【感想・ネタバレ】免疫力を強くする 最新科学が語るワクチンと免疫のしくみのレビュー

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Posted by ブクログ

本書の前書きでも触れていますが、この本は新型コロナウイルスのパンデミック直前に出版された書籍です。ゆえに、新型コロナウイルスに関する直接的な記述はありませんが、ウイルス感染症への予防や対策について学べる書籍になっています。
身体の持つ免疫機能、ワクチンの仕組み、感染症の種類やその特徴など、知っておくべき感染症に関する基礎知識を学べる良書だと思います。

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2022年08月13日

Posted by ブクログ

新型コロナウイルスが流行している今、読みました。
人間の持つ免疫とは?を分かりやすく解説しています。

免疫力を高める最善の方法は「ワクチン」と語られております。
が、インフルエンザワクチンは他のワクチンと比べると効果が低いことも説明されています。
書籍のボリュームとしてはワクチンの説明が半分くらいです。

ではワクチンのない新型コロナウイルスでは?と自分自身で考えるための自助として役に立つと思います。

筆者が本の中で書いていますが、専門的で難しいと感じるところは読み飛ばしてもらっていいとあります。
確かに専門性の高い内容も書かれているので難しくはありますが、素人の私は漫画「はたらく細胞」を読んでいたおかげで読みやすくなりました。

難しそうかも?と思われる方は、副読本として「はたらく細胞」もおすすめしておきます。

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2022年06月14日

Posted by ブクログ

免疫学の視点で新型コロナウィルスを眺めるために読んでみました。
 人間の身体はじつによくできていて、自然免疫系、獲得免疫系、リンパ系と外部からの細菌、ウィルスの侵入を何段階にも防御するシステムが備わっている。
 それでも、時として人体に侵入して悪影響を与え、病や死に至らせるウィルスが出現する。そんな時には、人類の叡智が貢献する。それがワクチンだ。

 このワクチンはうえにあげた人間の免疫システムに働きかけて不完全ながら防御体制を作り上げる。つまり、抗体を作り、二度目以降の細菌、ウィルスの侵入に備える。

 そしてこの感染経験やワクチンが効力を発揮するには免疫力が強くなくてはならない。

 だが、近年の生活習慣病を始めとする多くの疾患は免疫が過剰反応して、外敵から身体を守るはずの免疫細胞が逆に身体を攻撃する(サイトカイン・ストーム)を起こすことも多くなっている。(今回の新型コロナウィルスはまさにその身体の中でその反応を起こさせている)
 だから、一概に免疫力を高める“強化”という一方向への意識ではなく、バランスによる免疫機能が適正に働く身体を作り上げるための日頃の生活習慣が何より大事になってくる。
 
 以上のようなことが図入りでわかり易く書かれているので、新型コロナウィルスに限らず、今後出現する新たなウィルスに対処するときに役に立つ。
それらと対峙する私たち人間側のシステムを知っておくことは、闇雲に恐れたり、錯綜する情報に右往左往せずに冷静な行動をとる知識の土台となる。

 図解がわかり易い。言葉も素人でもわかり易いレベルで書かれている。(家族の手作り感が熱意とともに伝わる)免疫学の権威の宮坂教授の本。

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2020年05月19日

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免疫力を高めるという時節柄ピッタシのテーマであったが、
コロナ騒動の前に書かれた本で、「科学的にもっとも有効なのがワクチンである」などと云われても全く期待外れの内容であった。

が、しかし感染症やワクチンの全体像が良く判って、改めてコロナ騒動を考えさせられた。

インフルエンザのワクチンって有効率が半分程度、有効期間も4ヶ月しかないそうな。
それでも国全体として死者を半減できるから有効。それも良く判るのだが、それで死者の数字は?
また、結核の数字もあって、これこそ二類感染症(コロナと同じ)。2018年、毎日約50人が発症し、6人が死んでいるという数字。もちろん自粛無しで。

翻って、コロナの死者数。欧米でなく日本に限って見た数字なんだが、何を大騒ぎしてるんだろ?!
て云うか、毎日毎日、コロナ感染者数が・・・という報道するなら、併せてインフルエンザや結核患者の数字も報道していただきたい!

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2020年06月13日

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ワクチンのメリットデメリットをしっかり書いてある
専門的なことを書いているのはいいが、初心者向けではない

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2023年09月03日

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ネタバレ

良書。
コロナ禍以前の本なので、価値がある。信用出来る。
ワクチンは有効。というよりワクチン以外に有効な手段はない。
健康的な生活が免疫力を上げる。

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2021年07月17日

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病原体(細菌、ウイルス)とは何か、あるいは免疫、ワクチンといったものの基本的なメカニズムが学べる良著です。

また、当たり前のようだが、大事なこととして「免疫力を高める上で最も効果的な手法がワクチン接種だ」ということを著者は繰り返している。世の中にはワクチンは打たないほうがいいという陰謀論めいた意見や、免疫力を高める健康食品やサプリメントのようなインチキ商品も多く出回っているが、いずれも科学的な根拠に乏しい。(本著内ではワクチン否定派を名指しで論破している)

2021年現在、新型コロナウイルスが猛威を振るう中でもまた、ワクチンの安全性についての疑問や、一部陰謀論のようなものが出回っているが、そういったデマに騙されて命を危険にさらしてしまうことがないためにも正しい知識は重要。今回初めて実用化されるDNA/RNAワクチンに関しても触れられていて大変興味深い(本作出版時点ではまだDNAワクチンは開発中の位置づけであり、日々技術が進歩していることがわかる)。

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2021年04月27日

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第8章で強調されていたのは、「科学的な免疫力増強法はワクチン接種です.」大きなストレスが免疫力を下げることから、ウォーキングがストレスなしに体中の血流、リンパ流を上げることにつながるとの記述は10年位ウォーキングを欠かさない小生としては嬉しい.免疫力をアップさせる食品やサプリの効能には疑問があるとの指摘は頷けるものがある.

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2020年10月13日

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免疫学者がワクチンと免疫の仕組みについてわかりやすく解説した本。

著者がもっとも自信を持っていえる科学的な免疫力増強法は、ワクチン摂取だそうで、巷で言われているような免疫力を高める健康食品やサプリはほとんど存在しないが、血液循環やリンパ循環をよくすることで免疫力を高められるとのこと。そのためには、ストレスをかけないで、ウォーキングやストレッチ、ヨガ、マッサージなどをするのもよいらしい。

科学的な証拠に基づいての説明で、とても参考になった。

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2020年10月12日

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内容が専門的で難解な用語も出てくるが全体的にわかりやすく書いてあり、感染症とワクチン、免疫について理解が進む。

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2020年05月27日

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ワクチンの種類やその効果について丁寧に解説された良書、可能な限り中立的に、また論理的にワクチンの効能に関して論じている
特に第4章に記載の、現在使用されているワクチンの各論では、その効果・副反応・問題点に関して詳細に記載されており、知識のupdateになる

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2020年05月01日

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この時期、感染症の基本という意味でも良い本に出会いました。多種多様の感染症と闘ってきた歴史も分かりました。子供の頃、良く予防接種受けてたなぁと思い出しながら。また、うちの子も、父親が知らないうちに、妻のお陰で沢山の予防接種を受けて、ここまで元気に育ったんですね。改めて、妻と親に感謝。最新の免疫医療も分かりやすく解説があって、良書だと思いました。

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2020年03月23日

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集団免疫の大切さを学んだ。

キーワードは
・集団免疫
・ワクチンのメリットとデメリット

ワクチン定期接種を迎える乳幼児、子宮頸癌ワクチン接種を控える子の、保護者にオススメしたい。

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2020年08月14日

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文字通り、ワクチンと免疫のしくみについて書いた本。

今、新型肺炎が話題になっているが、ワクチンの重要性について改めて知ることができた。

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2020年02月03日

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最後の数ページで「健康的な生活をすること」が最も免疫力を高める、と締めくくっていて笑った。が。それまでに散々医学的・科学的な観点で原理の説明が続いているので、納得感が高い。良い読書だった。

・ワクチンを接種すること。
・血液循環やリンパ循環をよくすること。
・ストレスも良いもんだと捉えること。
う書くとなんだかなーという感じだが、それが大事、ということ。

にしても「免疫力」とぐぐると、8割が食事・1割が運動・1割がその他、という感じ。やはり食は深い。良くも悪くも。とんでもが紛れ込みやすいという意味でも。

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2023年05月08日

Posted by ブクログ

正直、私にはちょっと難しい内容でしたが、免疫とか、ワクチンとかについてなんとなく理解が深まったと思います。ワクチンは受けようと思いました。

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2023年01月08日

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