越尾圭のレビュー一覧
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越尾圭『シスター・ムーン 協力者ルーシー(2)』ハルキ文庫。
『協力者ルーシー』の続編。今回も書き下ろし。二転三転の目まぐるしい展開と非常にスリリングなストーリーに一気読み。
PSTDに苦しみながら『プロの協力者』として潜入捜査を続ける樫山瑠美は、憎き間柴丈治に妹・彩矢香の殺害を教唆した黒幕を特定できのか。
15年前に妹の彩矢香を目の前で殺害され、その犯人を捜すために警視庁と『プロの協力者』となり、ルーシーというコードネームを得た樫山瑠美は、間柴丈治が犯人であることを突き止め、自らも銃弾を浴びながらも間柴を逮捕する。
意を決して、東京拘置所で間柴に面会した瑠美だが、間柴は殺人を教唆した人物の名前を告げることはなかった。
瑠美は佐々木若菜という偽名で、間柴が所属していた指定暴力団の竜新会に潜入し、間柴に殺人を教唆した人物を特定しようとする。しかし、三杉という幹部に疑われ、瑠美は窮地に陥るが、逃亡中の江藤と九鬼に助けられ、竜新会の潜入捜査から離脱する。
その直後、瑠美の雇い主である警視庁の名取から、間柴が死亡したので、潜入捜査は打ち切りにすると告げられる。
それでも、間柴に殺人を教唆した黒幕を突き止めたいと願う瑠美は、江藤、リキ、九鬼、冬湖らと共に再び竜新会に接触する。
しかし……
瑠美が苦難の末にやっと辿り着いた15年前の真相に驚愕。
本体価格860円
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越尾圭『協力者ルーシー』ハルキ文庫。
初読みの作家。帯でブックジャーナリストの内田剛が『問答無用で面白い!越尾圭、恐るべし』と絶賛していたので、興味を持ち、手に取った。本作は、書き下ろしで2ヶ月連続刊行らしい。
何者かに妹を殺害された姉の復讐の物語である。期待した以上に面白かった。
プロローグに始まり、第一章から第七章、最終章にエピローグという構成で、時間経過に逆らうこと無く物語が展開するので非常に読み易い。
驚いたのは第七章で、物語の展開がガラリと変わる点だ。何とも見事なプロットである。第七章に続く、一気に駆け抜けるような怒濤の最終章は非常にスリリングだ。そして、エピローグで味わう爽快感はまた格別。
続編が待ち遠しい。
15年前、都内に暮らす高校受験を終えたばかりの中学3年生の樫山瑠美は、2つ下の妹の彩矢香と買い物に出掛けた。その帰り道に姉妹は白いワゴン車に乗った男にナイフで脅され、拉致される。連れ込まれた山中にある小屋で男は彩矢香を刺殺し、逃走する。
ワゴン車はレンタカーで、ナンバーが付け替えられており、犯人は捕まらなかった。その事件から両親は離婚し、瑠美は母親と名古屋に移り住む。
妹が殺害された時、何も出来なかった瑠美は、自らの人生の全てを賭けて男を探し出すことを決意する。
高校を卒業し、母親を癌で失った瑠美はキャバクラで働きながら、次々と暴力団組織と接触し、その悪事を警察に密告していた。瑠美は僅かな記憶から妹を殺害した男は暴力団組織と関係しているのではと推測していたのだ。
その後、警視庁と極秘契約を結び、『プロの協力者』となり、ルーシーというコードネームを得た瑠美は組織への潜入調査を行いながら、妹を殺害した犯人捜しを続ける。
そして、瑠美に新たな任務が与えられる。新たな任務は、指定暴力団の竜新会がシノギを得るために使っていると思われる無料低額宿泊所『ハッピーライフ』への潜入だった。
定価800円
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文庫
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謎解きミーチューバーなら、このチャンネルで推理してほしいです。楽しみにしてます―
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ティモンディの前田さんは読書好きで、私の好きな伊坂幸太郎さんの作品も沢山読まれているよう。そんな前田さんが帯を書かれていたので即購入。私も気が付いたら読み終わってました。笑
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動画配信をする登場人物や、SNSを使って事件を追うなど現代そのものが舞台で面白い。ミーチューバーのカイ視点と、警察の田井中視点で物語が進んでいって時に交差するのも伏線が散りばめられていて楽しい。
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田井中がある秘密を持っていて面白い立ち位置だなと思った。客観視してみた自分の声に耳を傾けたことも事件解決に繋がったのが好きなポイント。自分も人に対して自分が放った言葉や、仕事モードの時に考えた言葉に耳を傾けてみようかな。 -
Posted by ブクログ
主人公は過去に兄がヤクザを殺した事で嫌がらせを受け、戸籍を買って別人になりすました男性。その後幸せな結婚をし娘に恵まれ、夫婦でカフェを営む幸せな生活をしていたが、ある日妻が刺殺される。捜査で警察に妻も戸籍の売買で他人になりすましてた事が分かるが、その後娘も殺される。犯人は誰か?動機は??
久々に分からない事だらけ、怪しい登場人物たち、裏社会との切れない接点、、とドキドキしながら読めた小説。戸籍売買や無戸籍者などの社会問題など、複雑に要素が絡んだ事件が徐々に明らかになっていく。最後の結末は少し強引さと都合の良さも感じたが、それでも面白かった。
しかし、保育士の凛さん、怖かった笑 -
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ネタバレ安楽死について深く考えさせられる作品でした。
様々な登場人物が出てくる中でその人物の数だけ安楽死に対する視点があり、読み進めながら私自身も考え方が転々としてしまいました。
作中、事前に説明をされていたら妹への安楽死の考え方も変わっていたかもしれないという趣旨の言葉がありましたが、永遠の絶望を知った状態で無理やり生き延ばすことと、人を死に追いやるということを天秤にかけること自体本当に難しいことで、たくさんの意見がある中で安楽死に対する問題は消えないなと思いました。
事件がどんどん明らかになっていく展開の面白さと、1つの問題に大して考えさせられるようなストーリーにすごく惹き込まれました。面白かったです。 -
Posted by ブクログ
新しい人生をやり直したい、戸籍を替えて別人になることでそれを叶える。
戸籍という絶対的に必要なものが違っていたら…何を持ってその人だと判断するのか、まさかの設定が戸籍を替えた者同士の結婚からとは。大体片方が違ってたはミステリーとしてありがちだけど両方はもうややこしいよね笑
しかもそれが何回も起きてる!?頭整理しないと笑
変えざる得ない事情がそれぞれあって、でも後ろめたいことでもあって、でも人から見たらどんな情報をもつ人間でも目の前にいる人こそがその人なんだとメッセージにも感じました。
きっと違う名前だったとしても、接してる人達からしたら情報よりも人柄が大事だからその人を好きでいてくれる。そんなラストがいい話だったな~と締めくくれました。
ミステリーとしても、真実がわかる度にもっとそうなるの!?そっちが!?と絶妙なところでどんでん返しが出てきてスルスルと読んでしまいました!
途中の凛がほんと怖すぎ…
個人的には春日がいいキャラで好きだなぁ笑