推しはまだ生きているか

推しはまだ生きているか

2,200円 (税込)

11pt

4.1

オモコロライター・作家/ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)さん推薦!
【とにかくこの世は意味不明でしんどい――だけど「それでも。」が、ここと未来を繋いでいる。】

荒廃した東京で過酷なシェルター暮らしを送るあみぱん。唯一の「推し」、ポストアポカリプス系アイドルの節目おわたが配信画面から消えた日、彼女は凸ることを決意した。愛の正体を暴き出す挑戦的な“推し×ロードSF”「推しはまだ生きているか」。

29歳、タワマンとハリー・ウィンストンを夢見る藍子。ある時、謎の生命体に寄生されてから状況は一変し、ついに婚活ゴール男(港区在住、年収1000万円超、塩顔イケメンの細マッチョ)とマッチングするが……。“選ばれたい”願望の先を描く婚活SF譚「君のための淘汰」。

惑星「王球」では、人は老いれば必ず異形の怪物《老骸》と化す。老骸を殲滅する使命を担う「福祉兵器」円狗は、ある村の老骸殲滅作戦で唯一生き残った少女から「わたしのクロージング・プランに付き合ってほしい」と頼まれて――。命を巡る絶望と希望の行方を描き出す「福祉兵器309」。

ほか全5編を収録。最注目の新鋭が、ディストピア都市を舞台に“それでも生きていくこと”への祈りを込めて贈るSF短編集。

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推しはまだ生きているか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    未来SF短編集。いろんなディストピアでもなんか希望があれば生きていけそうな気がしてきて良き。お気に入りは、最後のライバーの配信が止まった後安否を確かめに凸る表題作と、婚活を寄生生物に委ねてしまう「君のための淘汰」。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    人間六度を読むのは「きみは雪をみることができない」以来の2回目。5つの作品から成るSF短編集。この本も帯にいろいろと書いてある。「ダ・ヴィンチ・恐山さん」、「志賀玲太さん」残念ながら両者とも知らなかった。

    前回読んだ「きみは雪をみることができない」の感想文を読み返したら、今一つで「次作に期待!」と

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    ・サステナート314
    弱肉強食の世界に、もちろん人間も組み込まれているのだけれど、改めてそれを意識した。
    搾取される側にならないとは限らない。

    ・推しはまだ生きているか
    守ってるようで縛ってるのかもしれない。

    ・完全努力主義社会
    弱きものを尊重すべし。強いものは戦うべし。
    下を見て安心する、とい

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    SF…イマドキのSFはこんなことになっているのか。
    寝る前に読むには頭が疲れるけれど、面白かった。
    短編集だと(これが好みだな。こっちは違うな)という感覚があるが、この本は全部何かしらが残った。

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

    ディストピアに埋もれた希望のような。SFに苦手意識があったけど、最近書かれたものは最先端をいってるような感覚があって面白い。

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    現代社会へのシニカルな視点を感じるSF短編集。
    どの作品も読みごたえがあり、長編に匹敵するカロリーを持っていた。
    どこかで見たような設定もちらほらありつつ、しっかりとオリジナリティがある。
    基本的にどの作品もディストピアなんだけど、
    絶望の中に一筋の希望やぬくもり(時には狂気)を感じさせる、人間賛歌

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    うーん。思ってたストーリーと違った。
    SFかな?
    でも、好きだなって思える物語もあったのでこの評価で。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやー、これは…面白かったけど、独特な世界観だった。もしかしたら未来に起こりうるかもしれないし、いやいやこれは流石にないでしょという思いが行ったり来たりしながら読んだ。五つのお話それぞれが登場人物やその生きる世界も違く、まず世界を理解するのが苦労した。狭いシェルターの中での生活とか数年後には起こらな

    0
    2025年01月24日

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