田川とまたのレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済みいつまでも大切な恋
「女の恋愛は上書き保存なんて嘘だ」と考える春原は10年前のある恋について思い出していた。
当時高校二年生だった彼女は同級生の日下と仲のいい友達という関係だったが次第にお互いじりじりと近づいて行った。
周りはそんな二人を早くひっつけようとしたりするがゆっくり進展した春原と日下は告白や初体験まで月日を要していた。
二人でこれからも時間を共有していけると思っていたが進学先の大学が別々でなかなか時間がとれずついに大学一年生の夏に日下から別れを告げられる形で二人の関係は終わった。
その後春原は特別好きではない男子と寝たり好きな先輩のセフレになったりと奔放な大学生活を送っていた。
そんな彼女が28歳の秋、 -
匿名
ネタバレ 無料版購入済みオムニバス
春原は10年前にした恋について思い出していた。
高校二年生で初めてできた彼氏である同級生の日下と少しずつ距離を近づけていった末に付き合った。
初体験までそれなりに月日が経っていたがお互いのことを知るのが楽しかったが……。
綾乃が大学時代に所属していたフォークソング同好会にはとにかく大学生活をエンジョイしたい人ばかりが入っていた。
周りが浮かれているのに浮いた話がいっさいない綾乃だったが一つ年下の後輩の石井と男女の友情が築けていると思っていたが……。
長年のセフレ生活を穏やかに築けていると思っていた宮地は相手の咲良から結婚すると告げられショックのあまり見ていたサッカーの試合がまったく頭に入っ -
購入済み
大容量
個人的には好きな作家さんが何人も入っていてオススメなんですけどいかんせんページ数が膨大なので途中で読むのをやめて置いておける人にはいいと思います。
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Posted by ブクログ
心温まるお話。
だけど、「もし自分が優子の立場だったら…」と考えたら、一概に幸せな人生だとはいえないなーと思った。
親になってくれたのはみんないい人なのは間違いない。
それでも、家族の形態が17年間で7回も変わるのなんて自分ではとても対応しきれないし、梨花さんも世間一般的な視点から見れば、身勝手で自己中心的な毒親に見えたから。
やっぱり1番すごいのは、子である優子で、優子が親に感謝していたように、5人の親たちも優子に助けられ感謝していたのだと思う。
そういう意味では、「楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ。」という言葉を優子に伝え、そしてお手本として示し続けた -
Posted by ブクログ
家族とは。
血のつながりとは。
親子とは。
大切な家族のカタチや思いを感じる本でした。
私自身も親が離婚、再婚をしその家庭で育った。
不幸だと思ったことはないが、優子と同じように自分の心に線を引いたり、蓋をしてるところはあった
なぁ…
自分が結婚したことで家族や子供の存在が自分の人生を豊かにしてくれた。
ココロを豊かにしてくれた。
真っ直ぐに向き合ってきた森宮さんだからこそ、本当のしあわせを見つけたんだと思う。
読み終えたあと、優しく暖かな気持ちになれた。
ご飯を作る場面や食事中の会話の場面が細かく描かれていた。家族にとって食を囲む時間は大切な気がした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ家族の形態が次々と変わりながらも、血の繋がらない「親」達から惜しみない愛情を受け育ってきた主人公のお話。
昨今、未婚の母やシングルファザー等、新しい家族のカタチが増えている中で、私自身正直なところ、「片親の子供=寂しい思いをしていて可哀想」と偏見を持ってしまいがちなところがありました。
作中、15歳の主人公の優子を引き取り37歳で突然、父親となった森宮さんのセリフが印象的でした。
「優子ちゃんの親になってから明日が2つになった。自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくる。親になるって未来が二倍以上になる事だよ。明日が2つになるなんて、すごい事じゃない?」
血の -
購入済み
健気なヒロイン
ご当地ものマンガとして読めばなかなかできが良い。冬のオホーツク沿岸の雰囲気がとても良く出ていると思う。肝心のストーリー内容は「天然だけれど健気なヒロイン」を描いているのだろうが、やや天然がゆき過ぎていてイライラするところが多い。絵はうまいとは言えないが暖か味があってストーリーをよく支えていると思う。