ドゥーガル・ディクソンのレビュー一覧
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
「人類が死滅していること」「筋肉や骨の強度といった生物の構造そのものには変化がないこと」「光合成の速度や進化の速度は現代と同等であること」を前提に、500万年後、1億年後、そして2億年後の地球にはどんな生物が繁栄しているかについて、あくまで科学的な知見と推測に基づいて描かれる、未来の地球の姿。最初はギャグかなぁーと思いながら読み始めましたが、読み進めると「意外にこんな世界が本当に有り得るのかもしれない」と思えてきました。空を飛ぶ魚も陸上で生活するようになったイカも、なくはないだろうなぁという印象です。
ただしカオス理論を考えると、何か一つの要因が違っただけで、この本で推測された未来は絶対に来 -
-
-
-
Posted by ブクログ
「人類滅亡後の地球には、どんな生物が現れるか?」
これが本書のテーマです。
人類滅亡を規定の事実としているところが凄いですねw
実はこの本、じっくり熟読してません(汗
文系人間の私には、理系の科学書は苦手なんですよねw
しかし図入りで判り易く解説しており、科学の素人でも楽しめるでしょう。
大陸移動と気候の変化、そして過去の生物進化の過程から予想される未来の生物進化について綴られています。
「魚が空を飛ぶ」、「イカが陸上を歩く」、とかいうのは、あくまでも可能性の話ですが、しかし生物がどのように進化するのか?ということを学べます。
本書で"ニッチ"(1つの種が利用する、あるま -
-
Posted by ブクログ
地球誕生から46億年間を描いた本は沢山あるが、未来の地球を描いた貴重な本である。 現時代は人間が繁栄し美しい地球を破壊し続けた。そして6回目の大量絶滅は、人類が原因で起こるとされている。
そして、人類がいなくなった後の地球はどうなるのであろう?山を切り崩しコンクリートジャングルにした場所は?原子力発電所の周りはどうなるのか?
長い地球の歴史からみれば人類が繁栄た時間なんかあっという間なんだよね。何万年もの長い歳月をかけて人類の痕跡を消し去り、美しい地球に戻っていく。
そして、環境に適応できた種のみが独自の進化を遂げることが出来る。
象の様な巨大イカが陸を歩き、魚類が空を飛び、蜘蛛は哺乳 -
-
-
-
-