忘却城

忘却城

1,100円 (税込)

5pt

死者を蘇らせる術で発展した亀珈(かめのかみかざり)王国。都で家庭教師を営む青年儒艮は、ある晩何者かに攫われ、光が一切入らない、盲獄と呼ばれる牢で目を覚ます。そこに集められたのは、儒艮の他に子ども、青年、老人、壮年の男性、中年の婦人の五人。彼らを集めたのは死霊術士の長である、名付け師・縫だった。縫は一同に、儒艮に従い、言葉にされない名付け師の望みを叶えるように言い渡す。儒艮は名付け師の後継者問題が絡むと推理、死霊術の祭典、幽冥祭で事件が起きると予測する。顔を見せない縫の真の目的は。第3回創元ファンタジイ新人賞佳作入選作。/第3回創元ファンタジイ新人賞選評=井辻朱美、乾石智子、三村美衣

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忘却城 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりの大ヒット。
    綿密に組み立てられた耽美な世界観が実に見事で、一気に読んでしまった。
    舞台は古代中国風ではありながら、まったくの異世界なので、導入部は話についていくので精一杯かも。でも、それを補ってあまりある傑作で、読み終わったときにしばし茫然とするほど。
    二回、三回と読み返して独特の世界を味

    0
    2020年02月28日

    購入済み

    儒艮さんがいい

    頭を使う読み物でした。ポツポツと明かされる断片的な情報を気を付けて拾っておかないと話から置いていかれそうです。でも全ての謎が放置されずにちゃんと説明される感じで、その辺はスッキリします。儒艮さんがいい味出してます。金魚小僧と死んだ第二王太子の真実が切ない。

    0
    2019年11月24日

    Posted by ブクログ

    死者が蘇る国。
    過去に傷つを持つ青年、死霊術士、正体不明の少年、盲目の少女、異国の復讐鬼、生ける死者…。
    それぞれの立場や思惑が交錯する中迎える幽冥祭で、彼らがどう動き、どう結末を迎えるのか。
    気になってページをめくる手がとまりませんでした。
    面白かった。

    0
    2019年04月25日

    Posted by ブクログ

    死者を蘇らせる術で栄える亀珈王国

    突然拉致されて真っ暗闇の盲獄で死霊術士の長から「私の望みを叶えよ」と商談を持ちかけられる儒艮と他5名

    謎は長の望みとは何か?から始まり集められた互いの素性などなど

    色々作り込まれていて面白かったです

    ただ情報量が多いので覚えるのが大変
    巻末にある用語集を見な

    0
    2021年09月10日

    Posted by ブクログ

    新しい世界との出会い。かっちりとしたその世界を見せてくれて嬉しい。この世界もお気に入りの一つになった。
    三冊目を先に読んでしまい、面白かったので一冊目と二冊目に出会ったら読もうと思っていたら出会ってしまいました。読めて良かった!!

    0
    2021年01月19日

    Posted by ブクログ

    この世界観を作り上げたのはスゴイと思います
    最初、人の名前も中国的ということで、背景を理解するのに手間取りました
    なんで人の名前に覚えにくい日本語読みしない漢字を使うのですかね…

    0
    2020年11月14日

    Posted by ブクログ

    これは好みが大きく分かれそうな作品。残念ながらちょっと合わなかったが、これだけ世界観を作り込むのは素直にすごい。

    0
    2020年09月07日

    Posted by ブクログ

    グロテスク・ホラーとの書評があり、読むかどうか迷った作品。
    独特な世界を表現している。
    自分には少々受け入れがたい世界なのだが、つい読み切ってしまった。
    シリーズの続きはたぶん読まないと思う。
    こういうのが好きな人には、魅力的な作品なのだろうと思う。
    私の死生観にはそぐわないだけの話だ。

    0
    2020年06月26日

    Posted by ブクログ

    なにせ一巻を先に読んでしまったのでハラハラはあまり無く、なるほどこういうことがあったのねぇ…という感じで読みました。が。名付け師と御子の陰謀の辺りはあまりよくわからなかったかも…。
    後、派手な戦闘の辺りは何がどうなってるのかイマイチよくわからないままアレ?結局なんでこうなったの?と言う感じでした。自

    0
    2019年08月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    60ページほど読んだところで続編の購入を決めた。この世界観を1冊だけで終わらせたくない、もっと楽しみたいと思った作品。
    ホラー作品を読み慣れているせいか、言うほどグロテスクには感じない。これでそうなら三津田の作品なんかもグロテスクになってしまう。
    描写が上手く、映像が思い浮かぶように感じる箇所が多々

    0
    2024年02月08日

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