阿部広太郎のレビュー一覧
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帰宅部で友達もいなかった中学時代から、選ばれなかったこと、失敗したことをバネに、最初は思ってもみなかったコピーライターの仕事に惹かれ、向いていないと言われながらもコピーライターとして活躍していく阿部さんのエッセイ。選ばれなかったことが今の自分を作っている、っていうのは、全ては神の業、っていう人生観にも繋がる気がした。阿部さんがタフな人で、変わろうと思ってめげずに努力し続けられる人であるからこそ今の阿部さんの成功があるわけで、同じように「選ばれなかった」と思いがちな人生の私はそんなに頑張れないからなんか眩しいわ。思うようにいかなかった時に、努力し続けることや、変わらないものは静かに受け入れる心を
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ネタバレ【選ばれないことの連続?】
電通でコピーライターになった人が書かれた本で、多分言葉の選び方もとてもキャッチ―に仕上がっている。
選ばれない連続、という言葉で
真っ先に浮かんだのは、逆履歴書、つまり不採用になった履歴を書面にして自分を紹介している人のこと。
選ばれなかった、という記憶があるぐらい真剣に応募していないと、書けないだろうと思う。そんなことも本作で書いていた。「不安なのは本気だから」。
・・・
著者は自身の中高生まで振り帰って、そこから選ばれなかった話を書いているのだけれど、
またもや私が思うのは、
覚えている人は覚えているんだなー…とか。
あるいは、記憶は言葉 -
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著者が言いたかったことのすべてをわかりやすくまとめている。
孤独と向き合う時間が長かった中学時代の自分を見つめ直し、人との関わりに飢えていた自分が変わりたくて飛び込んだアメフトの世界。
高校時代の受験勉強を経て、何とか進学した大学。
アメフトを続けて、広告の仕事を知りたくて参加したインターン。
就活、仕事、プライベートと続く。
進んだ道が合っているかどうかなんてその時はわからない。
だからこそ自分の選択を正解にしていくことにひたむきになればいい。
すべては今の自分を肯定することからはじまる。
今する選択もきっと未来へとつながり、この先への伏線になる。
自分にとって幸せな方を選ぼう。
その選 -
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「あの日、選ばれなかった君へ」
選ばれたなかったことあるなあ
選ばれたけれど思うようにいかなかったこともあるなあ
そんなことをこのタイトルから感じて読み始めました。
阿部広太郎さんをよく知らないまま読み始めたけれど、実は数々の実績を残してきた凄い人。
だけれどこの本では劣等感や先行きの不安等をありままに表現をし、これまでの葛藤や選択を描いているため、"凄い人"も"普通の人"であることを読みながら感じさせてくれる。
そして自分も一歩を踏み出せば明るい未来が見えるかもしれないと思わせてくれる。
毎日目の前のことをコツコツ頑張ろう。そして転機が来た時には思 -
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大丈夫。前向きに生きよう!なるようになる!
とは思えるようになった。
今の自分がいるのはあのとき選ばれなかったからこそ。
選ばれなくても人生はつづくし、むしろそこからがスタート。
って教えてくれる内容。
筆者と似た経験が多く、読んでいると過去を思い出して何度も泣きそうになった。“運も運命のうち”であり人は必ず相応しい場所に導かれるようになっていると思うと少し心が軽くなる気もするが、
今まだまだ選ばれたいことばかりの私にとって現実を突きつけられたかのようで切なくなった…。
それからもし今後、努力が報われ選ばれることがあるのなら、その時は、自分の代わりに選ばれなかった人がいるということを忘れな -
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電通のコピーライターである著者が、過去の自身の「選ばれなかった」7つのエピソード(そうでないのもあるが)を自身(「君」)への呼びかけという形で振り返り、そのエピソードから導き出した新しい自分に生まれ変わるためのヒントを綴る。
全体的には、詩的すぎるというか、くさすぎる感じで、ちょっとしらっとなってしまうところがあったが、個々のエピソードやそこから導き出される教訓には共感できるところが少なからずあった。
中学時代の孤独がテーマの第1章は、自分も似たようなところがあり、響くものがあった。「一人は気楽だった、でも一人ぼっちは嫌だった」というのはまさに言い得て妙。「孤独は自分を知る必要な時間であり、人 -
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ネタバレ昔、法律は解釈だ、と聞いたことがあり、その通りだ!!と思ったことがある。
自分の解釈(価値観)に人を当てはめることの危うさみたいなことを考えるようになって、「勝手な決めつけ」をせずに、でも自分の考えはしっかり持つって難しいなと感じている。
なので、この本のタイトルが目に止まった。
これは若い人達、就活生や、これから仕事で自分を表現しようとする人達に役立つと思う。
ワークショップで受講生が書いた言葉がたくさん出てきて、キラキラしてて、いいなと思った。
自分の感情を観察して言葉にするって、大事だし、
面白い。
著者がもらった年賀状に書かれていたという、
「人生バラ色より色々」。おー、いいね。
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まさに「ものはいいよう」である。言葉を媒介にして分かったつもりになるので,言葉によるフレームによって同じものでも白黒灰と別なものとして分かろうとする。だからこそ,言葉についてのさまざまを理解しておくことは有用である。本書はコピーライターである著者の仕事観や言葉観?が綴られている。言葉の機能にはいろいろあるが,コミュニケートする機能に注目している。人と人をコムする。知ってもらう,考えてもらう,動いてもらう。言葉に他者への強制力はないが,言葉をどう表現するか(コンテキストを含むアートデザイン)で人(自分を含む)を動かすことが可能であることを本書では示唆している気がする。
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コピーライターの阿部さんの作るクリエイティブや発想が好きだったので読んでみました。
広告などクリエイティビティを発揮するためには、「決めつけ」などの凝り固まった思考を解放させる必要があると思うので、そういったプロセスを学びたいと思いました。
実際には本書では「自分を解釈する」方法をワークの事例をまじえながら紹介しています。
阿部さんならではの経験も考えるヒントになりました。
自分を深く理解するためにも「あなたへの質問」はやってみる価値があると思う。
やわらかい文調でさらさら読めます。気分転換に空いた時間でぽつぽつ読んでいたのですが、自己理解したい時に集中して一気に読む方がよかったかも 読 -
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ポジティブシンキング大事だよね。って本かと思ったけど少しニュアンス違う印象です。
著者の実体験を元にして本当にそう思ってる感じで書かれてるので好感を持って読めました。
気に入ったフレーズもたくさんありました。
・解釈で可能性を拡げたい
・こうじゃなきやいけないなんて本当は一つもない
・マグカップように言葉で取手を作る
・何を言うかは知性、何を言わないかは品性
・どうありたいかを考える、何をしたいかを考える
・未来は見えると行ける
・成長や成熟度でミッションは変わる
・斜めから見てくる人に正面から向き合わない
・誰かの正解に縛られない
自分と向き合い言葉にする。
解釈しだいで見え方や意味合