尾道理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
菫湖は地方の村で診療所を手伝っている女の子だ。ある日、行き倒れた麗人の看病をし、共にそれぞれの夢を叶える約束をした。
菫湖は男子と偽り医術を学び、医師の免許を得るも、領主の娘であり皇帝に嫁入りするように告げられる。
抵抗虚しく輿入れをし、どうにか逃げ出そうと試みるが…
中華系ファンタジーながらも、後宮で権力争いをするタイプではなく、
むしろ妃ながらも皇帝の寵愛なんてどうでもいい。
薬膳師になりたいという、常に強い欲求が行動に出る親近感の湧く主人公だ。
侍女頭になったり、医官になったりと、読んでいる側が大丈夫なのか…と心配したくなるほど、一人で何役もの役目をこなす姿がいとしげ。
これ、今後の展開を考えるとかなり長編になるのでは? -
Posted by ブクログ
伍尭國(ごぎょうこく)という架空の国が舞台の、中華風ファンタジー。
中国のどこかいつかの時代というより、和風の要素なども取り入れられています。
伍尭國の北の地・玄武で、医師に育てられた孤児の少女・董胡(とうこ)は男装してまで医学を学び、優秀な成績を収めていた。
ついに合格して証書を受け取りに領主邸に行ったら、実は行方知れずだった玄武の姫であると言われて、運命が一転。
しかも、皇帝への輿入れを命じられてしまう。
何とかして脱走しようと思いながら、宮中へ入った董胡。
皇帝には、四つの国から一の姫がそれぞれ妃として入内し、寵愛によって扱いが随時変わるというしきたりだった。
しかし、若い皇帝は妃たちにあまり関心を示さず、妃たちの方もそれぞれに事情があり、一筋縄ではいかない。
どこかで聞いたような、そうでもないような?
ああいうのがもっと読みたい!という需要もあるわけだから、一部にあるある設定があっても、それはアリなんじゃないかと(笑)
董胡が女ながら医師を目指したのは、以前出会った病気がちな若者レイシに憧れ、薬膳で健康にしたいという強い願いがあったからだった。
妃の薬膳師として、食事をふるまった董胡は、体調が悪いという口実で妃の姿を見せないまま、皇帝に気に入られる。しかし男と偽って医学を学ぶ禁忌を犯したのは罪、バレるわけにはいかない。
妃と同一人物であることを隠すためにも、悪戦苦闘する羽目に。
ちょっとごちゃついている部分があり、一人二役が三役になっていくなど、ここまでしなくてもという感じもありますが。(これ実はたまたま4巻から手に取ったので、わかりにくかった、という、こちらの印象もあるけど)
ヒロインは素直で熱意のある、いい子なので、気分良く読めます。
脇役や国の対立がどのような展開を見せるのか?
表紙イラストも感じがいいですね。
楽しみなシリーズを発見☆ -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり前に購入してたのに、男装妃ってコトで『またか』感が序盤酷くて放置してた。
読み始めたら面白く、主人公の度胸と機転が気持ちよくて続きが気になる展開に大満足!
度胸というのが無謀とは違って、貴族ではなく平民だったから、という設定でキチンと無理なく読ませてくれるからこそ、こんなにも違和感なく読めたのだと思います。
ココが単なる考え無しの強気なだけの主人公だと、途端に薄っぺらくなるので。
この作者さん初読みですが、その辺上手いなぁと思いました。
舞台と設定は手が込んでいて読み応えがあります。
黒幕の失脚をどう演出していくかで今後作品の深みが変わるかな?
主人公とレイシの関係も簡単安易に進まなければ個人的には嬉しい。
続刊読むのが楽しみです。 -
ネタバレ 購入済み
鼓濤
鼓濤となった薫胡の前に2人の侍女が現れました。2人は鼓濤を姫らしくするように命じられましたが、彼女はそれに抵抗しました。でも彼女が抵抗すればするほど、周りの人々に影響を与えてしまうことに気づき、少し心に痛みを感じたようです。姫の格好をさせられた彼女が玄武公の前に参上しました。姫らしくなった彼女に玄武公も満足のようです。玄武公には華蘭という娘もいるようですが、何故華蘭ではなく彼女を皇帝に輿入れさせようと考えたのでしょうか?
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ネタバレ 購入済み
卜殷
今回のお話は薫胡が医師の試験を受けるまでの様子や試験を受けようと思ったきっかけが語られます。彼女はある人の専属薬膳師になるために、医師を目指したのでした。でも医塾である麒麟寮は男性しか募集していませんでした。彼女の国では医師は男性だけの職業なのです。彼女が男性と偽って麒麟寮の試験を受けることに難色を示す卜殷ですが、まさかあんなことになるとは卜殷も予想していなかったでしょうね。