森川智喜のレビュー一覧

  • バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使
    なかなか画期的なお話ですが、画期的すぎて読むのがつらいです。バベルの塔なのでまぁ言葉が通じなくなるわけですが、意味不明なカタカナの長文はつらいね。
    2つの謎言語を翻訳するくらいの心意気で読めば、もう少しおもしろさも感じられるのかもしれませんが。
  • 未来探偵アドのネジれた事件簿―タイムパラドクスイリ―(新潮文庫nex)
    〇 概要
     益井探偵事務所に舞い込むさまざまな依頼を,23世紀からやってきた,元タイムパトロール隊員の芽原アドと益井丸太が捜査をする。未来から武村ロミというタイムパトロール員も加わり,未来犯罪者との対決をする。時空間SFミステリ

    〇 総合評価 ★★★☆☆
     タイムパラドックスもののSF。非常に軽い...続きを読む
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王
    生きて喋るトランプを使った神経衰弱・ババ抜き、ポーカーのアンフェアさと三途川理のイカサマの楽しい本作。
    二章のあのイカサマはさすが三途川理という邪悪さか。また、数・理姉弟の殺し合うほどの憎しみ合いが微笑ましい。
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒
    またなんやかんやで三途川が酷い目に逢うのかなと思いきや、続くのかい!
    しかし、三途川も大概に性格悪すぎだと思うんだけど、それ以上なのかしら…。
  • キャットフード
    極上のキャットフードを作りたい──化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場におびき寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒猫・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ?!食われたくないなら、頭を絞れ!……裏表紙...続きを読む
  • トリモノート(新潮文庫nex)
    この作者さんは特殊設定下でのミステリが得意なわけですが、今作はそれが生かされておらず非常に残念。
    今回の特殊設定は、江戸時代に現代の鑑識用具があったら岡っ引きがどう活用するか、ってところなんでしょうが、なまじ我々日本人は時代劇等でイメージが出来上がってる世界観の中に、そこを無理矢理放り込んでくるので...続きを読む
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王
    三途川シリーズ。前作の「ワスレロモノ」の続きはこの次になるのかな……?(今作は姉のキャラクター紹介的なものなのかしら)
    もともと下劣な手段を駆使する三途川なので、今作のふしぎの国のアリスっぽい世界観との相性は良かったね。不条理と狂気が三途川兄弟に良い感じにマッチしてる。
    ただ、ミステリとして楽しむと...続きを読む
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王
    意志を持ったトランプが一方に味方する超不公平なトランプ勝負を、いかに覆して勝ちにもっていくか。言ってみればそれだけのお話。最期のポーカーはちょっと頂けない。
  • トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 vs アンフェア女王
    著者のデビューシリーズ、五作目か。
    クオリティ自体は決して低くないが、全体通して子供向けノベルのようなこの作風はどうしても絶賛する気にならない。ストーリー自体にもひねりがなく、今回はホントにゲーム的なテイストだけでやっている。
    それでもある程度面白いから読むのだけど、次回は初作や二作目のようなオシャ...続きを読む
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒
    思い出泥棒の作為を論理で見破る三途川と見破られた後に"思い出"を盗み偽装をブラッシュアップする探偵と犯人の追いかけっこが楽しい3、4章がやはり良い。そしてこれまでと違う趣向がラストに用意させられており次巻が楽しみである
  • トリモノート(新潮文庫nex)
    18世紀後半の日本らしき国の犯罪にカメラや現代の捜査道具を用いたらどうなるかという舞台設定とそこから一歩進んで行う証拠固めの過程が面白かった。
  • スノーホワイト
    ディズニーの「魔法にかけられて」を思わせるつくりで、超常ルールを使った本格ミステリっぽい作品に仕上げている、新しもの好きの審査員先生方にはたまらない作品だろう。ケータイ・ネット世代には読み返してロジックやトリックを検証するような構成では読んでもらえない、と。それに対する解答が本作だという。まぁ何とい...続きを読む
  • キャットフード
    謎解きが不親切だったり、ネコの性格描写がいまいちだったり、色々粗いけど、発想は面白いし、いわゆる「伸びしろ」は感じる。7.0
  • 半導体探偵マキナの未定義な冒険
    序盤はロボットならではのセンサー能力が新鮮だったが後半はミステリというかアクションものというかある意味普通になった感じ。せっかくなのでロボットのすごさで押してほしかったな。全体的に読みやすいテイストでよかったです。やや甘め。
  • 踊る人形
    乱歩の少年探偵団シリーズ調の文章が良いですね。「いかにも」な感じで。三途川は、ああいうキャラと毎度の事ながら判ってるので、いつ本性を表すのかとワクワクしながら読めましたよ。
  • トリモノート(新潮文庫nex)
    江戸時代に現代の科学捜査技術が持ち込まれたら、というある種SF的なミステリ。証拠能力がはっきりと確立されていないために違う使い方をしたりと面白い。
  • ワスレロモノ 名探偵三途川理 vs 思い出泥棒
    探偵、怖い。
    でもこんなこと出来たらいいなぁ。
    面白い本が一冊あれば一生楽しめる。あんなDVDがあれば一生た、楽しめるやん。
    そんな事ができるお話です(嘘)
  • 踊る人形
    どの状況もきちんと論理的に成立していますが、ロジックにこだわり過ぎな感じがしてお話としてはちょっと面白くないかなぁ。
  • スノーホワイト
    2016/1/28
    何でもわかる鏡を持ってる探偵って探偵小説として成り立つの?と思いましたが後半はなるほど。
    読みやすい割に敵役の三途川が虫唾が走るほど嫌な奴で、主人公ママエがあっさりやられてイライラした。
  • 未来探偵アドのネジれた事件簿―タイムパラドクスイリ―(新潮文庫nex)
    未来の探偵は、未来の自分に真相を乞う
     「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」でタイムスリップした先は、2015年10月。中に浮かぶスケートボードは開発されなかったが、代わりにインターネットで世界中の人とコミュニケーションがとれるようになった。未来を予想するのは難しい。夢物語かもしれないタイムマシンも...続きを読む