あらすじ
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電通入社後、人事局に配属されるも、社内のクリエーティブ試験を受け、入社2年目からコピーライターとなった著者が偶然の出会いを偶然で終わらせなかった軌跡の物語。「無理だ」と言われても、「才能がない」と言われても、必死に自分の道を切り開いてきたその姿が、いま一歩を踏み出そうとするあなたの背中を優しく押してくれる。
渡辺雄介(脚本家)、白岩玄(作家)、松居大悟(映画監督)、芦沢ムネト(芸人)、古市憲寿(社会学者)、清野とおる(漫画家)といった、かつて一歩を踏み出した経験をもつ同世代の同志との対談も掲載。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・コピーは、「たとえば」「つまり」から生まれる。
たとえばで、お題にまつわる自分自身の経験、もしくは、見聞きした経験を引き出す。
たとえばで、これまでと違う視点や切り口が見える。
その上でつまりを考える。
再定義をする。そこに、これまで考えもしなかった「あ!確かに」という驚きや発見があると人の心は動く。
・矢面に立って、批判される立場になる覚悟があるのかどうかが大事だなと思う。
自分がやりたい事があるなら「いい」でも「悪い」でも、まずは言われる立場にならないとはじまらない。
・反応して、反応して、反応して終わるだけの人生で良いのか。
・リアクションではなくアクション。
・企画書を送る際の3つのポイント。
「自分は本気か?」
「相手は喜ぶか?」
「本当にできるか?」
・友達を作るうえでは、思ったより、向こうの土俵に行く。
・頭の中は心地良いからな。
・世の中の全ての企画は、未来の何らかの幸福に向かっている。
・
Posted by ブクログ
第三章の『1/500でなく1/1になれ!』のお話しが、涙が出てしまう程好き。
これ、頭で思うのは簡単だけど、心から言うのは決して簡単じゃない。
自分の原体験から来る「自信」だけじゃなくて、周りの人からの「愛情」であったり、それへの「感謝の気付き」があって、はじめて成り立つものではないか?
今の私は、ありがたいことに、「自分が何者か?」ではなく、過去の原体験から『自分が何者でいたいのか?』『そのためにどんな行動が必要か?』の方が大事だ!と心から言えるし、そう行動しているつもり。
だけど、いざお仕事始まって、友達とも会えなくて、普通に自信無くした時にも、この1/1だと言える強さを持っていたいと思った。
また、就活でビジョンはって聞かれたときに、本当に素直に出てきた言葉は『人を応援したい』『手段はまだ分からないけど、自分が形にしたものが見知らぬ誰かの一瞬の元気や希望になったら、めちゃめちゃ嬉しい』だった。
著書の中の、『広告は応援だ!』という言葉に惹きつけられ、広告業界かっこいいってなったけど、、コピーライターとかクリエイティブをやるぞ!っては自分の中の納得感という意味での自信がなくてまだない。だからまずは一人の人間として言葉にこだわってみたい。
応援の手段の一つが今のところ言葉。
他にも色々見つけていきい。
Posted by ブクログ
2019.9.28
コピーライターの阿部さん。1986年生まれだから、この本を書かれたときは30歳やったのか・・
真っ直ぐな人、そういう印象。物事への向き合い方がとてもシンプルだ。
会いたい人には会いに行く、やりたいことには手をあげる、やれるようにやり方を考える。本当にそう思う。
前から読もうと思ってたけど、このタイミングで読めてよかった。
Posted by ブクログ
仕事で悩んでくよくよしているときに読んだ。
すっごく元気が出た。
阿部さんは、あるイベントでたまたま登壇されていて、そこで初めて知ったのですが、さすがコピーライター、プレゼンの言葉一つ一つがすごく素敵で、プレゼンというより小説か何かを朗読してるかのようで、一気に興味が湧き、執筆された本を読んでみようと思った。
これだけ活躍されていて、素敵な言葉を紡ぐ阿部さんは、きっと昔からセンスがあったんだろうと思っていたら、もともとは人事で配属されて、そこから試験を受けてコピーライターになったものの、頑張っても頑張っても芽が出ない、という時期を経験されたと知って驚き。
でも、自分なりのやり方で、まっすぐ素直に好きなことに向き合い続けた結果今があるのだそう。
まだまだ諦めるのには早すぎるなと思いました。
もっと頑張って足掻いて思いっきりやってみようと思わされました。
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コピーは二つの接続詞「たとえば:具体的な話からこれまでとは違う視点や切り口が見えてくる」「つまり:再定義」から生まれる
松居:
なんかすごいことしたいって口だけの人も多い。そういう人を見るとまず、行動したのか?自分の好きな人、憧れてる人に少しでも認識してもらえるようなことしたのか?という気持ちになる
批判するのは簡単。でもいつまでもそっちの立場でいいのか?
1/500として、自分がどうか考えることも大切だが、まずは何よりも1/1、周りからどうこうじゃなくて、自分がどうありたいか
資本主義から関係主義へ
仕事でお金を稼ぐことよりも、仕事で信頼をどれだけ稼げるか、つまりお金を豊かにするのではなく、心を豊かにする行き方があってもいいのではないか。
自分の信じるものを発信する
相手の役に立てる自分を育てること。そして繋がる姿勢をもつこと。自分は何で、何を発信するか。
精神科医 熊谷晋一郎「自立は依存先を分散させることだ」
生きてて良かったと思える時間をつくることが僕の豊かさなんだと。「大量生産・大量消費」ではなくて「夢中生産・夢中消費」
Posted by ブクログ
◆自分の道って、どうやって作るの?
「やってみたいことはあるけど踏みだせなくて…」「どうやって始めていいかわかんない」「チャレンジしたいけど、できるか不安なんだよね」。こんなキモチに応えるヒントが、この本には山のように書かれています。
脚本家、作家、漫画家、芸人、社会学者、映画監督。一見なんの共通点もないように見える6人とコピーライター阿部広太郎さんの会話を通して、それぞれがどのように今の道を築きあげていったのかをひも解いていきます。
読んでいくうちに、ホントになんていうか、反省しました。たとえ何もできないまま舞台に立ってしまっても、怯まずに思いきり自分を出しきった人が次のチャンスをつかめるんですね。
どうしたら神様がウインクしてくれるか。それは、神様に見つけてもらえるように、まずは動いてみることなのかも。やってみたら案外楽しくないかもしれないし、その先にもっと面白いものを見つけてしまうかもしれない。たくさん挫折して落ち込むかもしれない。全部、やってみないとわかりません。
踏みきれない人も、楽しいことを探してる人も。人生が丸ごと変わることはないかもしれないけど、この本は確かに読む人のこころに足跡を残していくと思います。