森川智喜のレビュー一覧

  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    三途川シリーズ。前作の「ワスレロモノ」の続きはこの次になるのかな……?(今作は姉のキャラクター紹介的なものなのかしら)
    もともと下劣な手段を駆使する三途川なので、今作のふしぎの国のアリスっぽい世界観との相性は良かったね。不条理と狂気が三途川兄弟に良い感じにマッチしてる。
    ただ、ミステリとして楽しむというより、これ、ただのコンゲームだったよねという感じ。欺しあいになってる中で2戦目がわりとミステリの頭脳戦っぽくて面白かった。

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    2016年09月13日
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    意志を持ったトランプが一方に味方する超不公平なトランプ勝負を、いかに覆して勝ちにもっていくか。言ってみればそれだけのお話。最期のポーカーはちょっと頂けない。

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    2016年08月27日
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    著者のデビューシリーズ、五作目か。
    クオリティ自体は決して低くないが、全体通して子供向けノベルのようなこの作風はどうしても絶賛する気にならない。ストーリー自体にもひねりがなく、今回はホントにゲーム的なテイストだけでやっている。
    それでもある程度面白いから読むのだけど、次回は初作や二作目のようなオシャレな小説を期待したい。
    3-

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    2016年08月26日
  • トリモノート(新潮文庫nex)

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    18世紀後半の日本らしき国の犯罪にカメラや現代の捜査道具を用いたらどうなるかという舞台設定とそこから一歩進んで行う証拠固めの過程が面白かった。

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    2016年07月10日
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒

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    思い出泥棒の作為を論理で見破る三途川と見破られた後に"思い出"を盗み偽装をブラッシュアップする探偵と犯人の追いかけっこが楽しい3、4章がやはり良い。そしてこれまでと違う趣向がラストに用意させられており次巻が楽しみである

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    2016年07月10日
  • スノーホワイト

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    ディズニーの「魔法にかけられて」を思わせるつくりで、超常ルールを使った本格ミステリっぽい作品に仕上げている、新しもの好きの審査員先生方にはたまらない作品だろう。ケータイ・ネット世代には読み返してロジックやトリックを検証するような構成では読んでもらえない、と。それに対する解答が本作だという。まぁ何というか、自分の印象としては本格ミステリと言うのには難ありという印象。小説として嫌いではないが。6.5

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    2016年05月27日
  • キャットフード

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    謎解きが不親切だったり、ネコの性格描写がいまいちだったり、色々粗いけど、発想は面白いし、いわゆる「伸びしろ」は感じる。7.0

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    2016年05月12日
  • 踊る人形

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    乱歩の少年探偵団シリーズ調の文章が良いですね。「いかにも」な感じで。三途川は、ああいうキャラと毎度の事ながら判ってるので、いつ本性を表すのかとワクワクしながら読めましたよ。

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    2016年05月05日
  • 半導体探偵マキナの未定義な冒険

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    序盤はロボットならではのセンサー能力が新鮮だったが後半はミステリというかアクションものというかある意味普通になった感じ。せっかくなのでロボットのすごさで押してほしかったな。全体的に読みやすいテイストでよかったです。やや甘め。

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    2016年05月05日
  • トリモノート(新潮文庫nex)

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    江戸時代に現代の科学捜査技術が持ち込まれたら、というある種SF的なミステリ。証拠能力がはっきりと確立されていないために違う使い方をしたりと面白い。

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    2016年04月27日
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒

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    探偵、怖い。
    でもこんなこと出来たらいいなぁ。
    面白い本が一冊あれば一生楽しめる。あんなDVDがあれば一生た、楽しめるやん。
    そんな事ができるお話です(嘘)

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    2016年03月24日
  • 踊る人形

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    どの状況もきちんと論理的に成立していますが、ロジックにこだわり過ぎな感じがしてお話としてはちょっと面白くないかなぁ。

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    2016年03月12日
  • スノーホワイト

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    ネタバレ

    2016/1/28
    何でもわかる鏡を持ってる探偵って探偵小説として成り立つの?と思いましたが後半はなるほど。
    読みやすい割に敵役の三途川が虫唾が走るほど嫌な奴で、主人公ママエがあっさりやられてイライラした。

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    2016年02月03日
  • 未来探偵アドのネジれた事件簿―タイムパラドクスイリ―(新潮文庫nex)

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    未来の探偵は、未来の自分に真相を乞う
     「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」でタイムスリップした先は、2015年10月。中に浮かぶスケートボードは開発されなかったが、代わりにインターネットで世界中の人とコミュニケーションがとれるようになった。未来を予想するのは難しい。夢物語かもしれないタイムマシンも、未来がどうなるか分からない以上、絶対ないとは言えないかもしれない。
     2200年代からやって来た未来の探偵は、タイムマシンを使い依頼をパパッと解決する。もちろんタイムパラドックスが発生しないよう、宇宙の因果だの相転移だのを計算に入れて行う必要があるようだし、予期せぬ邪魔も入る。それでも終始和やかで

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    2015年12月21日
  • キャットフード

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    童話の様な出だしから、徐々に白熱した推理合戦へと変化していく様がおもしろい。

    人間は人間のルールに、猫は猫のルールに則って勝負しなければならないという縛りと
    終盤での話の疾走感がよかった。

    この人の新作が楽しみ!

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    2015年11月01日
  • 未来探偵アドのネジれた事件簿―タイムパラドクスイリ―(新潮文庫nex)

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    設定の面白さとそれぞれの事件で描かれるタイムパラドクス関連のアレコレを上手く咀嚼できず素直に楽しめないまま読み終えてしまった。時間を置いてまた読んでみたい。

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    2015年09月14日
  • なぜなら雨が降ったから

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    「なぜなら、雨が降ったから」

    「ま、詩的にいうなら、宇宙のしわざね。私が探偵するときに雨が降るんじゃない。雨が降るときに私が探偵するんでもない。宇宙が雨を降らし、同時に、私に探偵させるのよ。突き詰めると、この世の中に許される主語はただ一つ、宇宙だけ。お分かり?」

    「…これもまた、宇宙のしわざなの。宇宙が一つの大きな主語となり、何かをどうかさせる。そして、別の何かをどうかさせる。結果、人が死ぬこともあるわ」

    「原因が同時に結果であり、結果が同時に原因。因果関係ではなく包括関係でもなく、相関関係ね。」

    「たとえば、イコールのキーというものがあるわね、野崎君。電卓で計算をするのなら、あのキー

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    2015年08月05日
  • 未来探偵アドのネジれた事件簿―タイムパラドクスイリ―(新潮文庫nex)

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    201X年。私立探偵益井丸太は、23世紀からやってきた相棒芽原アドの実に気軽な時間移動で、今日も事件を解決したりなかったことにしたりするぜ!
    時間移動技術が確立した未来においては、ある程度の因果相転移…タイムパラドクスによる歴史の書き換え…は気にしない、というのが面白かった。まじかよ。そういうもん?
    とりあえず読み終えて、ロミちゃんやったね!と思った。

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    2015年06月30日
  • スノーホワイト

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    三途川理、ここまで嫌な奴に描かれてると逆に潔いですね。『探偵』が灰色の脳細胞を悪い方向に使うとどうなるのか的なテーマ作品みたいでしたな(笑)
    ただ、後半、ミステリというよりコン・ゲーム小説になってるのであんまり私の好みではなかったという……。
    つきつめると、普通の(?)事件も探偵と犯人の知恵比べではあるんですが、この作品はルールが定められた世界観の中での駆け引きだけで後出しジャンケン的な印象が強く、さらにあまり「魅力的な謎」がなかったせいかなぁ…。

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    2015年05月12日
  • なぜなら雨が降ったから

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    森川作品を立て続けに買ってしまった。
    買いすぎただけでなく、買いかぶり過ぎたかもしれない…
    キャラで押すミステリなはずで、押しも弱くはないが、ミステリとの互換性がそこまで高くないように感じた。
    少し無理している感が否めない。
    面白くないわけではないが、『キャットフード』シリーズくらいの改心の出来を求める。
    3-

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    2015年05月11日