カニバリズムには弱いのです。
『ミノタウロスの皿』とか、『カンビュセスの籤』とか、もう、ダメなんです。
何のことか分からない方は、藤子・F・不二雄先生のSF短編集を読み漁って下さい。
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苦手なものは苦手である、とはいえ。
この本は面
...続きを読む白い。
なんというか、技巧に富んでいる。
限定空間での特殊なルール。
ルールに則った、そこからハズレない行動。
起きる殺人事件。
名探偵登場。
ミスリード。
鮮やかなどんでん返し。
そして、何よりも、フェア。
ミステリとして必要なものが、全て詰まっていると言っても過言じゃない。
そのくせに、あっさりと読めてしまう。
しかも、陰惨なテーマを扱っておきながら、おどろおどろしくない。
なんというか、不思議な作品。
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とはいえ。
何度でも言うが、カニバリズムには弱いのです。
『ミノタウロスの皿』とか、『カンビュセスの籤』とか、もう、ダメなんです。
何のことか分からない方は、藤子・F・不二雄先生のSF短編集を読み漁って下さい。
いやもう、ホント。ごめんなさい。