天城智尋のレビュー一覧

  • 後宮の花は偽りをまとう

    Posted by ブクログ

    後宮での皇帝と后の代わりをすることになったという話。誰が悪役なのか、というミステリーのあたりは面白かった。主人公は、もうちょっと考えてから動くようにしないと危なっかしい感じもあると思う。(まぁ、そういうスタイルの主人公だったら、話が進まない可能性も高いけど。)全体としては、面白い話だったと思う。

    0
    2019年09月19日
  • 宮中は噂のたえない職場にて 五

    Posted by ブクログ

    シリーズ完結。最後は何だか一気に終わりに持っていっている様に感じたけれど終わりとしては皆が幸せな様子でこれで良かったんだなとは思う。

    0
    2025年11月02日
  • 宮中は噂のたえない職場にて 四

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これで一応解決かな。こうげつは倒されたし、准大臣はもう表舞台には出てこられそうにないし、梓子は光影の屋敷に入ったし。
    なかなか文をイメージするのに時間がかかったなあ。前巻とのつながりを思い出すのにも時間がかかった。連作短篇っぽい仕上がりになるはずなんだけれど、ちょっと合わなかったかなあ。

    0
    2025年06月08日
  • 後宮の花は偽りを貫く

    Posted by ブクログ

    千秋に半ば拉致られるようにして凌国へ入った蓮珠だが、何故か不法入国者として囚われの身に。囚えれられ方がさすが元役人なスムーズさが滑稽。凌国とお隣の華国の後継者問題に巻き込まれて解決しなければならなくなる。厄介ごとの方からやってくると信じてやまない蓮珠だが、今回は自発的に周りを巻き込み、使えるものは使って解決にあたるのだが、華国の解決の仕方が、威に亡命した朱景とあわせてパワープレイ感が結構愉快。
    偉い人たちの無茶振りと理不尽が今回個人的にはかなりえげつなかったのはしんどかったんだけど、それぞれのマインドや覚悟が垣間見れたり、未だに叡明の影を追う翔央の心構えが動きかける様子が見られたのはよかった。

    0
    2025年05月24日
  • 後宮の花は偽りを貫く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    攫われるようにして凌国へ、さらには凌王の策謀で華国の王を決めるべく求められる蓮珠。話はサクサク進んで、次は中央へ。国王共々主力メンバーが相国をこんなに離れても大丈夫かと不安になる。

    0
    2025年01月20日
  • 宮中は噂のたえない職場にて 三

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第三弾。「掌侍大江~」と混乱している部分があって、ん?となるところがある。似たシリーズを同時期に読むのは考え物である。しかしこちらの方が、ヒーローとヒロイン自体の関係は上手くいっていて?周囲の騒動に巻き込まれている感が強い。モノだけでなく、政争も加わり、ちょっと大変である。上手くいくのだろうけれど、梓子の母親と「こうげつ」のことは解決するのだろうか。

    0
    2024年09月27日
  • 宮中は噂のたえない職場にて

    Posted by ブクログ

    何か可愛いなこのカップル…!歌で怪異を縛るというミステリファンタジーホラー平安モノ(無理やりまとめるなら)。出てくる歌は何となく聞いたことあるし、主人公カップルが可愛いので楽しく読める!

    0
    2024年09月20日
  • 後宮の花は偽りをまとう

    Posted by ブクログ

    凄い活動力のある偽りの妃だ
    良くあるのは妃が偽りとか皇帝が偽りかのどちらかが多いのにこれは妃も皇帝もどっちも偽りだった
    意外と後宮の話しはあんまり出なかった気がする
    最後は本当の皇帝と妃が帰って来たけどまさかまた家出するとはね
    しばらくはまた偽りの皇帝と妃だね

    0
    2024年08月19日
  • 後宮の花は偽りをまとう

    Posted by ブクログ

    活発で前向きな主人公と、めちゃくちゃ頼りになる翔央の関係性が良かったです。長編のようなので、今後の巻も楽しみです。

    0
    2024年04月24日
  • 後宮の花は偽りでつなぐ

    Posted by ブクログ

    偽りの皇帝夫婦としての道を歩んでいた翔央と蓮珠は、左龍・龍貢への正式な禅譲のため、一時別々の国へ出立するはずだった。が、翔央たち郭家の捕縛を目的とした連合軍の一隊が都に向けて放たれたという一報により、民を守るため、双子の皇帝は大胆な作戦に打って出る。あちこちでそれはもうギリギリの、命懸けの攻防が繰り広げられながら、ちょっと受け止めが追いつかないような怒涛の展開が。息も詰まるような展開の先の、これが作戦の結末だというの....?
    もうちょっとでもいいから、救いの要素が欲しい....。

    0
    2024年02月25日
  • 後宮の花は偽りでいざなう

    Posted by ブクログ

    偽りの皇帝夫婦としての道を歩んでいる翔央と蓮珠。相国を思う2人の強い気持ちはありつつも、中央地域で繰り広げられていた覇権争いの火の粉が降りかかり、相国が存亡の危機に。最後の方、なかなかの展開にヒリヒリしてたんだけど、ほんとに最後の最後、そのヒリヒリさえ全部吹っ飛ばすような爆弾が投下される....。
    世の中、うまくいかないことの方が多いのなんて百も承知だけど、みんな丸くおさまればいいのに、って思わずにはいられないな....。

    0
    2024年02月10日
  • 後宮の花は偽りに染まる

    Posted by ブクログ

    偽りの皇帝夫婦としての道を歩んでいる翔央と蓮珠。そんな中、翔央と本当の皇帝叡明の双子の伯父である華国の王が突然相国に訪れた。その目的は双子の母親である朱皇后の遺児探し。蓮珠が大切に育ててきた妹・翠玉がその遺児。事実を知る叡明の話からも蓮珠は大きな選択を迫られる。華王のなかなかの粘着さには驚くが、翠玉、つよい....!

    0
    2024年01月27日
  • 後宮の花は偽りに惑う

    Posted by ブクログ

    相国東部で武装蜂起が起き、その中で部族に囚われた民の中に、本物の皇帝夫婦と思われる2人も含まれているという報が身代わり皇帝夫婦・翔央と蓮珠の元に届く。法外な身代金要求が届いて対応にあたる中、玉座を簒奪しようとして追放された英芳が戻ってくる。皇帝兄弟たちの繋がりのね....切なさ苦しさね。もうちょっといい結末になれなかったのかなというのは思っちゃうけれど、それでもそれぞれが過去もこれからも受け止めて考えて前を向く、ということに期待もしたい。今回は、三ない蓮珠として奮闘する蓮珠が見られ、翔央の方が迷い葛藤してる感じ。

    0
    2023年12月24日
  • 後宮の花は偽りで護る

    Posted by ブクログ

    新皇帝の双子の弟・翔央、相国の女官吏・蓮珠は偽りの夫婦を演じる中でお互いに惹かれ合った。ただ、皇帝で翔央の兄でもある叡明は、蓮珠に許す気はないと宣言し2人の婚姻証書を破り捨てる。そこに追い討ちをかけるように、翔央の正妃候補として榴花公主が隣国からやってくる。とはいえこの作品はそれでは終わらない。そこから色々なトラブルや事件が起き、それが解決するとなったところへ特大の事件の知らせが入る。蓮珠と妹の翠玉のルーツも急に垣間見れたり、なんか色々改めて動き始めた感もある。終わりが次巻へガッツリ続く感じなのは、初めてかな。ハラハラする。

    0
    2023年12月24日
  • 後宮の花は偽りを隠す

    Posted by ブクログ

    人の心の内がわかるかのように偽りを見抜き、「心見の妃」と呼ばれていた後宮の妃嬪の亡骸が後宮で見つかった。第一発見者になった女官・蓮珠は、国の平和と妃嬪が隠し続けてきた秘密を守ために死の真相を探ろうとする。なかなかに重たくて切ない話だった....。
    それにしても、蓮珠はこんなにぐずぐず弱かったっけ....と思っちゃった巻ではある。皇帝からはっきりと「(妃になるのを)許す気はない」とも言われ、本来選択肢になりえるはずのないものを選択肢として考えてしまったことも、選択肢として提示された際に容易に選べそうにないことも重しでしかない。まだしばらくぐずぐずしそう。ブーメランだなぁ。

    0
    2023年12月17日
  • 後宮の花は偽りを散らす

    Posted by ブクログ

    新皇帝の双子の弟・翔央と共に偽りの夫婦を演じる、「遠慮がない・色気がない・可愛げがない」と言われる相国の女官・蓮珠は上級官吏になった。無事に帰ってきた本物の皇帝夫妻のため、立后式の成功を目指すが、押しかけてきた新皇后の異母妹である公主のお世話や厄介ごとが多々舞い込む。自分の気持ちを自覚し始め、それが露呈するのはよくないと隠そうとしつつも仕切れない蓮珠と、隠す気もなく押し通したい翔央が今回は見られる。それにしても、公主の個性強いし、新皇后かっこいいし、新皇帝いい性格してるし、新しく出てくるキャラたちがいいわぁ。
    繋がりがありつつ、一応1巻ごとに完結してるように終わるのも個人的にはありがたい。

    0
    2023年12月17日
  • 後宮の花は偽りをまとう

    Posted by ブクログ

    「遠慮がない・色気がない・可愛げがない」で知られる三十路手前の女官吏・蓮珠。子供の頃に故郷の邑を焼かれた過去を持ちつつ大陸西方の大国である相で働いている。蓮珠はある日皇帝の双子の弟・翔央に声をかけられ、新皇帝と娶るはずだった隣国の公主の身代わりをするべく翔央と周囲に知られてはならない契約結婚をすることに。姿を消した皇帝夫妻や巻き起こる事件など結構引き込まれて一気に読みたい感じになった。蓮珠が、置かれた環境に腐りきらずに官吏としての血肉にしているのが好感。気持ちのない契約結婚からお互いに惹かれていく流れは、ありがちだけどやっぱりいいよね(笑)

    0
    2023年12月17日
  • 後宮の花は偽りでつなぐ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦の戦術的な場面が多く、分かりにくいので地図が欲しいところ。
    物語は一気にいろんな確執が解決するがその犠牲の大きいことに唖然!でももしかして、死んでないかもしれないと一筋の希望を残しています。

    0
    2023年09月22日
  • 後宮の花は偽りでいざなう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    翠玉の輿入れが決まってすべて収まったかに思えたが,中央の覇権争いに巻き込まれ次々と他国が介入してくる.蓮珠と翔央がいつまで身代わりをするのか,そろそろ幸せな二人を見たい.

    0
    2023年07月09日
  • 宮中は噂のたえない職場にて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    梓子さんの恋愛スルー力と予想の斜め上発言が。
    途中から段々光影さんを哀れに思うほど。
    確かに彼女の誉め言葉は何割か差し引いて受け取らないとね。

    人ならざるモノが見えてしまうがゆえに敬遠されていた梓子と、醜聞が多い美男子、光影が宮中の不思議な事件を解決していく物語。
    凄く丁寧に平安の文化や仕事内容を描写しており、しっかり平安物語という感じながら、キャラクター造形はコメディよりで面白いという。
    梓子さんと光影の会話の何割かは完全にコントだったし。
    特に笑ったのは今上帝。
    最愛の中宮に先立たれて落ち込んでいたとは思えない、女御に詰られてうきうきしている様には思わず笑いながらツッコミ入れてしまった。

    0
    2023年06月24日