森川智喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ毎度おなじみジャケ買いの一冊。
タイトル通り、白雪姫をモチーフにしたカバーデザインで、ついつい手に取ってしまったのですが、これがまたなかなか面白かった。
第14回本格ミステリ大賞を受賞作。
モチーフになっている白雪姫から「7人のこびと」を持ってくるのはまだしも、「真実の鏡」をミステリ作品に持ってくるというとんでもない作品。
襟音ママエの探偵活動を描く第一部は3つの短編で構成。依頼人の相談に、お茶を替える振りをしてサクッと鏡に犯人とトリックを聞いて問題解決! 助手の小人・イングラムが「もうちょっと考えようよ」と言ってもどこ吹く顔のママエ。
なんや? これ?
ミステリとは思えない最初の作品 -
Posted by ブクログ
ネタバレ麻耶雄嵩氏、絶賛!
慎重にご賞味を。
ネコvs.ネコvs.飼い主の推理戦は、前代未聞の結末へ!
ネコが人を殺してつくるキャットフード。
化けネコ・プルートは、人間を処理する工場に4人の若者を呼び寄せた。
ところがそこに、人間に化けた、親人?派のネコ・ウィリーが混じっていた。
ウィリーはお世話になっている飼い主的存在を殺されたくない。
そしてプルートとウィリーの間に立ちはだかるのは、「ネコ同士の殺しは御法度」のルール。
かなりユニークな設定の中、結末も意外性があって良かった。
「反則だ! 反則だ!」と訴える名探偵ににやり。
ミステリ :☆☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
人物 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの作者の作品、三途川探偵シリーズが面白くて、斜め上を行く話の印象だったので、書店で見かけて購入。
探偵もの…そしてオカルト…とワクワクしていたけれど、7割くらいで「なーんだ…そんなオチか」とオチが物足りずがっかり。しかしじゃあ残りの3割なにが書かれてるんだ?と思ったら衝撃の裏話が。
確かに序盤から違和感は感じていて、でもわからずにいた…その正体がわかり、ぞぞっとします。
ただこの正体がね…ホラー的なのならいいんだけど、私の苦手分野だった…ちょっと気持ちがしんどい…
読んだあと「騙されたー」って驚き半分、不快感半分かな。
最後の最後、ギャフンと言わせたくなったけど。
それは置いといて、死生