鈴森琴のレビュー一覧

  • 皇女アルスルと角の王

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    ネタバレ

    やや大人向けのハイ・ファンタジー作品です。

    父親からも母親からも愛されてこなかった主人公・アルスル。
    彼女は父親殺しの汚名を着せられ、一族の出身地へと送られます。そこで出会ったのは、大木に串刺しにされた白豹の「人外」でした。

    人間をはるかに超える「力」を有する「人外」と共存している世界を舞台に、まっすぐに、ひたむきに生きているアルスルの姿には美しさがあります。
    一見すると無口で自分の考えがないように思える彼女の言動は、じっくりと周囲を観察して考えを深めていることの裏返しでもあります。

    アルスルは愛ゆえに狂気に堕ち、人を襲い続ける「走訃王」との戦いを宿命づけられますが、悲嘆せずに自分がなす

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    2025年12月06日
  • 聖剣アルスルと傷の王

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    アルスルの成長が嬉しい
    嫌いあっていた人たちが歩み寄るのにホッとする
    離ればなれになっていた人たちが再び会えるのは素直に喜べる
    小さい者が振り絞る勇気に惜しみない拍手を贈る
    二度と戻れないかもしれない危機を乗り越えた彼女が、周りへの感謝を忘れないことがとても嬉しい

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    2025年05月05日
  • 皇女アルスルと角の王

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    女の子が主人公で、序盤から処女処女言われるし今日知らん男とキスするよと予言されるし
    女の子性を全面にだしてくるので、そのキスする男が王子様みたいな感じで恋愛も絡んでくるのかなと思っていたのですが
    キスが全然ロマンチックではなく事故みたいな感じで、主人公もその男もあっさり忘れ去るので、え!?となったし大好きになった。
    こういうのが読みたかったんだよねー!ってファンタジー。
    続きも読む。

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    2025年05月05日
  • 皇女アルスルと角の王

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    面白かった!
    読みにくいという評価もあったけど、私は気にならず世界観にどっぷりハマれた。
    最初の世界の説明は長く感じたけど、そこを越えれば一気に面白くなる。
    モフモフたちが可愛過ぎる。
    児童向けかと思ったけど、グロい部分もあるしそれ以外にもこれは児童向けではない作品なんだなと感じる部分もあり、大人が読むファンタジーとしてとても楽しめる。
    こーゆー成長物語の主人公ってなんか共感できない人物が多いけど、本作はそんなことはなかった。
    彼女の成長がまだまだ楽しみ。

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    2025年05月01日
  • 聖剣アルスルと傷の王

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    ネタバレ

    久々に続刊の報で寿命が延びるくらい楽しみにしているシリーズ。
    おっきい犬と猫ちゃん他動物たちと愛しいキャラたちの3作目!続刊待ってました!
    1巻からの読者にはついにきたその時。幸せになれアルスル…ルカ…。
    1巻と2巻は1体ずつの王討伐だったが、3巻で番狼王と地動王がでた…?から残すところ月雷王と氷山王がいるわけですが。とにもかくにも続いて欲しい!アルスルが女帝となるまで、あるいはなった後まで続いて欲しい。

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    2025年03月22日
  • 聖剣アルスルと傷の王

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    ネタバレ

    待ってました、六災の王シリーズ、3冊目。
    今回もモフモフたちがたくさん出てきます。

    ねずみの三大臣、妙に憎めず愛らしいんですが。
    愛らしいといえば白猫版リサシーブも、キャラメリゼもコヒバも、グンヒルダスも、なんならご主人様ラブのフェンリルも可愛い。モフモフ天国でした。
    今回のお話もなかなか凄まじいし(地動王の内部は四次元……四次元??位相幾何学??エイリークすごい、何言ってるかわからん)、ウォルフも最初かなりヒドイし、走る王は暴れるし、アルスルも大変な目にあいますが、ルカの歌が呼び戻す、というのがステキでした。この色男め。

    とにもかくにも、楽しく読ませていただきました。
    まだ出てきていない

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    2025年03月17日
  • 忘却城 炎龍の宝玉

    購入済み

    シリーズ3作目!

    王国の神様的炎龍が飛んで来て産卵、無事にヒナ龍は誕生するのか?
    という話にかこつけて、登場人物達の過去の因縁アレコレ紐解く。
    最後はまさかまさかのBLで、笑った。
    続編、出ないかなあー
    続編希望!

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    2024年02月12日
  • 忘却城 鬼帝女の涙

    購入済み

    世界観とキャラが秀一

    前作を読んでから、だいぶ時間がたってしまってからの2作目読書。
    この世界のルールについて行けない〜
    読む方は、一作目からまとめ読みした方が良いです。
    主題は鬼退治?復讐?権力争い?
    あまり考えずに、この世界観を楽しむのがオススメかもね。

    #ダーク

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    2024年02月12日
  • 忘却城

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    ネタバレ

    60ページほど読んだところで続編の購入を決めた。この世界観を1冊だけで終わらせたくない、もっと楽しみたいと思った作品。
    ホラー作品を読み慣れているせいか、言うほどグロテスクには感じない。これでそうなら三津田の作品なんかもグロテスクになってしまう。
    描写が上手く、映像が思い浮かぶように感じる箇所が多々あった。選評にある「映像的」はこのことか。「見える文章」は好きなので早い段階で続編購入を決めたのもそれが理由かもしれない。最序盤での盲獄での描写から、"設定だけ"の作品では無いと感じた。グロテスクさも、この描画の上手さ故に絵として浮かんでしまうから、ということもあるか。

    途中で

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    2024年02月08日
  • 騎士団長アルスルと翼の王

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    前作から成長して19歳になったアルスル。今度の敵は、空域(ヘブン)のオオワシだ。
    更に、年頃のアルスルには皇帝の息子との縁談、騎士団長としての責務、護衛官との淡い恋など盛りだくさん。
    そして、今回は猫が活躍。もちろん犬たちも黙ってはいません。モフモフたちが、空中戦に挑みます。
    アビシニアン降下訓練「にゃんこ雨」、見ものだろうなぁ。
    人間たちも色々と大変な目に会います。
    特にルカ。
    妙なものに気に入られるし、御主人様は可愛いしで、この先も大変だとは思うけど、でも彼ならきっとどうにかしてしまうのでしょう。
    観客席から見守るかのものもきっと満足するはず。

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    2023年11月20日
  • 騎士団長アルスルと翼の王

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    大きいネコちゃんが最高の表紙。本編でも最高です。アビシニアンですよ、アビシニアン。なんと挿絵に猫ちゃんがいっぱいの1ページがあります。ニャンコの雨。なんて素晴らしい。
    前作に引き続きでっかいワンちゃん達も活躍します。あとすごく大きい鳥(ワシ)も出ます。
    小さいけど口調は尊大な普通サイズの猫も健在。

    プレイボーイが歳下のネコ科女子に本気の恋をして葛藤する話が好きなら薦めたい。

    釣っといて何なんだが、描かれてないところで臓腑撒き散らす血みどろの野生対人間、神対人が繰り広げられているから癒し系ではないです。
    早く続きが読みたいシリーズ。

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    2023年10月16日
  • 忘却城 炎龍の宝玉

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    ネタバレ

    儒艮と金魚小僧のその後の物語。
    平和に暮らしているのかと思えば、幽霊屋敷に引っ越して開塾するわ、炎龍の騒動に巻き込まれるわ、挙げ句の果てには命狙われたりと、相変わらず平穏無事とはほど遠い二人。
    今回は、母子の愛、家族の在り方、親友との絆を主軸にして、金魚小僧の成長物語でもあったのだな、と思う。
    こじれて縺れきった糸を、少しずつ解いていって、でも全部はほどけない。頑張る金魚ちゃんの回でした。

    しかしな、金魚小僧が「儒艮はズレてる」ってことあるごとに言うけど、金魚ちゃんだって相当ズレてると思うよ…(笑)。
    最後のあの場面であのセリフは……まあ、そこが、金魚小僧の金魚小僧たるところだし、儒艮ともウ

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    2020年05月24日
  • 忘却城

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    久しぶりの大ヒット。
    綿密に組み立てられた耽美な世界観が実に見事で、一気に読んでしまった。
    舞台は古代中国風ではありながら、まったくの異世界なので、導入部は話についていくので精一杯かも。でも、それを補ってあまりある傑作で、読み終わったときにしばし茫然とするほど。
    二回、三回と読み返して独特の世界を味わうのもまたよし。

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    2020年02月28日
  • 忘却城 鬼帝女の涙

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    曇龍の回

    前回の主役儒艮は名前しか出なかったのが残念。でも新出の魘神が今回のいいキャラ。ちょっと壊れてるけど純な奴で、暗い内容も明るくしてくれます。前回もそうでしたが、凝った世界観で頭を使うし死者が沢山扱われるけど最後は意外とハッピーエンドっぽいのが読後感が良くて好きです。

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    2019年11月29日
  • 忘却城

    購入済み

    儒艮さんがいい

    頭を使う読み物でした。ポツポツと明かされる断片的な情報を気を付けて拾っておかないと話から置いていかれそうです。でも全ての謎が放置されずにちゃんと説明される感じで、その辺はスッキリします。儒艮さんがいい味出してます。金魚小僧と死んだ第二王太子の真実が切ない。

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    2019年11月24日
  • 忘却城 鬼帝女の涙

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    ネタバレ

    二十四大鬼の一体、鬼帝女の退治をすることになった、病弱な死霊術士魘神と大罪人の曇龍。果たして鬼退治の成果は? 
    別々に語られていく物語が、最後に集約されていくのは見事。
    一読したら、再読がお勧め。最初に読んだときに気にならなかった台詞が、再読すると、「そういうことか!」という発見がある。なんなら、『忘却城』も、再読したい。
    この話、ぜひシリーズ化して欲しい。
    舞蒐のその後も気になるし。
    金魚小僧や儒艮はどうしてるのかなあ。

    そして今回一番思ったこと。
    モフモフゆきちゃんにもふられたい……。

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    2019年07月16日
  • 忘却城

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    死者が蘇る国。
    過去に傷つを持つ青年、死霊術士、正体不明の少年、盲目の少女、異国の復讐鬼、生ける死者…。
    それぞれの立場や思惑が交錯する中迎える幽冥祭で、彼らがどう動き、どう結末を迎えるのか。
    気になってページをめくる手がとまりませんでした。
    面白かった。

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    2019年04月25日
  • 騎士団長アルスルと翼の王

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    シリーズ2冊目
    裏切らないです
    宮崎駿の映画を観ているような感じ
    ジブリで映画化してくれればいいのに
    3冊目も楽しみ

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    2025年05月09日
  • 皇女アルスルと角の王

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    斬新
    忘却城シリーズも独特な世界観で面白かったが、個人的には、こちらの方が好き
    これからどんな冒険を重ねていくのか楽しみです

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    2025年05月09日
  • 騎士団長アルスルと翼の王

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    ネタバレ

    おー、アルスルが自分の気持ちに気付いた!ルカ良かったね。
    バルーンに釣られてる空中都市。
    なんだか想像がつかない。アニメとかで見てみたいなぁ。
    今回も面白かった。

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    2025年05月05日