村上和雄のレビュー一覧

  • コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?

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    科学者としての謙虚さを持ち、自らに警鐘を鳴らしている。
    利他的な利己を唱える筆者の文ではコロナは一例であり、遺伝的な人間の可能性を示してくれている。
    サムシンググレートとは怪しい言葉ではなく、祈りとも少し違うと感じた。
    見えない偉大なものへの感謝を説く、優しい本であり、読むと意識を正したくなる良書と感じた。

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    2024年03月21日
  • 神(サムシング・グレート)と見えない世界

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    サムシング・グレート(神)の存在をめぐり、東大教授矢作直樹と筑波大名誉教授 村上和雄との対談。冒頭、小柴教授とダライラマとの対談の紹介がある。戦争が無くならないのは、宗教に問題があるのではとの小柴教授からの質問に、どの宗教も素晴らしい、問題があるのは、それらの宗教を解釈している人間側に問題があるとしている点がとても驚かされた。
    日本人は、戦後スピリットを忘れてきた。
    ノーベル賞を取った科学者は、サムシング・グレートの存在を感じている。また、日本人も「あの世」を信じている人の割合が増えている、特に若い人ほどその割合が高い。
    東日本震災以降、日本人の生に対する価値観が変わり始めている。

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    2020年07月19日
  • 生命のバカ力 人の遺伝子は97%眠っている

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    とても読みやすい遺伝子工学についての書籍でした。ちょっとおすすめです。

    遺伝子にはONとOFFのスイッチがあり、ほとんどを使っていないので、無限の可能性がある。
    地球上の全ての動物は A(アデニン)T(チミン)C(シトシン)G(グアニン) という
    4つの塩基によってあらわされているとのことで、
    糖尿病の治療に使われるヒト型インシュリンも、なんと大腸菌の遺伝子組み換えの技術で生産できるそうです。

    人間も魚も鳥もおんなじ基からできていると思うと、なんか不思議です。
    飛べたりすごく泳げたり、なんでもできそうな気がします(^o^)/

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    2016年10月15日
  • 科学者の責任 未知なるものとどう向き合うか

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    アカデミックポストを定年退職した後に、ようやくこれから社会人だ!という言葉には驚いた。老後はゆっくりしたいと思うのが大半の人の考えだと思うけど、この著者は引退後も精力的に働いているので感銘を受けた。そして科学というものに熱い気持ちを感じた。「研究とは偏差値ではなく、早起きだ」はすごい名言だと思う。

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    2013年04月14日
  • 科学者の責任 未知なるものとどう向き合うか

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    筑波大学名誉教授であり、遺伝子工学の研究者である村上和雄先生の著書。非常に素晴らしく、一気に読んでしまった。
    著者は、サムシング・グレートという存在の提唱者である。非常に含蓄の深い言葉であるが、この存在を意識して日常生活を送る事が大事であると気付かせてくれるだけでも一読に値するのではないか。
    現代社会は科学と技術が一緒にされ、絶えず即物的な利益を上げるような技術に力を入れざるを得ない状況になっている所に現代科学の病巣があると指摘する。研究には金がかかるが、その事で政治や権力におもねるような御用学者になってはいけないと科学者に対して警鐘を鳴らしている。
    本書の内容には、世界的に有名な物理学者や生

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    2012年04月16日
  • 生命の暗号

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    遺伝子が こんなに人間的(?)で、周囲の事を考え バランスをとる存在だとは知りませんでした。
    遺伝子の果てしなく思える可能性と“つつしみの心”が 今一番 認識されてほしい世の中だと思いました。

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    2012年01月09日
  • コミック版 生命の暗号

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    あの村上和雄先生の著書がマンガになった。

    書籍を読んだから読まなくていいかとも思ったが、読んで良かった。

    良いとこどりです。
    エッセンスしかない。

    万人必読書です。

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    2011年05月31日
  • 生命の暗号

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    ■遺伝子
    1.多くの人は、思考も行動も脳の指令で行われている、と思っている。だが、脳の細胞のはたらきは遺伝子の指令によっている。その意味で、遺伝子は人間の1番の司令塔といえる。
    2.人間の遺伝子で、現在働いているといわれるのは5~10%で、多くの遺伝子がOFFの状態にある。それは裏を返せば、人間には無限に近い可能性がある、ということだ。
    3.遺伝子のはたらきは、それを取り巻く環境や外からの刺激によってもかわってくる。正確にいえば、それまで眠っていた遺伝子が目を覚ます。
    4.良い遺伝子をONにするには、物事を良い方へと考える事、つまりプラス思考が非常に大切になってくる。

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    2011年04月25日
  • 生命の暗号

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    遺伝子の話ではあるが、前向きな発想をする事によって、DNA遺伝子情報のON OFFが変わる。つまり、遺伝子をONにして生きる生き方が
    科学的に書かれています。主婦にもわかる遺伝子学の本です。

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    2010年08月28日
  • アホは神の望み

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    人は生きているのではなく、生かされているのだ。
    その教えを胸にいだき、謙虚でいたい。
    いい遺伝子のスイッチをオンにできるよう、笑顔でいたい。人生は勝ち負けではないけど、生きている間、たくさん笑えたことが幸せのバロメーターであるには違いない。
    優れた成果をあげる人や、大きな発見をする人は、総じて、どこか鈍いところを持っているそうである。
    神が好きなものは、「器の大きなバカ」「素直で正直なアホ」で、そんな人には神様もセレンディピティを与えずに入られないそうだ。
    遺伝子の研究をする科学者さんから、このような話が出るのは楽しい。

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    2010年04月27日
  • アホは神の望み

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    奇抜な題名だか、内容はかなり濃い。

    見逃しがちな笑いの効用のすばらしさ。

    この本には救われた気分だった。

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    2009年10月04日
  • アホは神の望み

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    いろんな神感がありますが、この本や「遺伝子の暗号」からミクロ遺伝子の世界からみえた神を伺うことができます。
    この方の講演を聴いたことがあります。面白い方でした。

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    2009年10月07日
  • アホは神の望み

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    アホってイイ響きだ♪
    この考え方を得て、1つ賢くなった気がします。

    「がんばらない、(でも)あきらめない♪」
    「笑って過ごそう♪」

    〜以下、抜粋〜

    遺伝子情報レベルで比較すれば
    人間とチンパンジーは
    98.8%同じ生き物だということ。
    (中略)
    この遺伝子情報の違いを
    こんどは人間同士の個体差で見てみると
    個人によって意味のある違いは
    遺伝子一万個につき一個くらいであることが
    わかってきています。

    とういうことは
    東大を主席で出た人と分数のわからない大学生も
    ノーベル賞をとった学者も
    皆勤賞くらいしかもらったことがないという人も
    秀才も凡才も
    利口とアホも
    みんな遺伝子レベルで見れば

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    2009年10月04日
  • 生命の暗号(2)

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    ノーベル賞に一番近い村上先生の「命の暗号」2作目。

    1作目よりも、自然な語り口調。

    私たちは遺伝子という決められたものに生き方を決められているのではなく、
    もっと自由で変化にとんだ自分の生き方で人生を作っているのだと
    遺伝子工学の一人者に言われて感動さえも覚える。

    -----人の遺伝子の数はハエへの倍に過ぎない。

    ・・・・

    ええぇ、そんなに少ないのか?!

    その意外な感じの出所は・・・

    人間の思考や行動の複雑さ、高度さはハエと比べ物にならないことが
    私たちの念頭にあるからです。

    人間はハイレベルな脳をもち、
    多様な言葉も文化も有している。

    一体ハエにどんな知能や文化があると言う

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    2009年10月04日
  • アホは神の望み

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    この本のすごさは、1回読んだだけじゃわからない(と思う)。

    もっともっと、繰り返し読んでいくことで、ジワジワッと効いてくる本だと思う。

    読み返し続けたい本の1冊。


    以下、メモ。

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    「笑い」はクスリ、それも副作用のないクスリ


    「苦しい時こそ笑っていられる」ようなアホやバカが、今こそ必要


    セレンディピティ(偶然による思いがけない成果)を呼ぶ条件
    ?素直で注意深い目
    ?ムダを尊ぶ心
    ?失敗や間違いから「何か」を見出し、つかみ取る力


    いいときはもちろん、悪いときにもありがとうと感謝の念を抱く


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    2009年10月04日
  • アホは神の望み

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    少なからず遺伝子の世界で言えば、
    私たちはここにいるだけで
    奇跡で貴重な存在であるという。

    というのは、

    私たちはいまだ1つの細胞も作ることができない。

    そんな細胞が60兆個も集まって
    私たちは作られているからだ。

    そして、

    私たちには
    考えることと感じることができる
    すばらしい能力を持った生命である。

    が、
    私たちは
    見えるものを科学といい、
    信じるに足るものと考えている。

    そして、
    見えないものを非科学的といい、
    信じるに足るものでないと感じている。

    果たしてそうだろうか?

    どうやって細胞が作られたのか
    まだ見えていないわけで、

    遺伝子の眼で見れば
    見えないものは超科学

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    2009年10月04日
  • アホは神の望み

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    謙虚
    利他
    ありがとう
    いただきます
    いい頭でできない理由をさがしてないか
    笑い
    天の貯金
    他を利する
    サムシンググレート
    感謝

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    2025年10月18日
  • 生命の暗号

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    2000年頃だから、今から四半世紀前、上司から「この本面白いよ。君にはあると思うよ。」と勧められて手に取った。
    確かに合っていた。
    いつも「遺伝子ON」は出来ないが、いざという時には「遺伝子ON」に出来るように、あるいは、なるようにと思って生きている。

    村上さん亡くなったんだな。

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    2025年05月31日
  • 生命の暗号

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    1997年の本なのでかなり古い、しかし、研究者としての筆者の心意気や研究内容は今読んでも面白いと思う。
    人知を越えた存在、それがサムシンググレート。よい遺伝子をオンにして悪い遺伝子をオフにする。この言葉が心に残る。自分の意識で物事は変えることができる、それが遺伝子をオンオフすること。

    研究者としても立派な人だなと思ったのが、論文の名前の順番にもこだわって、偉い人ではなくきちんと成果をあげている人が最初に名前を書くことにしていること。若い研究者の道を開いてあげているのだと思った。

    科学の本でありながら、前向きに頑張ってみようかなと思える心の本でもあるのかなと思った。(研究の話になるとちょっと

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    2025年01月13日
  • アホは神の望み

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    遺伝子研究で功績を上げられた筑波大名誉教授のエッセイ

    (日本のカルトでない、世界で特定の宗教に属していないけど精神的である)スピリチュアリズムのような内容

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    2023年04月04日