【感想・ネタバレ】宮中は噂のたえない職場にて 四のレビュー

あらすじ

様々な困難に見舞われながらもようやく夫婦となり、光影(みつかげ)の邸に移った梓子(あずさこ)。
だが、かつて梓子の母が草紙に封じたはずのあやかし「こうげつ」が解き放たれ、宮中で暗躍していることも知る。
こうげつは梓子を小姫と呼び、危害を与えないそぶりを見せるものの、光影に対しては獲物の証という“印(しるし)”を付けて姿を消した。
2人がこうげつの動向に警戒を強める中、左の女御が中宮となることが決まる。
祝いの品として、豪華で立派な屏風が献上されるが、梓子の目にはそれが良くない物に見えた。
調べていくと、その屏風は宮中の“モノ”を次々に取り込んでいるということが分かり……?

大好評、平安お仕事×あやかし物語、全ての真実が今明かされる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。

巻数が進むにつれて、まあ、そろそろこの辺りで良いか、、とリタイアしかけるのだが、ついつい続きが気になってしまうという感じだ。

今回、梓子の母の時代から因縁のある物の怪「こうげつ」との拘わりがついに明らかになり、展開としては大きな山場が一つ終わったというところか。
「こうげつ」と母の関係から果ては梓子との拘わりに至るまでが詳細に明かされ、読者としては納得のできるものだった。

それにしても、人々に害をなす物の怪とはいえ、「こうげつ」の生き方? 、こうげつという存在はあまりに哀しすぎる。

今更な話なのだけれど、この物語に登場する「帝」というのは一条天皇がモデルであり、今回、立后した左の女御は藤原彰子、亡くなった中宮が定子なのだろう。であれば、梓子の実父は藤原伊周となる。伊周は帝が梓子を気に入っていると信じているようだが、実際はどうなのだろう?
母親が正室ではないとはいえ、家格からすれば、梓子の入内も十分に可能だろう。帝の寵愛厚かった故中宮は、梓故にとっては叔母に当たる。叔母と姪が似ていたとしても不思議はない。
実のところ、私は準大臣のあの一言から、本編には関係ないであろうあれこれを妄想してしまった。
梓子には既に光影という夫もいるから、あり得ない展開ではあろうけどー。

0
2026年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これで一応解決かな。こうげつは倒されたし、准大臣はもう表舞台には出てこられそうにないし、梓子は光影の屋敷に入ったし。
なかなか文をイメージするのに時間がかかったなあ。前巻とのつながりを思い出すのにも時間がかかった。連作短篇っぽい仕上がりになるはずなんだけれど、ちょっと合わなかったかなあ。

0
2025年06月08日

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