魚形青のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
行き場の失くした薫。
絶望し朝目覚めると異世界に家のごと移動していて、には驚きで。
でもそれのおかげで異世界でも「バー・ツバメ」を営業する事が出来たのだから良かったと。
無表情だけど何かと気にかけてくれている騎士団長のアロイスに初対面から惹かれていて、しかもアロイスが薫に恋の魔法をかけられたと真顔で言ってくるのにはに笑えてしまいました。
アロイスの生い立ち、それを取り巻く色々な思惑に薫が悩み苦しむのは辛かった。
薫がアロイスの為にとわざと嫌われる態度を取ってしまう場面では涙がじわりと。
祖父がかつてこの世界に来ていたことを知り、そして元の世界に戻れると分かり「帰りたい、帰りたくない」と薫の心が -
ネタバレ 購入済み
黄金ではなくても
美貌の兄の代わりに竜人の王に嫁ぐことになったものの、黄金の花嫁ではないからと難癖をつけられていたところを王弟の雷竜殿下に望まれる...という物語。
類似作品が多いのであまり期待せずに読み始めましたが、この作品の主人公は『いらないなら帰る!』とはっきり言い返す元気な男の子。王族としては未熟なサーシャですが、それでも国益を考えて雷竜殿下の申し出を受け入れます。そんなサーシャが可愛くて、気がつけばすっかりサーシャの応援団になっていました。
まだ回収されていないフラグもあるようなので、続編やスピンオフがあれば読みたいです。
巻末の書き下ろしも微笑ましいというかなんというか...。幸せそうで何よりです。 -
ネタバレ 購入済み
黒い羊が可愛い
ストーリーは全体的に面白かったです。年の差、体格差も好みの設定です。
ただ、中盤以降の主人公アリン(受)の行動が無謀過ぎて少しもやもや。黒い羊たちが強制労働させられているのがわかってるのに正面からのこのこ行くとか、そりゃそうなるて笑。ウィレム(攻)を巻き込みたくないのか、助けて欲しいのかどっちなんだと心の中で突っ込んでしまいました。個人的には、黒い羊の解放をラスタン頼みにするなら、ウィレムに全てを話して連れていくべきだったかと。ウィレムが黒い羊の解放のために協力するなら、トランも兄の仇打ちを引っ込めたんじゃないかなぁ…とか思ってしまう。
ウィレムが過去を引き摺ったままアリンに惹かれていった心情 -
Posted by ブクログ
事あるごとに“猫吸い”しまくる攻めに萌え滾る一冊でした!
北欧神話の“狂戦士”とセンチネルバース要素が組み合わされた独自設定で、センチネルバース初心者でも分かりやすかったです。
とりあえず、戦いで我を忘れる狂戦士(攻め)は猫(受け)を吸えば落ち着く…って事らしい笑
強気ツンデレで自由奔放な受けが、本物の猫ちゃんみたいで猫好きには堪らなかった♡
北沢先生のイラストも、ちょっと吊り目なアーモンドアイが猫感あってめちゃくちゃ可愛く、狼獣人の攻めの筋肉ムキムキな腕の中にすっぽり収まる体格差に萌えます。
ただ、群れない“一匹狼”な攻め…との事でしたが、初めから受けには甘々で余り“孤高”感は無かったよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後にこれまで色々とあった伏線が、すべて回収されていてよかった。攻めも伯爵の位は失ったが、変わらず騎士団長を行いながら、母親にも会うことができ、ハッピーエンドだったと思う。ハッピーエンドが好きなので、良い結末だったと思う。
ただひとつ引っかかっているのは、攻めがカクテルを飲んで受けを好きになる冒頭のところである。魔法はないということが明らかになっているが、唐突に好きになったように思う。それくらい惹かれあう、運命の相手だったためかもしれないが、少し突飛であるように思えた。もう少し好きになる道筋があり、カクテルを飲むことで好きになる理由がしっかりしているほうが私としては好みであった。 -
購入済み
ストーリーは素敵だけどキャラが
薄かったなー。
もっと、キャラクターが立って、ドロドロした感情に共感できないと、最高!ってならない。
個人的に、二つ。
「生まれ変わりもの」が刺さらないという点、どっちに感情移入するか、気持ちがブレちゃう。
あと、年の差ものも年上のひとが抑制する感じがつまらないと思ってしまうという2点で萌えポイントが外れていたかも。 -
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惜しいなぁ
作家さんの初商業誌だそうです。
主人公が種器(オメガ)としての運命を受け入れ、王妃として成長していくストーリーってとこでしょうか。
読後の感想は「もやもやする。」でした。色々と事件は起きるのですが、盛り上がりに欠け、中途半端な印象に。あと、主人公の性格に整合性がないと感じました。色々と惜しいなぁ。
次回作に期待です! -
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しっくりこなかった。
終始「恋愛魔法恋愛魔法」騒いでいるのがどうも駄目でした。
「魔法のせいにしてんじゃねえよ!」とぶん殴りたくなる。
だって、それって自分で責任を持ちたくないって意味になるでしょう?
そんな卑怯な言い分は許せません。いい歳してなに甘ったれてんだ!
あらすじに恋愛魔法云々と書かれていたけど、それは最初だけで後はただ恋をしただけだと認めるのかと思っていたら、作中ずーっと恋愛魔法と言い続けるものだから腹が立ちました。無責任発言やめろや!
薫も薫で「自分がいた世界には魔法なんてなかった」と何故言わないの?意味分からんわ。
読んでいて兎に角ツッコミしか浮かばなかった。違和感の塊がこの物語と言っても過言じゃ