椎名鳴葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分が想像する人と異形の関わりの解釈にとても近くて、これこれ!まさにこういうのが読みたかった…!と思いました。主人公のあり方が凄く好きです。言葉を大切にしている感じと自分の意志をしっかり持ってその上で対等に接しようとするところが特に。鏡うつしの君は、依頼者の名前が紫で鏡とくればムラサキカガミのお話を思い出しました。妖としてのあるべき理と情、その葛藤が愛しいです。まどろみの願いでは、うぐいす姫を思い出しました。なのでお屋敷を出る瞬間に鶯が鳴く描写を読んであっ!と嬉しくなりました。あのお話、大好きです。
怖くて不思議で憧れてやみません。 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙のイラストで百鬼夜行や怪談話のような作風を感じ、そういう作品が好きなため購入しました。
読んでみたら表紙から受ける印象とは少し違ったのですがそれを上回るくらいに面白かったです。
怪異を扱う家業に生まれた主人公と、主人公に呼び出され、家族のように主人公と過ごしていく契約を交わした青行灯の話。説明が下手でうまく言葉にできないのが悔しいのですが、主従とはまた違う距離感で好きでした。
序盤は主人公の家系をすこし説明するような流れがあるのであまり大きな出来事はなくつまらなく感じてしまうかもしれませんが、後半からドッと面白くなって夢中になって読み、読み終えた頃には「続きは!?!?!」と検索し -
購入済み
一気に色々と試し読みできてお得
お話の舞台も文体のテイストも異なる様々な作品を試し読みできてお得でした。私は特に錬金術師シリーズが気に入りました。史実をよく調べてからお話が組み立てられていて、世界史(ヨーロッパ史)が好きな人にはとてもハマれる作品だと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ11年8月刊
中華で、お茶屋さん系。
ヒロインはひたむき頑張る系で、どんぴしゃ好み。
ヒーローは宮廷「詩人」っぽくなかったり、商人な家柄っぽくないのが難点ですが、極度の美食家ということで、ヒロインとのかかわりはあるからいいのかな。
おいしそうな食べ物の描写を期待したけど、それよりは料理中の描写のほうが多かったのがちょっと残念。
だけど、ストーリーは王道な感じで、さらっと読むのにはよかったです。
この方の文章は、とても淡々と説明していく感じの文体ですが、読んでると癖になるというか、意外とノッてくるから不思議。きちんと書くべきことを書いてるからかな。 -
購入済み
アンソロジーなので
アンソロジーなので、短編としてまとまっているものは、はじめての夜のタイトルに合っていたかな?というお話で、短編というよりは物語の一部なお話は、タイトルには合っていたけれど、物足りないという感じです。
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