道本美穂のレビュー一覧

  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    家父長制のはじまりなど考えた事がなかったので純粋に面白かった。また、私自身の知識に偏りがあるのだと思い知らされた。家母長制があったり、スパルタ国の女性がイキイキと活動していたり。宗教もその時代の統治者によって都合よく変更されたり┅とすると天皇制を男系を主張する人達もなにやら

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    2024年12月31日
  • 失われた報道の自由

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    アメリカ大統領戦での民主党不正選挙がどのようにして起こったのか。
    その背景を民主党の歴史とメディアの腐敗をキーワードに解説してくれています。

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    2021年09月15日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    瀧波ユカリが紹介してたので読んでみた。家父長制を固定的・普遍的な構造としてではなく、「変化し得るもの」として扱っている点が新鮮だった。霊長類社会におけるジェンダー構成の多様性、世界各地における母系社会の存在、DNA解析によるヨーロッパでの家父長制の広がり、さらにはアテネとスパルタの女性像の対比と、それぞれの章が「家父長制はどこにでも自明のように存在していたのか?」という問いに対し、歴史的・文化的・生物学的な反例を積み上げていく構成になっており、読み応えがあった。

    特に、女性を「人を生産する資源」として奴隷化したという視点に対して、「それはすでに奴隷が存在していた社会だったからこそ起きた」とい

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    2025年07月05日
  • LEADER AS HEALER 最強のリーダーは人を癒すヒーラーである

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    ビジネス書やリーダーに関する本をいくつか読んできたが、この本はよくあるリーダー論の本とは異なり、仕事に限らず生きる上で身体の感覚やマインドフルネスの考え方を大事にしよう、というところを一貫して教えてくれる本だった

    日々いち早く多くのことをこなして自分の理性や脳で判断し続けるだけでなく、日々のペースを落として、自分や相手の感情まで含めて感じるものを大事にして人とのつながりを感じることで、より多くの情報を汲み取って判断できるようにするのが大事であり、それによって絶え間ないプレッシャーや常に時間がないと感じるような感覚から解放される

    瞑想やマインドフルネスについて多くのところで書かれているため、

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    2025年03月29日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    インド系イギリス人ジャーナリストの方の書かれた本。

    家父長制について歴史をさかのぼって調べていくと、家父長制といってもいろいろあること、

    男と女、という2つの性別の関係性は、いろいろあって今も変化しているということ、

    それでもやっぱ、どっかからかこの今の家父長制的な関係性がメジャーになってきて、

    今でもその勢いが増している場所もあれば、より男性の支配が緩められる傾向にある社会、

    あるいはまだまだどっちに転ぶか落ち着かなく不安定な地域、などもある、

    とにかく男性優位な社会が全体として広がっている世界に生きている。

    『額縁の中の女たち』とも少し重なるところがあった。あの本は、主に欧米

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    2025年03月13日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    訳文が読みやすく理解しやすい。
    「起源」とタイトルについているので時系列的に書かれたものを想像していたが、テーマごとに章を追って書かれている。
    母系社会は過去から時系列的に遡って分かる単純なものではなく局地的に発生したり移行したりしていて発生の理由も単一ではないとの事らしく、読み進めてもそれを母系とはっきり定義づけられたもの、を知る事は出来なさそうであった。
    中盤はページをさいて男女の二元論という固定観念を外して考える事の難しさが解かれている。
    個人的にはもう少し動物の社会の話も知りたかったかも…

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    2025年03月10日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    男性が女性を支配する家父長制はしっかり頭と心に染み込んでおり、それを生物学的に説明する説もあったりしたが、この書は古代から現代までの歴史的に家父長制を調べ、そしてイスラム圏や社会主義圏での家父長制を論じる。また生物学的に規定されたものでないことを証明する大胆な書である。家父長制は支配の道具であり、現在の支配層は容易に手放さないが、現代の若者には必要でなくなってきており、そのために歴史は逆流のように締め付けを行う。歴史はジぐザグであっても前に進む。希望が持てる書であった。

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    2024年11月28日
  • 失われた報道の自由

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    本書はアメリカのジャーナリズムの報道姿勢が変更していることを問題視したものであるが、日本の場合はどうかと考えると、そもそも報道の姿勢に問題があると言わざるを得ない。とても公衆の面前に出すような水準のものが少ないのではないか?

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    2021年11月23日
  • 失われた報道の自由

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    メディア力が富に衰えてきている。それは政治力が増し、独裁政治的な指揮指導を取り始めたからだろう。現在の3流の政治家では知恵、思考力が無い、だから押さえつけるしか能がないのだ。メディアも金の力と政治力では立ち向かう勇気も出てこないのが現状だろう。 そろそろ一流の出番なのだ。

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    2021年04月15日
  • 告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル

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    ケンブリッジアナリティカの中にいた人から、その人が行い聞いたことについてまとめた本。
    手法の概要、中の人間関係、仕事の決まり方、給料など、実に様々。全ての登場人物が保身のために動いていくところが一番きついがリアル。

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    2020年03月26日
  • 告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル

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    ここ1-2年で、明らかにGAFAに対する風向きが変わってきているが、この4騎士の上で最も邪悪なのは誰か?その答えは言うまでもない、Facebook/Fuckbookであろう。

    未だ蒙古斑が抜けきっていないであろうマーク・ザッカーバーグという餓鬼がパーソナルデータの重さを何とも思っていないが故に発生したケンブリッジ・アナリティカの暴走を、元幹部の著者が暴露したのが本書である。

    ケンブリッジ・アナリティカは元々は政治団体へのコンサルティングサービス会社として発足したが、Faebookに登録されたパーソナルデータを違法に抽出し、政治思想をクラスタリングして、彼らの依頼主であったドナルド・トラソプ

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    2020年02月23日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    実質的な中身は「おわりに」の4ページのみ。本編はやたらと多くの学者やジャーナリストの研究・コメントの引用をつなぎ合わせた「事例集」の連続でしかなく、平板感が強い。邦訳タイトルで付加されている「起源」という語が想像させるような学問的な深みは無い。

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    2025年04月28日
  • LEADER AS HEALER 最強のリーダーは人を癒すヒーラーである

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    著者に具体の経験があることを表現しているものと思いますが、私のような凡人の想像の中に入ってこない部分もあり、なかなか難しい本なのかなという印象を持ちました。

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    2025年03月22日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    この本を読んだだけで何かを得られる訳ではないが、日本の家父長性に触れている訳者の解説だけでも一読の価値はあると思う。

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    2025年03月20日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    おそらく、フェミストの人々にとってもあんまりよい本ではない。そもそも「家父長制」を「男性の女性に対する支配」みたいにとらえていて、それじゃだめっしょ。むしろ、ケイトミレット先生みたいに、「男が男を支配する」システムでもあることを見ないと話にならない。ちゃんと他の人々が別の形の理解をしめしてくれてるのに。見てる文献がごく限られている、というか見てはいるみたいだけど言及するものは限られている。ゲルダ・ラーナー先生とかの扱いも軽すぎる。この本読むより進化学の本読んだ方がいいと思う。

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    2024年12月30日
  • 失われた報道の自由

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    話が現在だけではなく過去に飛ぶのでアメリカの歴史にそこまで詳しい訳ではない日本人…私も含め…には、読んでいてピンとこないところが多い。よって、日本人には「読んで面白い」本ではない。

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    2020年10月21日