宮坂昌之のレビュー一覧

  • 新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体

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    免疫学者である著者が新型コロナを題材として書いたもので,免疫の仕組みや分子生物学を理解するのに良い本である.

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    2020年12月23日
  • 免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ

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    免疫学の視点で新型コロナウィルスを眺めるために読んでみました。
     人間の身体はじつによくできていて、自然免疫系、獲得免疫系、リンパ系と外部からの細菌、ウィルスの侵入を何段階にも防御するシステムが備わっている。
     それでも、時として人体に侵入して悪影響を与え、病や死に至らせるウィルスが出現する。そんな時には、人類の叡智が貢献する。それがワクチンだ。

     このワクチンはうえにあげた人間の免疫システムに働きかけて不完全ながら防御体制を作り上げる。つまり、抗体を作り、二度目以降の細菌、ウィルスの侵入に備える。

     そしてこの感染経験やワクチンが効力を発揮するには免疫力が強くなくてはならない。

     だが

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    2020年05月19日
  • 免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か

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    アレルギーやガンなどを「慢性炎症」という観点から捉えた内容.具体的なメカニズムや生体物質の作用がわかって面白い.

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    2019年10月27日
  • ウイルスはそこにいる

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    ウィルスは病原体としてではなく体内にも遺伝子の中にも存在する。
    コロナウィルスから老化の原因と考えられるウィルス由来の遺伝子までほとんど知っていた事柄をわかりやすくまとめて解説している。
    中学生くらいまではヒトの体を合成できるのではないかと機械論的に想像していた。その後腸内細菌叢などの存在から無理な話だと理解していたが、細菌どころかウィルスまで関連しており生命の複雑さを改めて実感した。
    ウィルスが進化して細菌になったのか、知りたいところだ。

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    2024年06月24日
  • 免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か

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    2018年刊。これを書いているのが2024年。医学系の書籍として最新では無いが、素人から見れば知らない考え方が多い。「炎症」と言うと悪い印象しか無いが、「身体を守る反応」なのは当然として。老化や癌化した細胞を処理するのも炎症。心身の無理を自覚する為のセンサーとしての炎症。だから炎症を放置して慢性化させれば病気になるのは当然だよねと。
    興味深いのは確かだが、如何せん化学物質・薬剤の名所が多くて、どうしても眠くなる。でも、用語を最低限使わないと免疫の複雑さや面白さも味わえない。
    一気読みしようとしない!コトをお勧めします。

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    2024年05月20日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    新型コロナについて良質な知識を身につけられる本。本書は新型コロナの発見以来、世界で何が起こり、そして速やかに開発されたワクチンがどのようなら結果をもたらしたかという大きな流れを、エビデンスに基づいて丁寧に解説してくれる。大雑把に結論を言えば、「新型コロナとは従来のウイルスと比較して非常にハイリスクな病原であり、それに比較すればワクチンはローリスクでベネフィットが大きい」ということ。いたずらにワクチンへの恐怖心を煽る情報も多いため、本書を読むことで落ち着いてワクチン接種に踏み切れる。

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    2024年01月27日
  • 免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみ

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    ワクチンのメリットデメリットをしっかり書いてある
    専門的なことを書いているのはいいが、初心者向けではない

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    2023年09月03日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    新型コロナワクチンの分析について分析した一冊。

    2021年8月出版なので、将来の見立てなど、今となっては多少古い個所もあるものの、その分析は勉強になった。

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    2022年11月15日
  • 新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体

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    ウイルス感染の基本的な知識を踏まえて、新型コロナウイルスが持つ特徴について科学的に解説した本。

    個人的には、自然免疫に対する訓練免疫の話が興味深かったです。免疫システムはとても複雑で、まだまだ未解明な部分があることを改めて実感しました。 2020年11月に出版された本なので、現時点ではすでに古くなっている情報もありましたが、「敵を正しく知り、正しく恐れる」ための基礎知識が簡潔にまとめられた良書だと思いました。

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    2022年06月06日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    いまだコロナが収束しないなか、何が正しくて誤りなのかわかりはしない。
    しかし、メディアのウケ狙い情報に振り回されないよう注意しなければならない。

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    2022年05月07日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    令和4年のGW後半の中日、天気も良くどこかへ出かけようかと思いましたが部屋の大掃除が途中でもあり、読み終わった本の整理をすることにしました。レビューを書きたい本が50冊以上部屋の片隅にありますが、半分を目標にしたいと思います。従って、付箋をつけた箇所全てを書いていると処理しきれないので、各々10箇所程度に絞ることにしました。

    以下は気になったポイントです。

    ・感染者の症状悪化を食い止める薬はあるものの、病気を根治させる特効薬は存在しない、感染した場合の重症化リスクを考えると現時点では、ワクチンを摂取することで感染リスクを下げるのが最も合理的である(p34)

    ・イスラエルではデルタ株への感

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    2022年05月04日
  • 新型コロナの不安に答える

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    嫌ワクチン本やその手の情報が世の中に溢れている(書いている人に、そんなまでして目立ちたいのか、金儲けをしたいのか、と言いたくなる)中、専門家として、毅然と立ち上がり、丁寧にコロナの様々な課題に答えていただいた本。フェイクニュースのような情報に対しても、それが引用しただろう文献まで目を通し、丁寧に間違いを正していただいてます。これで著者のコロナ関係の本は3冊めですが、出るたびに読んで、溢れる情報に惑わされることなく済んでいます。ワクチンに疑問がある人に是非、読んで欲しい本です。

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    2022年04月04日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    ワクチンに何かやばい事があるかも・・・と思わせぶりなタイトルであったが、内容はいたってまとも。

    嫌ワクチン本に対する反論も丁寧になされている。

    ただ、数年先の予測データらしきもの(感染収束のイメージ)も掲載されていたが、刊行(2021年8月)からわずか半年ほど後の現在の波は、ピークの次期以外は大きく外してますね。

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    2022年02月28日
  • 新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体

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    ブルーバックスなので、感染や免疫のメカニズムがメイン。基本的なウイルス感染と新型コロナの違いが説明されているが、まだわからないことも少なくない。ワクチン接種が始まる前に出版された本で、デルタ株やオミクロン株への変異といった状況の変化もあり、もうすでに古くなってしまった部分もある。

    新型コロナは、ウイルスに抵抗する能力を持つI型インターフェロンというサイトカインの産生や活性化を抑えるタンパク質を作る。I型インターフェロンの産生が抑制されることによって、炎症性サイトカインも産生されなくなるために、ウイルスが排除されにくく、風邪症状も出にくい。症状が出にくいために、感染者が社会の中を動き回り、感染

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    2022年02月08日
  • 新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体

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    コロナウイルスについての報道は抽象的な表現が多く、もやっとしていたので勉強の為に読んだ。

    自分の場合は大学時代に生化学を学んでいたり慢性炎症の辺りが研究分野だったので基礎知識を思い出しながら読んだ。簡潔で分かりやすく的確に書かれているので、基礎知識のある人にとってはさくさく読めると思う。

    一方で文系だったり基礎知識のない人にとってどの位分かりやすいのかはちょっと分からなかった。

    コロナウイルスによる重症化事例がなぜ多臓器不全などなのか、各感染者検査の内容、コロナウイルスが何故パンデミックを起こす特徴を持っているのかがよく理解できた。

    やや免疫の基礎知識を持っている分、報道の伝え方から異

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    2022年01月29日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    ネタバレ

    免疫学を専門としている宮坂昌之(まさゆき)先生の本。わかりやすくまとまっている。

    発症時点でのPCR陽性率62%、3日目で80%で100%ではない。
    2次感染は発症5日までに多く、主に7日目までに感染性を有する。発症前に感染させる可能性があることに注意が必要。

    mRNAはタンパク質を合成する指令を写し取ったもの。タンパク質に翻訳される遺伝情報を含む。

    ワクチンを接種してはいけない人は、アナフィラキシーなどの重度の過敏症の既往がある人、明らかに発熱している人、重度の急性疾患に罹っている人。その他、厚生労働省のホームページには注意が必要な人。

    ワクチン後の不利益は副反応と有害事象を区別する

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    2022年01月09日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    コロナワクチン推進派として有名な免疫学専門家の宮坂昌之氏の本。一般向けのコロナワクチン解説書の中では、最も詳しくワクチンについて解説しているように見える。
    専門的な立場から根拠を挙げてワクチン反対派を厳しく批判しており、十分納得できる内容であった。

    但し、コロナやワクチンに関する情報はどんどん更新されているので、「ワクチンの効果は少なくとも1年間は保つだろう」とか「ワクチン先進国で感染している人の殆どが未接種者」とか、「3回目のワクチン接種は当面不要だろう」との主張は古くなってきている。

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    2021年11月02日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    ファイザーとモデルナのワクチンは効果高い。感染予防・発症予防・重症化予防に期待できる。コロナウイルスは人間の細胞に結びつきやすいスパイスタンパク質ありトゲトゲしている。そのため王冠コロナの名を冠している。mRNAはスパイクタンパク質を脂で覆うことで感染を防ぐ(中和抗体)。コロナの感染は発症前の三日間と発症後の五日間が感染しやすくそれ以降は減少する。
    変異株に対してワクチンが効かないという論調があるが2回摂取すれば十分効果があることが証明されている。一回だと弱い。
    ワクチンによる副作用は若年層ほだほど症状が出やすく女性の方が出やすい。免疫力が高いほど強く症状にでる。副反応と免疫力は比例しないので

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    2021年11月03日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    やはり、ワクチンを定期的に打って、密を避ける生活をあと何年かは続ける流れか。

    mRNAワクチンのメカニズムが、かなりわかりやすく書いてある。
    これを読めば、とりあえず5G電波を受信するとか、マイクロチップが埋め込まれるとか、そういうSFの世界からは抜け出せる。

    「既存薬は新型コロナウイルスの治療を目的にして開発された薬剤ではないので、その効果は限定的となるのはやむを得ない」…ですよね。。

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    2021年10月02日
  • 新型コロナワクチン 本当の「真実」

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    難しかったけど、勉強になったし、何より希望が見えました。
    知ることって大事ですね。
    これ以上変異株が出てこないことを祈ります。

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    2021年09月19日