あらすじ
❝最後にこれは特に日本人に伝えたいことですが、過去30年も続いたデフレ経済によって、皆さんの脳はデフレに慣れ切っています。つまりデフレ的な発想では、これからのインフレ時代を乗り切ることができません。❞(本書より)
今、時代が大きなパラダイムの転換点を迎えています。
相場の大局観は、経済指標で手に入れよう!
いま最も影響力のあるエコノミストによる、経済金融の教科書。
景気、金利、為替、株価、物価… 経済と金融のなぜ? がスッキリ!
物価や原材料の高騰、サプライチェーンの混乱、金利上昇をはじめ、現在の私たちを取り巻く経済と社会は大きな変化に見舞われ、近年にないほど先行きが不透明です。政治的対立や戦争が、金融相場のみならず「インフレ」という形で私たちの「日常」「暮らし」へと影響を及ぼしています。
現状を正確につかみ、未来を読む手がかりとなるのが「経済指標」です。シグナルを知ることで景気の変動に左右されることなく大切な資産を守り、着実に増やすことができます。 本書は、投資家や金融機関が参考にするオーソドックスな指標、指標を読む際に役立つ「複合指数」、景気を読むうえで指標となる企業などを解説する1冊です。投資家やグローバルビジネスに携わる人のみならず、これから経済を学びたい人を対象としていて、経済を読み解く羅針盤としての1冊となります。
【電子限定特典】
著者のエミン・ユルマズさんによるプレミアムトーク付。
ここでしか聴けない限定音声です。お楽しみに!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『投資において大切なのは大局観を持つこと』という言葉が印象的でした。数ある経済指標の中から、まさに大局観を持つために必要なものが厳選されています。
Posted by ブクログ
面白かった〜!
エミンさんと言えば、言わずと知れた経済評論家だよね。
よくTwitterでツイートが流れてくるのを目にする。
日経平均が30万円になる!とかなり強気なフォーキャストをしているエミンさん。
思えば、この人の著作を読むのはこれが初めてだ。
株の指南とか、経済の基礎とかではなく、経済指標に特化した解説書というのは面白いね。
経済指標ってたくさんあって、初心者にとってはとっつきづらい。
けれど、本書では「見るべき指標○○選」といった感じで分かりやすくまとめられている。
例えば、アメリカの雇用統計は1種類だけではない。公的機関のものと、民間企業のものがある。民間の方がADRだったかな。
それから、指標には先行指数・一致指数・遅行指数がある、というのも改めて整理された。
株や金融の、本当に初心者には向かないけれど、ある程度知識がついてきた人にオススメの1冊かな?
ただ、せっかく読んだのに忘れてしまうのはもったいない。
ちょっと自分でダッシュボードでも作ってみようかな〜。
Posted by ブクログ
中国・日本とアメリカでは製造業の比率が異なる
GAFAMの株価は実態景気とは乖離する
とはいえアメリカは製造よりサービス
中国の輸出を止めたから世界の物価が上がっている
半導体が一番の景気の先行指数
Posted by ブクログ
日本語なのに別の言語みたい笑
というのも専門用語が多く、詳しく知りたい人用に書かれたものだから
興味深かったのは中国でなく、次はインドやブラジル…それはなぜかという見解
インフレとデフレ
これからは米国だけでなく日本だってインフレがしばらく続く見込みなので、デフレマインドの日本人は今欲しいものは今のうちに買っておかないともういまの価格では手に入らない可能性があるということ
Posted by ブクログ
代表的な経済指標を先行性か遅行性かに着目して解説。指標を軸にした経済の解説本ともいえる。
終盤の日本政府視点のインフレの話は分かりやすく、興味深かった。
Posted by ブクログ
とても分かりやすい本。
今見ている経済指標の理解が進んだ。
巻末の平均的な金利水準は、20%という話と、指標でなく企業業績から先を見通す解説が面白かった。
Posted by ブクログ
メモ
米の個人消費はGDPの7割と、日本が5割なのに比べてかなり個人へ寄っている
インフレ時、金はハイパフォーマンスと思われがだが、
一般には高金利になり債権に資金がうつるため、金のパフォーマンスが低い
米中対立進むと、
米側は中国からの離脱が進み日本へ寄って結果インフレ要因に
Posted by ブクログ
初心者向けの本であり、書かれている内容はある程度投資を齧っている人間であれば当たり前のことと言えば当たり前のことではあるものの、投資の入門書としては重要指標に絞られ理解しやすいと思われる。
Posted by ブクログ
指標の紹介本としては良いけど、どう使うかはかなり難しく、この本を読んだだけでは役立てることはできない。インフレ時代の心構えを書いた最終章は良かった。