山田シロのレビュー一覧
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購入済み
良くも悪くも
朝丘さんらしーって感想。何つーか一進一退?牛歩戦術?てな具合のスローな進み具合に途中投げそうになりつつも読んでくとジワリと何かクる、みたいな(笑)逸人の心情が語られるまでは、進展あり得んの?ってくらい退屈だったんですが(笑)いざそーなるならない件の焦れ焦れ感はさすが〜って感じです。お布団シーンも通常モードにサラリ、具体的表現ではと言うなら皆無に等しい清らかさ(笑)葛藤や心理描写を読ませるのが上手いですねぇ。テーマが家族愛てことで確かに家族絡みが濃いにも関わらず義兄弟ものと言うには背徳感は薄いかな。
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは絶対しっとり系のいい話だ! と思って読んだら、やっぱりしっとり系のいい話でした。
こういうので当たりを引くとワクワクしますよね!
物語の主人公は岩瀬一。
一って書いて「いち」。
一には真という姉が一人いて、その姉は一度、二十歳の時に結婚し、その三年後に離婚した。
一は、その姉の元夫である元義兄のことが大好きで、元義兄の玖珂逸人の元に通い詰める日々だった。
逸人は、一の姉と離婚すると共に、今まで勤めていた大手企業を辞め、「夢」と言っていた海岸で喫茶店を営む日々をしていた。
けれど、一の目に映る逸人は何となく表情も冴えず、全てを諦め切った表情を浮かべているように見えた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ高校時代の友人との再会モノで、高校卒業から10年後、連絡を経っていたかつての友人(広瀬)から受けた依頼により帰郷。
高校時代は広瀬の告白を拒絶したような形で上京した堂島だったが、深層心理は…といった内容。
事件性もあり、読み応えはなかなかあると思う。
ただ、いくら、広瀬と都築の関係が嘘だったとはいえ、都築死亡が発覚した日や葬式の日にエッチするなんて、都築のことを思えば後味の悪い人もいるかもしれないけれど、私はわりと全体的に楽しく読むことができた。
なので、☆3つでつけているけれど、もし、0.5をつけることができるならば、☆3.5ってところかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレゆっくりと時間をかけて、お互いの気持ちを受け入れていくお話。その根底に流れているのは家族への愛ですね。生い立ちが不幸で家族の愛を知らずに育った逸人は高校生の時に自覚した自分の性癖を恥じている。一度は『幸せな家庭が欲しい』『この性癖を捨てたい』と願って結婚するけれど、いつしか妻の弟に好きになってしまい、そんな自分に絶望して離婚。せっかく手に入れた家族を泣く泣く捨てる。一方、この義兄に対して、刷り込みかっていうぐらい、執拗なまでの想いをぶつけてくる義弟の一。大切な家族のぬくもりを教えてくれた女性を裏切れない。義弟を自分のように後ろ暗い人生を歩ませたくない一心で、一を拒み続ける。物語は最初に“一”視
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Posted by ブクログ
[興信所調査員×資産家二男]
同級生再会愛
登場人物がちょっと多め
ページ数220しては
人間関係が複雑なのでいちいち理解するのが大変でした。
攻め目線で書かれていますが、イマイチ気持ちが分かりません。
本人もわかっていないというのもありますが
序盤はその分からなさに戸惑いました。
最後はまぁ、なんとなく分かりました。
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☆あらすじ☆
差出人はなぜ、俺を呼んだのか―。
高校時代の親友からの手紙で、故郷を訪れた堂島。
そこで再会したのは、親友と同居していた幼なじみの広瀬。
昔、告白されたのに手酷く振った相手だった。
しかも親友は何も告げ