村上和雄のレビュー一覧

  • コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?
    科学者としての謙虚さを持ち、自らに警鐘を鳴らしている。
    利他的な利己を唱える筆者の文ではコロナは一例であり、遺伝的な人間の可能性を示してくれている。
    サムシンググレートとは怪しい言葉ではなく、祈りとも少し違うと感じた。
    見えない偉大なものへの感謝を説く、優しい本であり、読むと意識を正したくなる良書と...続きを読む
  • 神(サムシング・グレート)と見えない世界
    サムシング・グレート(神)の存在をめぐり、東大教授矢作直樹と筑波大名誉教授 村上和雄との対談。冒頭、小柴教授とダライラマとの対談の紹介がある。戦争が無くならないのは、宗教に問題があるのではとの小柴教授からの質問に、どの宗教も素晴らしい、問題があるのは、それらの宗教を解釈している人間側に問題があるとし...続きを読む
  • 生命のバカ力 人の遺伝子は97%眠っている
    とても読みやすい遺伝子工学についての書籍でした。ちょっとおすすめです。

    遺伝子にはONとOFFのスイッチがあり、ほとんどを使っていないので、無限の可能性がある。
    地球上の全ての動物は A(アデニン)T(チミン)C(シトシン)G(グアニン) という
    4つの塩基によってあらわされているとのことで、
    ...続きを読む
  • 科学者の責任 未知なるものとどう向き合うか
    アカデミックポストを定年退職した後に、ようやくこれから社会人だ!という言葉には驚いた。老後はゆっくりしたいと思うのが大半の人の考えだと思うけど、この著者は引退後も精力的に働いているので感銘を受けた。そして科学というものに熱い気持ちを感じた。「研究とは偏差値ではなく、早起きだ」はすごい名言だと思う。
  • 科学者の責任 未知なるものとどう向き合うか
    筑波大学名誉教授であり、遺伝子工学の研究者である村上和雄先生の著書。非常に素晴らしく、一気に読んでしまった。
    著者は、サムシング・グレートという存在の提唱者である。非常に含蓄の深い言葉であるが、この存在を意識して日常生活を送る事が大事であると気付かせてくれるだけでも一読に値するのではないか。
    現代社...続きを読む
  • 生命の暗号
    遺伝子が こんなに人間的(?)で、周囲の事を考え バランスをとる存在だとは知りませんでした。
    遺伝子の果てしなく思える可能性と“つつしみの心”が 今一番 認識されてほしい世の中だと思いました。
  • コミック版 生命の暗号
    あの村上和雄先生の著書がマンガになった。

    書籍を読んだから読まなくていいかとも思ったが、読んで良かった。

    良いとこどりです。
    エッセンスしかない。

    万人必読書です。
  • 生命の暗号
    ■遺伝子
    1.多くの人は、思考も行動も脳の指令で行われている、と思っている。だが、脳の細胞のはたらきは遺伝子の指令によっている。その意味で、遺伝子は人間の1番の司令塔といえる。
    2.人間の遺伝子で、現在働いているといわれるのは5~10%で、多くの遺伝子がOFFの状態にある。それは裏を返せば、人間には...続きを読む
  • 生命の暗号
    遺伝子の話ではあるが、前向きな発想をする事によって、DNA遺伝子情報のON OFFが変わる。つまり、遺伝子をONにして生きる生き方が
    科学的に書かれています。主婦にもわかる遺伝子学の本です。
  • アホは神の望み
    人は生きているのではなく、生かされているのだ。
    その教えを胸にいだき、謙虚でいたい。
    いい遺伝子のスイッチをオンにできるよう、笑顔でいたい。人生は勝ち負けではないけど、生きている間、たくさん笑えたことが幸せのバロメーターであるには違いない。
    優れた成果をあげる人や、大きな発見をする人は、総じて、どこ...続きを読む
  • アホは神の望み
    奇抜な題名だか、内容はかなり濃い。

    見逃しがちな笑いの効用のすばらしさ。

    この本には救われた気分だった。
  • アホは神の望み
    いろんな神感がありますが、この本や「遺伝子の暗号」からミクロ遺伝子の世界からみえた神を伺うことができます。
    この方の講演を聴いたことがあります。面白い方でした。
  • アホは神の望み
    アホってイイ響きだ♪
    この考え方を得て、1つ賢くなった気がします。

    「がんばらない、(でも)あきらめない♪」
    「笑って過ごそう♪」

    〜以下、抜粋〜

    遺伝子情報レベルで比較すれば
    人間とチンパンジーは
    98.8%同じ生き物だということ。
    (中略)
    この遺伝子情報の違いを
    こんどは人間同士の個体差...続きを読む
  • 生命の暗号(2)
    ノーベル賞に一番近い村上先生の「命の暗号」2作目。

    1作目よりも、自然な語り口調。

    私たちは遺伝子という決められたものに生き方を決められているのではなく、
    もっと自由で変化にとんだ自分の生き方で人生を作っているのだと
    遺伝子工学の一人者に言われて感動さえも覚える。

    -----人の遺伝子の数はハ...続きを読む
  • アホは神の望み
    この本のすごさは、1回読んだだけじゃわからない(と思う)。

    もっともっと、繰り返し読んでいくことで、ジワジワッと効いてくる本だと思う。

    読み返し続けたい本の1冊。


    以下、メモ。

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    「笑い」はクスリ、それも副...続きを読む
  • アホは神の望み
    少なからず遺伝子の世界で言えば、
    私たちはここにいるだけで
    奇跡で貴重な存在であるという。

    というのは、

    私たちはいまだ1つの細胞も作ることができない。

    そんな細胞が60兆個も集まって
    私たちは作られているからだ。

    そして、

    私たちには
    考えることと感じることができる
    すばらしい能力を持っ...続きを読む
  • アホは神の望み
    遺伝子研究で功績を上げられた筑波大名誉教授のエッセイ

    (日本のカルトでない、世界で特定の宗教に属していないけど精神的である)スピリチュアリズムのような内容
  • 遺伝子オンで生きる
    生命とは何かをさまざまな人物と自身の経験から解きあかそうとしている。遺伝子レベルでは99%が皆同じ。遺伝子情報のどの部分をオンにするか?あるいはどこをオフにするかが、その人の人生を変えている。天才も凡人も聖人も悪人もほぼ同じ遺伝子。そこには、どういった環境に身を置くか、何に感謝するかで大きく変わる。...続きを読む
  • 生命の暗号
    遺伝子工学の研究者である村上先生が一般向けに書いた、遺伝子の不思議を知ることのできる本。私たちの遺伝子にはONとOFFがあって、現在働いているのはせいぜ
    い10%。あとはまったく眠った状態におかれているとこの本には書かれている。自分にはできないと思っていることでも、何かのきっかけで遺伝子がONになれ...続きを読む
  • 遺伝子オンで生きる
    しょんぼり落ち込んだ時に読むと元気が出る本。

    村上先生の謙虚なお人柄にも非常に好感が持てます。
    乱暴に説明すると、アスリートがよく言うゾーンの状態に誰しも入れるのだというお話。そのスイッチはどんな事なのだろうという検証。偉人伝には出てこない沢山の凄い方の人生に触れる事が出来、ひとつひとつのエピソー...続きを読む