エミンユルマズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いま人気のエコノミストから会社四季報の読み方を教わる。
個別株の売買を少ない資金でやっていますが、指数や財務をもっと的確に見れるようにならないといけないと感じていました。最近YouTubeでエミンさんを知り、この人から教わりたいなと思い本書を手に取りました。
会社四季報のチェックポイントや財務状況をどこから見ていくのか、どの指数に着目するかなど、知りたかった基礎が分かりやすく書かれており勉強になりました。
売買の指南も書かれていますが、個人投資家が儲からない理由の1つに、短期トレードを前提に買っているのに、損失が生じた途端、長期トレードに切り替えるなど、はじめに決めたことを変えてしまうこ -
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もう少し早くエミンさんを知っていればと後悔しています。日本経済を地政学的な観点も交えて解説されており、これからの日本の経済を前向きに考えられるようになりました。
日経平均が5万円を超えた今、エミンさんが唱える「日経平均30万円」という見通しにも現実味を感じます。
これまでアメリカ株に投資していましたが、これからは日本株、特に半導体分野にも投資してみようと思います。アメリカと中国に挟まれた日本は一見不安定に見えますが、地政学的にはむしろ有利な面も多くあります。
さらに、半導体製造装置や材料分野では日本が大きなシェアを持っています。「失われた30年」という言葉に惑わされず、自分が生まれた国に -
Posted by ブクログ
投資歴の浅い私は、四季報の情報は証券会社のサイトに表示される情報くらいしか見ていませんでした。勉強のため、もう少し読み込んでみたいと思ったとき、エミン氏が YouTube で四季報の読み方を説明した動画を思い出して、この本を手に取りました。
四季報のどこを読み、どのように景況を判断するのか。各企業の情報のどこを見て、何を基準に判断するべきかが、わかりやすく説明されているように感じます。特にエミン氏が一部の企業をピックアップして読み取り方を説明しているところは、実践的でとても分かりやすいと思いました。
加えて2025年以降の株式市場の展望や、エミン氏が注目している銘柄なども説明されています。 -
Posted by ブクログ
トランプに振り回される世界経済の潮流を分析した本。
読んでいて、これは大前研一氏が書いているのか、と勘違いした。
内容は実に適切。
一番しびれたのは、
トランプ以前から政治家が利益誘導、なんでもありにしているということ。
金持ちを減税し、一般庶民から搾り上げている、ということ。
日本はこの真似をしているのだ。
確かに、雇用を生む企業を経営するということは大変なことで、
ある程度は守られるべきだとは思う。
特にゼロから起業する、ということはすばらしいことで、
優遇すべきだと思う。
しかし、日産のようにその地域の雇用をなくす経営合理化を決定するような
会社のトップが3億だか6億だかの報酬を得 -
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地政学と経済の動きを分かりやすく、かつ日本を中心に論じていて理解しやすい。自分ごととして捉えることが出来る。
これまで私が読んできた地政学の書籍は、得てしてリスクに関する言及が多いイメージだが、本書ではリスクに加えチャンスも多く提示されている。これほど前向きな気持ちにさせてくれたのは初めてかもしれない。
食わず嫌いで、なかなか理解出来ていなかった中東案件も、ぼんやり分かるレベルに押し上げてくれたと同時に、勉強不足であることを知らしめてくれた。
本書も含めて、人口減少が追い風だとの思想が広がりつつあるのだろうか。現場ではまだ実感が湧かないのが正直なところだが、最適化に向かいつつあるのだと信 -
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個別銘柄の探し方を知りたくて読書。
四季報から企業の物語、経営哲学、理念など起業からストーリーを紐解き、5年、10年後の姿を想像する。
なるほど。そうくるか。
四季報を全部読める自信はないものの、現物を手にしたことがないので、手にして目を通してみたいと思った。
四季報は電子版もあるが、著者は辞典みたいな紙媒体を勧める理由には納得する。
著者が重視しているのは、
・自己資本比率70%以上。
・PSRが1倍を割り込んでいる=割安。
PSR(株価売上高倍率)=時価総額(株価×発行済株式総数)÷株価。
著者はマクロの日本経済は明るいとみている。米国のバブルが崩壊したら一番恩恵を受けるのは日 -
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実は、タイトルになっている「エブリシング・バブルの崩壊」に関する説明はそれほど厚くない。
著者にとって、「エブリシング・バブルの崩壊」は所与の前提ということだろう。
むしろ日本経済をとりまく国際情勢の分析がメインとなっている。
株式相場の短期的な動きを予想するようなものではなく、長期的にみて日本の証券市場には希望があることを説明している(もちろんリスクの説明もあり)。
本書の評価は色々とあるだろうが、著者が頭のよい人であることは理解できた。
以下、本書における著者の主張で印象に残ったところを二つほど。
(1) 日本の政治の質が悪いのは、市井の人たちが政治に興味がないから。もっと政治に関心を持 -
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面白かった〜!
エミンさんと言えば、言わずと知れた経済評論家だよね。
よくTwitterでツイートが流れてくるのを目にする。
日経平均が30万円になる!とかなり強気なフォーキャストをしているエミンさん。
思えば、この人の著作を読むのはこれが初めてだ。
株の指南とか、経済の基礎とかではなく、経済指標に特化した解説書というのは面白いね。
経済指標ってたくさんあって、初心者にとってはとっつきづらい。
けれど、本書では「見るべき指標○○選」といった感じで分かりやすくまとめられている。
例えば、アメリカの雇用統計は1種類だけではない。公的機関のものと、民間企業のものがある。民間の方がADRだったかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ実物資産を持つことの重要性
金、優良な株も
日本人のお金を日本市場に向けるのではなくて、日本企業や日本人投資家が米国に投資してしまっている。
設備投資やその国の未来に投資すべき
TSMC熊本工場
お勧めは『日本株の積み立て』、ただ指数や好きな個別株を少しずつ買いましていくのも良い。
ゴールドは?
ウクライナの問題はかなり根が深い。
ロシアにとってウクライナはロシア発祥の地
現在のアメリカと世界を予言していたSF作家ニール・スティーヴンスンの1992年発表の「スノウ・クラッシュ』
現代国家において、国の命運を左右する、重要な『サイバーセキュリティ』サイバー軍・サイバー部隊
サイ -
Posted by ブクログ
ネタバレ出版時は2021年ですが、明るい話題のほとんどない今の日本・日本人にとって少しでも明るい希望の持てる内容の本は嬉しいです。
世界・中国・エネルギー・日本のエネルギー政策の未来・半導体・都市鉱山・日本周辺の海底資源・日本の金融センター・ジャポニズム・日本の職人技・日本の鉄道、道路、水道等の優れたインフラは国民の共有資産・高齢者の経験値を活かす時代・スーパーシティ構想・連続性のあるストック型のビジネス
優れた製造をしていくためには、東京・蒲田や東大阪などの日本の中小企業の優れた技術が欠かせないこと。
少子化と人口減少と高齢化社会に関するネガティブな観点ばかりではなくて、最も肝心な”就労者を減 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2018年時点で全世界に約人口18億人いるイスラム教徒の人々たちは世界最大勢力で、そうしたイスラム世界に関するお話。
イスラム教徒が食べられるハラルフードをビジネスチャンスにしていくお話。
・巨大企業日本製鉄が歩んできた道。
過去の日本の先人たちの立派で優れた働き方を知ることができて勇気づけられました。
日本がポスト香港になる。日本経済・日本株が上昇していくことを書かれています。
もちろんわたしも日本経済が良くなっていくことを望みますし、願いはします。
ですが残念ですが一番大切な、根本的に日本経済を支えていく日本人の人材が育っていない、本書の著者のエミン・ユルマズさんみたいに学力もあり