和山やまのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ二年半……上巻からそんなに経ってましたか。
最後キョウジとの関係がはっきりするのかと思ったら、しなくて。でもあとがきでは次はどこ行こうと書かれてたから、2027年の連載に続きがあるといいなと期待。
そもそも最初に僕を必要としたのはキョウジのくせに…とサトミ君がモヤる気持ち、わかる。でもキョウジは自分がこんなにサトミ君にハマるとは想像もしてなかったと思うし、キョウジ「からは」絶対一線は越えないと決めてる気がするので、実はサトミ君より内心困ってるんじゃないかな。知らんけど。
傍から見たら完全に主人と下僕だし、キョウジはサトミ君に対して常に“as you like it ”で、いつも本心で向き合ってるってこと……サトミ君は自覚ないのかな。
ミスドのドーナツが感覚的に本物の倍大きくて、こんな大きいポン・デ・リング食べたいわ!と寂しくなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ和山やま『ファミレス行こ。』下巻。『カラオケ行こ。』の続編で、成田狂児に振り回されていた中学生の岡聡実が大学生になっている。
舞台は主に蒲田のファミレス、聡実のアパート、そしてスナックざくろ。かなり限定された空間で物語は進むのに、人間関係は思いのほか入り組んでいて、ほとんどの人物が何かしらつながっている。そのため、終盤の締切前デスマーチ感は見事なまでにカオスだ。
この作品の面白さは、出来事そのものよりも聡実の感覚の微妙なズレにあるように思う。彼はあからさまに不器用というわけではないのに、感情の受け取り方や距離の取り方が独特で、細かな機微が少し読み取りづらい。そこがむしろ魅力になっている。
その聡実の横に、成田狂児というコミュ力おばけがいるのがまたいい。人との距離を軽々と詰める成田と、どこか断絶を抱えたまま生きているような聡実。その対比がとても丁寧に描かれていた。
自分はどちらかといえば成田やマサノリ寄りの世代なので、若い側から見た「こういう大人っているよね」という視線が、妙に身につまされもした。笑えて、でも少し痛い。和山やま作品らしい、独特の居心地の悪さとやさしさが詰まった下巻だった。 -
Posted by ブクログ
笑いながら読んで、最後ホロリ。ありがとう、和山さん。
娘に貸した上巻を見つけたら上巻から読んで再読だ。
人との繋がりっていいなと思わせてくれる素敵な作品です。
年齢的に狂児に近いせいもあり、聡実くんが可愛く見えるんだけど、聡実くんの時折の大胆さとか、豪快さ(?)のようなものに、隙をつかれるかのように驚かされてる狂児もまた愛おしい。
始まるようで始まらない、けど、実は始まってる(しかも、「終わりの始まり」ではなく「終わりがない始まり」なのがまたいい)2人の繋がり、永遠に見てられるかも。
上巻からかなり時間が空いての下巻刊行、このタイミングも(後付けだけど)良かった。
他の登場人物(とまとめるのも大変失礼だが一部ネタバレになるので)の個性と強烈な印象を的確に一瞬で焼き付けてくるの、すごい。
これからも、和山さんの作品楽しみにしてます。
次はどこいくの!?