人間六度のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやー、これは…面白かったけど、独特な世界観だった。もしかしたら未来に起こりうるかもしれないし、いやいやこれは流石にないでしょという思いが行ったり来たりしながら読んだ。五つのお話それぞれが登場人物やその生きる世界も違く、まず世界を理解するのが苦労した。狭いシェルターの中での生活とか数年後には起こらないだろうと思うけど、そこで推しの配信を見てるとか、あれ?なんか今の時代とそう変わらない?と思うこともあった。
個人的に好きだった話は『君のための淘汰』と『福祉兵器309』後半の2作が特によかった。このSF世界に段々ハマっていったからかも。
『君のための淘汰』は、ある日自身の中に謎の生物が入り込み、彼 -
Posted by ブクログ
SFの醍醐味のひとつ「壮大なホラ話」をお腹いっぱい味わえる。サイコキネシスによる物体の破壊ではなくテレポーテーションによる衝突破壊、高速道路のサービスエリアが独立国となっている荒廃した未来社会など、「設定」の面白さ、発想の奔放さが際立っている。設定自体の凝りに凝ったアイデアだけで突っ走るくらいの乾いた娯楽作で行って欲しかったくらいだが時折感情がウェットになるところが個人的には少し好みに反した。もしウェットな感情を描くのであれば、個人的にはそのSFでなければ成立できない特殊な設定下におけるその世界の住人たちの心性の在り様が、「現実世界におけるわれわれの心性」に普遍的なものとして何かしら訴えかけて
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Posted by ブクログ
深緑野分作品の中には雑誌で発表しているが本になっていない作品がいくつかある。今回は「石のスープ」が収録されていると言う事で即買いした。帯には「人類と食にまつわる8編のSF小説アンソロジー」と書かれてあった。しかも、この本には人間六度と新井素子の書き下ろしも収録されているのでお得感満載。他の5人は初めて見る作家。書き下ろし作品以外は全て「集英社WebマガジンCobalt」で公開されたものとのこと。このマガジン名は初めて知った。また帯には「豪華執筆陣が贈る空想科学ごはん小説」と書かれてあった。私の知っている3名以外の人も豪華執筆陣なのか。知らなかった、後で読んでみよう。
〇 石のスープ/深緑野分