リカチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4巻目まできてしまった。
今回残念にすぎるのは、ヒロインである鈴子が敷居を踏んでる部分。
お嬢様育ちならもちろん、庶民でも絶対しないであろう最低限の躾がなされていないのが露呈してしまってます。
別にその時代にありえないことが描かれていても気にしませんが、
「お嬢さんが郭に売られ、身請けされた」設定そのものが崩れてしまいます。
作者ご本人が、残念ながら敷居や畳の縁を踏んではいけないということを
ご存知ないのかもしれませんが、編集の方も気をつけてあげてほしかったなあ。
それだけ切羽詰まってたという言い訳もきかないし(無意識レベルで足が避けて当たり前です)。
華族のお嬢さんがおにぎりを -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙が綺麗だったのとタイトルで気になって買った。
舞台は明治時代。
主役は老舗呉服屋「藤島屋」の長男で支店の店主をしている青年・津軽、それと津軽に遊郭から身請けされた没落華族の少女・鈴。
津軽は別宅で「さがしもの屋」をしていて鈴はその助手として手伝う日々をしている。事件を解決していくお話がメイン。
さがしもの屋に持ち込まれる依頼を解決しながら津軽がどういう人物か、なぜ鈴を身請けしたのか、少しずつ分かってくる。
鈴は津軽の事を好きなんだけど、津軽は飄々としていて子供扱いなのでまだイマイチ分からない。
絵が綺麗なのと、事件解決が主な事、あと河内氏が面白くて結構好きだ。
巻末おまけ漫画は河 -
購入済み
王宮恋愛ファンタジー2
瑠璃色の瞳を持つニナは、姫巫女アリシャの身代わりとして大国を欺くため、作法を学び、美しく着飾る日々。アズールとの仲も深まっていきますが、遠くの国へ嫁がなければならない身の上。
何故優秀なアズールが第二王子なのか、2巻で明かされました。ニナの気持ちが一番分かるだろうに何故……。王が良い人そうに見せかけて真っ黒タイプ。愛するアズールを守るため一人立ち上がり戦うニナ。ヤバそうなガルガダの第一王子……。
何作か読んで、大人×少女の組み合わせが好きな作家さんなのかなと思いました。自分にはあんまり合わず残念。ボタボタ落ちる涙も微妙。 -
購入済み
王宮恋愛ファンタジー1
瑠璃色の瞳を持つ身寄りのないニナ。ニナに目をつけたフォルトナ国第二王子アズールにたちによって拐われ、大国ガルガダの第一王子のもとに嫁ぐはずだった姫巫女アリシャの身代わりにされます。
本人に選択肢がないのに、バレたら死あるのみ。帰る所がないとは言え、ニナはそれで良いのか……。他の人たちも無責任では?
嫌みだらけの王妃VS冷静沈着なアズール。王は悪人ではないものの微妙な人物。アズールの方が年上なのに現王妃の年下の息子が第一王子なのもよく分からず。 -
購入済み
明治恋物語3
密かに津軽への思いを募らせていく鈴。しかし津軽から代わりのいない"助手"扱い。鈴の家族関係は何やらきな臭い様子。現実は姉妹で遊郭に売られたのに、何故か姉は嫁ぎ、妹は養子に出されたことになっていて、その理由はまだ分からず。
鈴の過去を知る佐之次登場。鈴と再会し、津軽の父親の所で働く佐之次。鈴と仲良しながら詐欺を企む?そして新たな影はもしかして鈴の兄?水揚げ?えっ……?!気持ち悪くてドン引きのまま3巻終了。 -
購入済み
明治恋物語2
津軽に遊郭から身請けされた鈴は、自分を救った津軽に対してほのかな恋心を抱くようになりますが、相手が津軽なので苦戦中。
探し物や呉服の案も出し、賢く精一杯頑張る姿は好印象。そんな折、身請け金を貸した津軽の親が鈴を訪ねてきますが……。今の所、意地悪されたり、試されたり、微妙な反応されたりしつつ、津軽の家族からは歓迎されているようなそうでもないような?
鈴と津軽の出会い編も収録。鈴の親は昔だからとは言えやはり酷い。女は売れば良いみたいな男とかキツいです……。 -
購入済み
明治恋物語1
初めて作家さん。明治中期。吉原の遊郭に売られた鈴は、縁あって飄々とした呉服屋の御曹司兼探しもの屋・津軽に身請けされます。何故大金を払ってまで鈴を救ったのかはまだまだ謎。誰かの身代わり?
キッパリはっきりものを言う勝ち気な鈴は津軽の手伝いをしながら、探しもの屋で出会う人々と交流していきます。津軽に感謝することとは別に、何も話さない津軽の本心を知りたくてやきもきな鈴と、鈍い津軽。
しかし鈴は小学生くらい?見た目が子供過ぎて、津軽との並びが親子みたいに見えてしまいます。今鈴とカップルになったら犯罪臭い……。画質が薄くて少々見辛かったです。