森川智喜のレビュー一覧

  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒

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    短編集かと思いきや連作集。怪盗目線のストーリーで探偵が嫌らしい位ヤナ奴。思ったより意外性に富んでいて面白かった。
    続きがあるようなので次くらいは読んでみようかな。

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    2017年07月05日
  • なぜなら雨が降ったから

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    大学入学のため一人暮らしを始めた野崎は同じ下宿先で探偵事務所を開く、揺木茶々子と出会う。
    彼女と出会うときはいつも雨天。
    彼女は雨女だったのだ。
    いつの間にか助手となった野崎。
    彼らの前に今日も雨の中、事件がおきる。

    真実はどうなの?というモヤモヤがダメで、しばらく放置してしまった。
    雨が降ったことで事件を解決する糸口が現れるのは面白いんだけど。
    今日は最後までいっきに読む。
    「なぜなら、雨が降ったから」
    新幹線も止まるような大雨だったね。

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    2017年06月24日
  • バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使

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    今作もまたお馴染みの特殊設定モノです。さらに作中発生した殺人事件の扱いが二の次な辺り(この事件、発生しなくてもこの作品のプロット成立するよね?)、なんか私が期待してるのとどんどん違う方向へ進んでるな、この作家さん。

    緋山主人公の、ベタベタに普通のミステリ書いて欲しいんだけど、この作家さん、特殊設定が先に浮かぶタイプっぽいから無理かなー。

    で、ワスレロモノのあの中途半端な終わり方の続きはどうなったんでしょうか……。

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    2017年06月01日
  • バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使

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    言語混乱は面白い試みだったのに、後半はたまに三途川がリルリル言ってるだけの死に設定になってしまってるのがなぁ。ダイイングメッセージも中途半端だったし。三途川の企みなゲスさはブレてなくて良い。

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    2017年05月26日
  • バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使

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    なかなか画期的なお話ですが、画期的すぎて読むのがつらいです。バベルの塔なのでまぁ言葉が通じなくなるわけですが、意味不明なカタカナの長文はつらいね。
    2つの謎言語を翻訳するくらいの心意気で読めば、もう少しおもしろさも感じられるのかもしれませんが。

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    2017年05月24日
  • 未来探偵アドのネジれた事件簿―タイムパラドクスイリ―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    〇 概要
     益井探偵事務所に舞い込むさまざまな依頼を,23世紀からやってきた,元タイムパトロール隊員の芽原アドと益井丸太が捜査をする。未来から武村ロミというタイムパトロール員も加わり,未来犯罪者との対決をする。時空間SFミステリ

    〇 総合評価 ★★★☆☆
     タイムパラドックスもののSF。非常に軽い雰囲気の作品である。作中でも言及されているが,まるで1970年代のSFという雰囲気。もしかしたら,古きよき時代のSFをライトノベルという形で復刻させたかったのかもしれないが,古臭い雰囲気は否めない。タイムパラドックスものなんだから,タイムマシンの理屈やタイムパラドックスについての理屈をコチコチと書いてほしかったが,その部分は「気にしなくていい」で済まされている。これも,深く考えずに,気楽にエンターテイメントとして読書を楽しみたいのならいいのかもしれないが,SF好きとしては物足りない。森川智喜らしいロジックがあると思ったのだが,そういった部分はない。バックトゥザフューチャーや夏への扉ばりのアクション部分は,それなりに面白い。トータルで見ると…ぎりぎり★3かな。
    〇 トリックなどのノート
    ● 201X年8月15日
     ペットのアレックスが逃げた事件を解決
     10月26日の飽本の捜査の結果として,タクシーをこの事件に持ってくる。それは歴史の一部だった。
    ● 201X年8月25日
     宝石「天馬の目」が無くなった事件を解決
    ● 201X年9月15日
     高校生の子どものおかしな行動の事件を,なかったことにして解決
     →依頼がない日になる。
    ● 201X年10月21日
     飽本と社長が会っている事件を見て,未来犯罪であることに気付くが,飽本が逃亡
    ● 201X年10月24日
     カンニング疑惑事件を解決
     本がたまたま五十音順に並んでいたというトリック
     芽原アドの説明を,益井がきちんと聞いていなかったことが混乱の原因だった。 
    ● 201X年10月26日
     10月30日の事件の捜査で,飽本と社長がレストランにいることを知ったので,その捜査をする。
    ● 201X年10月30日
     武村ロミが,歴史を変えるために,益井探偵事務所に訪れる。
     ストーカー事件の捜査
     自動販売機のオーナーが売上げ調査をしていたということがストーカー事件の真相
    ● 224X年5月15日
     芽原アドの企画(中期物理学時代で探偵をする)が,試験段階で終わることが決まる。
    →武村ロミの活躍により未来が変わり,芽原アドの企画が続けられることになる。
    ● 224X年5月16日
     武村ロミが芽原アドの企画が終わるという歴史を変えるために中期物理学時代に行く。

    〇 サプライズ ★☆☆☆☆
     ミステリというよりライトなSF。サプライズは全くない。

    〇 熱中度 ★★★☆☆
     タイムパラドックスものかと思いきや,「因果相転移」,「因果エネルギー」,「中期物理学的に破たんするということと,以降の理論で整合性が取れるということは無矛盾」…「あまり気にしないでってこと」で済ませてしまう。もう少し,きっちりした理論で説明してほしいところ。理論の部分は別として,過去と現在を行き来して,事件を解決したり,事件をなかったことにするという展開はそれなりには面白かった。熱中度はそこそこ。

    〇 インパクト ★★☆☆☆
     薄い。せっかくSF的な設定にして,タイムパラドックスを使ったミステリなのに,事件がペット探しとか,宝石強盗とか,子どもの様子がおかしいとか…しょぼい。取り扱う事件がしょぼい上に,解決方法はタイムマシンを使うだけでワンパターン。ストーリーは,タイムパラドックスものらしい入り組んだ展開なのだが,どこかで見たことあるような展開。インパクトは薄いなぁ。

    〇 キャラクター ★★★☆☆
     主人公の芽原アド,探偵役の益井丸太,タイムパトロール隊員の武村ロミ,未来犯罪者の飽本など,キャラクターはそれなりに魅力的。というか,この作品は,キャラクターの魅力に頼った,ライトノベル的なSFというイメージ

    〇 読後感 ★★★★☆
     芽原アドの中期物理学時代で探偵をするという企画が続けられるという未来に変わっている。ハッピーエンドであり読後感はいい。作品全体に,ライトで楽し気な雰囲気があるのも好印象

    〇 希少価値 ★★★☆☆
     森川智喜の作品は,キャットフードやスノーホワイトはそれなりに売れてそうだけど,これは…。明らかに古臭い設定のSFのライトノベル。キャラクターもそれなりの魅力的だが,はやりのキャラクターというイメージでもない。きっと,将来的には手に入りにくくなると思う。

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    2017年01月23日
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    ネタバレ

    生きて喋るトランプを使った神経衰弱・ババ抜き、ポーカーのアンフェアさと三途川理のイカサマの楽しい本作。
    二章のあのイカサマはさすが三途川理という邪悪さか。また、数・理姉弟の殺し合うほどの憎しみ合いが微笑ましい。

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    2016年11月27日
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒

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    またなんやかんやで三途川が酷い目に逢うのかなと思いきや、続くのかい!
    しかし、三途川も大概に性格悪すぎだと思うんだけど、それ以上なのかしら…。

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    2016年10月29日
  • キャットフード

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    ネタバレ

    極上のキャットフードを作りたい──化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場におびき寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒猫・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ?!食われたくないなら、頭を絞れ!……裏表紙あらすじより。

    すっごく魅力的なあらすじでしょ?読んでみたくなるでしょ?
    というわけで夜中まで読んじゃった。面白かった、頭使った。最後は、ん?どういうこと?って一瞬なるけどわかった瞬間ああ!って納得する。オチ、良かった。

    …ただねー、思い出したんだけど、私が普段ミステリーを読まないのは、登場人物が死ぬからなんだよね!この本それはもうさっくり死んじゃうから、お、おう…ってなった…。
    私は名探偵夢水清志郎シリーズがすきだよ…。笑

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    2016年10月23日
  • トリモノート(新潮文庫nex)

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    この作者さんは特殊設定下でのミステリが得意なわけですが、今作はそれが生かされておらず非常に残念。
    今回の特殊設定は、江戸時代に現代の鑑識用具があったら岡っ引きがどう活用するか、ってところなんでしょうが、なまじ我々日本人は時代劇等でイメージが出来上がってる世界観の中に、そこを無理矢理放り込んでくるので違和感が半端ない。(さらに登場人物が微妙に設定時代にそぐわず、現代人に見えるときがある。会話とか描写がね。時代小説は向いてない感じ……)

    おそらくこの設定を生かしたいなら、江戸の時代劇設定にせず、現代の発展途上国や架空のファンタジーの国、とかで良かったのではと思ってしまう。
    それか、どうしても江戸時代設定にするなら、いっそのことリアルに妖怪も存在する世界にして、お星ちゃんが妖怪検知の能力に秀でており、舟彦は鑑識用具を活用し、二人でそれぞれ長所を生かして協力して事件解決とかね。
    なんにせよ、この作家さんのアレンジ力を考えると、非常にもったいない。はっちゃけ度合いがもう一つ足りなくて損してる印象を受けてしまう……。

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    2016年09月21日
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    三途川シリーズ。前作の「ワスレロモノ」の続きはこの次になるのかな……?(今作は姉のキャラクター紹介的なものなのかしら)
    もともと下劣な手段を駆使する三途川なので、今作のふしぎの国のアリスっぽい世界観との相性は良かったね。不条理と狂気が三途川兄弟に良い感じにマッチしてる。
    ただ、ミステリとして楽しむというより、これ、ただのコンゲームだったよねという感じ。欺しあいになってる中で2戦目がわりとミステリの頭脳戦っぽくて面白かった。

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    2016年09月13日
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    意志を持ったトランプが一方に味方する超不公平なトランプ勝負を、いかに覆して勝ちにもっていくか。言ってみればそれだけのお話。最期のポーカーはちょっと頂けない。

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    2016年08月27日
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王

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    著者のデビューシリーズ、五作目か。
    クオリティ自体は決して低くないが、全体通して子供向けノベルのようなこの作風はどうしても絶賛する気にならない。ストーリー自体にもひねりがなく、今回はホントにゲーム的なテイストだけでやっている。
    それでもある程度面白いから読むのだけど、次回は初作や二作目のようなオシャレな小説を期待したい。
    3-

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    2016年08月26日
  • トリモノート(新潮文庫nex)

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    18世紀後半の日本らしき国の犯罪にカメラや現代の捜査道具を用いたらどうなるかという舞台設定とそこから一歩進んで行う証拠固めの過程が面白かった。

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    2016年07月10日
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒

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    思い出泥棒の作為を論理で見破る三途川と見破られた後に"思い出"を盗み偽装をブラッシュアップする探偵と犯人の追いかけっこが楽しい3、4章がやはり良い。そしてこれまでと違う趣向がラストに用意させられており次巻が楽しみである

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    2016年07月10日
  • スノーホワイト

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    ディズニーの「魔法にかけられて」を思わせるつくりで、超常ルールを使った本格ミステリっぽい作品に仕上げている、新しもの好きの審査員先生方にはたまらない作品だろう。ケータイ・ネット世代には読み返してロジックやトリックを検証するような構成では読んでもらえない、と。それに対する解答が本作だという。まぁ何というか、自分の印象としては本格ミステリと言うのには難ありという印象。小説として嫌いではないが。6.5

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    2016年05月27日
  • キャットフード

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    謎解きが不親切だったり、ネコの性格描写がいまいちだったり、色々粗いけど、発想は面白いし、いわゆる「伸びしろ」は感じる。7.0

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    2016年05月12日
  • 踊る人形

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    乱歩の少年探偵団シリーズ調の文章が良いですね。「いかにも」な感じで。三途川は、ああいうキャラと毎度の事ながら判ってるので、いつ本性を表すのかとワクワクしながら読めましたよ。

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    2016年05月05日
  • 半導体探偵マキナの未定義な冒険

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    序盤はロボットならではのセンサー能力が新鮮だったが後半はミステリというかアクションものというかある意味普通になった感じ。せっかくなのでロボットのすごさで押してほしかったな。全体的に読みやすいテイストでよかったです。やや甘め。

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    2016年05月05日
  • トリモノート(新潮文庫nex)

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    江戸時代に現代の科学捜査技術が持ち込まれたら、というある種SF的なミステリ。証拠能力がはっきりと確立されていないために違う使い方をしたりと面白い。

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    2016年04月27日