズバリといった理由は決まらない
    ただただ欲求なのだ
    迫力もあり面白かったです。

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    2026年04月12日
  • 森田繁子と腹八分

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    農業コンサルタント森田繁子のキャラクターがとにかく強烈。見た目の迫力に反して、話し方はやわらかく丁寧で、ここぞという場面ではきっぱり言い切る頼もしさがある。こんな人にコンサルをお願いしたいと思わせる存在感だ。痛快でテンポよく読める一冊。ドラマ化、続編の書籍化にも期待。何事も「腹八分」が大切!

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    2026年03月05日
  • 介護者D

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    こういう話って暗くなりがちだけど琴美にはしっかり推しもいて、自分の軸もちゃんとしていて、その中で言わない方がいいこと等の分別もできているので読んでいてもどかしさは感じつつも嫌な気持ちにはならなかったです。

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    2026年01月17日
  • 介護者D

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    河崎秋子さんが描く現代劇は
    介護がテーマ。

    教育者だった父。
    昔から覚えがめでたく、今は遠くアメリカで暮らす妹。

    主人公は東京暮らしで推しを見つけたが、
    介護のために北海道に移住する。

    コロナ禍も重なって、
    価値観と価値観が交差し、
    ときに衝突し、ときに混ざり合い、ときに和解を生む。

    決して“できた娘”ではない。
    優等生ではない“評価D”だからこその
    行き詰まりとこれからの物語。

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    2025年12月08日
  • 森田繁子と腹八分

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    農業コンサルタント森田繁子が、その型破りな行動で、悩めるクライアントを救うという物語。

    森田繁子のキャラが良すぎて、物語が進むにつれ、どんどん好きになってしまった。基本は農業に似合わない濃いメイク、派手な服装で戦闘力高め。ただTPOにあわせてスタイルを変える柔軟性もある。そして謎の経歴と人脈。

    ご飯を凄いスピードで、且つ美味しく食べるところが好き。食べることに真摯に向き合う姿勢が更に人を惹き付ける。

    彼女の謎が深まったところで、その謎に迫る「森田繁子の向う脛」が、絶妙なタイミングで入る。

    キャラ一本だけと思いきや、獣害問題、後継者問題などの本質にも切り込む。

    彼女のモットーは食べることも利益も腹八分目。とても腹に落ちた。

    次作もあるなら、絶対に読みたくなる一冊。

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    2025年11月14日