阿部広太郎のレビュー一覧
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・コピーは、「たとえば」「つまり」から生まれる。
たとえばで、お題にまつわる自分自身の経験、もしくは、見聞きした経験を引き出す。
たとえばで、これまでと違う視点や切り口が見える。
その上でつまりを考える。
再定義をする。そこに、これまで考えもしなかった「あ!確かに」という驚きや発見があると人の心は動く。
・矢面に立って、批判される立場になる覚悟があるのかどうかが大事だなと思う。
自分がやりたい事があるなら「いい」でも「悪い」でも、まずは言われる立場にならないとはじまらない。
・反応して、反応して、反応して終わるだけの人生で良いのか。
・リアクションではなくアクション。
・企画書を送る際 -
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コピーライターである著者の自伝的啓発本は、「選ばれない」というテーマで、彼自身の過去の経験を語っています。
「選ばれない」経験がもたらした現在の著者
本書では、著者が経験した「選ばれない」様々なエピソードが紹介されています。
例えば、
* 一人ぼっちだった中学時代
* 大学で主将に選ばれなかった経験
* コピーライティングの応募で落選したこと
* パートナーシップにおける経験
などです。
「選ばれない」からこそ得られたもの
これらの経験は、一見するとネガティブな出来事のように思えます。
しかし、著者のあとがきの一言に、本書の真髄が集約されています。
「あの日、選ばれなかったから -
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本を読んでいると何か書きたくなる。それが読書家の定めだ。
─と勝手に思っている。読書感想文だろうが日記だろうが関係ない。好きな作家を真似して書いて、たいして面白くもないのに素晴らしいものができたとひとり舞い上がる。
数日おいて読み返してみると、変なことがつらつらと書かれていて何だか気恥ずかしい。点で意味不明なことを書いていたりする。自分ではない他の誰かが書いた文章のように思えて甚だ不気味だ。
でもそれは紛う方なき自分の著作なのである。
自分が書いた物を自分で読んで理解できないとは、果たして伝わる文章と言えるのか。
伝わる文章・伝える文章とはいったい何なのか。本書の言葉を借りればそれ -
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「ワンチャッチ、ワンビジュアル」広告の世界で言われている。1つのビジュアルには1つのキャッチコピーのみだ。伝えたいことを絞ることでチカラが生まれる。
自己紹介の目的は「興味の入口」を作ること。自己紹介ですべてを伝えきることなんて不可能。「もう少し会話してみたいな」「あの件について話を聞いてみたいな」そう思ってもらえたらバッチリ。出口まで進んで行きたくなる興味の入口を自己紹介で作れたらそれでいい。あらゆる場面での1言を変えてみるだけで、入口が作りやすくなるかもしれない。相手との関係を育てるために、作るべきは出口ではなく入口。その先に進みたくなる入口を考えよう。
「言葉は時代と呼吸する」言葉の意味 -
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人の人生なんか覗いたことないから、上手くいってる人はずっと上手くいってるし、頑張っても結果が出ないのは自分だけなんだ。自分はなんでこんなに何も出来ないんだ。と思ってしまう。
そして、比べる人がいないから自分はこんなに頑張っているのに!と思ってしまって最終的には心が折れてしまう。
そして、いちばんは周りの影響が大きい。
周りから、言われたことやされたことによって自分の人生が大きく変わることが多い。いい方にも悪い方にも。
ドラマなどの影響で、憧れて夢が決まる場合もあるし。人から、向いてないんじゃない?と言われたらああ、やっぱりそうなのか。と諦めてしまうこともある。
けどその決定をしたのも無意識の -
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この本に救われた。
自分に自信がなく、大学に通う意味がわからず、就活する意味がわからず、大学を休学している。
そんな私は誰かに悩みを話せず辛かった。
今日フラっと寄った本屋さんでこの本に出会い、パラパラめくるうちに気づけばこの本が私の心理カウンセラーになっていた。
「自己肯定感より自己選択感」
この言葉で私は元気とちょっとの自信がつきました。
自分のことを自分で認めてあげられないし褒めてあげられないけど、自分で自分の道を切り開いているのは私かも。なら私は凄いって、偉いって、思っていいかも!そう思える一文です。
自分の人生に自信がない、頑張ってるのに報われない、そんな思いを抱えている大学生 -
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ネタバレ勉強します!いっぱいメモした。
わたしは、言葉が好き。日本語を愛してる。
だから、言葉選びに執着を持ちたい。
なのに、うまく言語化できなくて、もどかしいことが多い。
だけど、一番最後に阿部さんが書いてくださった
“才能とは、掛けた時間だ。
言葉にもしも才能が必要だとするなら、
これから生きていく限り時間を掛けて育てていけばいい。“
っていうお言葉をお守りに、
好きなことから逃げずに、向き合いたい。
これは初めて書くのだけれど、
私は、言葉で、誰かを、救いたい。
そしてできれば、救っていることを実感したい、から、仕事にしたいのかもしれない。
もう遅いかな。傲慢かな。
でも、わたしはたくさん -
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ネタバレ解釈の重要性、解釈の仕方、解釈することで得られる自由や解放感がある。
縛られた正解ではなく、それぞれの解釈を見つける。
その解釈するための練習として、この本を読む。
p128〜
「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。」
by 喜劇王チャップリン
p130〜
人と別れること=独立記念日
p143〜
物事の視点を変えること
=心理学用語で、「リフレーミング」
p223〜
生きるということは、過去の自分を肯定していく行為だ。
p265〜
ダイバーシティが大切にされる世の中で、それと同じくらいに自分の中の多様性を尊重したいし、一色では収まらない自分の持つ -
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解釈するとはどういうことか。
本著で説かれている「解釈」とは何かを、以下のように解釈してみた。
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今の自分は何を通してできたのか、その自分は今何者なのか、そしてこれから何をしていくのか。
それについて、言葉を用いて整理して紐解いて明らかにする。
自分という存在を、漠然とした煙のような存在から確固たる形あるものに、自分の力で導く。あるいは形あるものを煙から引き出す。
言葉の力を使って。
前向きに。
他者に振り回されずに。
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前著「心をつかむ超言葉術」でもそうだったが、著者の阿部氏は、絶対の解答を示すことはしない。
読書それぞれがもつそれぞれの正解に導く道筋を示してくれる。