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Posted by ブクログ
タイムマシンを使って依頼を解決していく話。慣れるまで読み進める気力があれば楽しめます。最初、急に未来人が3人出てくるので誰が誰だかわからなくなりました。正直始めの方はつまらないと思っていましたが、伏線(?)が沢山あるので、後半になるにつれて面白くなります。話自体が面白くなるというより、パズルが組み上がるような面白さですが…。話の盛り上がりは終始一定な感じです。好き嫌いが分かれるとは思いますが、個人的には可もなく不可もなく。よく考えられてるなあと思いました。
そういえば、警察署のミーティングルームの描写、「円型の壁、円型の窓、円型の扉、円型の窓」は何故窓が2回も出てくるのか。ミスなのかわざとなのか。わざとだとしたらどんな意味があるのか。これがどうしてもわかりませんでした。
Posted by ブクログ
未来の探偵は、未来の自分に真相を乞う
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」でタイムスリップした先は、2015年10月。中に浮かぶスケートボードは開発されなかったが、代わりにインターネットで世界中の人とコミュニケーションがとれるようになった。未来を予想するのは難しい。夢物語かもしれないタイムマシンも、未来がどうなるか分からない以上、絶対ないとは言えないかもしれない。
2200年代からやって来た未来の探偵は、タイムマシンを使い依頼をパパッと解決する。もちろんタイムパラドックスが発生しないよう、宇宙の因果だの相転移だのを計算に入れて行う必要があるようだし、予期せぬ邪魔も入る。それでも終始和やかで、テンポ良く話は進んでいく。さらっと読める王道の時空ミステリだった。
惜しかったのが、現代の探偵があまり活躍していなかったこと。未来探偵やパトロール隊員に敵わないのは致し方ないが、現代人ならではの視点やアドバイスによって事件を解決に導くような展開も欲しかった。
Posted by ブクログ
タイムトラベル・ミステリ。と言っても、タイム・トラベルした先で事件が起きる訳ではなく、タイム・トラベルがミステリの核となる訳でもない。未来人のアドが現代(作中で言うと中期物理学時代)の益井探偵事務所にやって来て、事件をタイム・トラベルを使って解決するという次第。依頼が来ると、未来のアドがやって来て真相を教えてくれたり、過去に戻って現場を見に行ったり、事件そのものの発生をなくしたりと、つまりそういう事である。こうした話にありがちなタイム・パラドクスなどを因果ポテンシャルなる用語で捻じ伏せる説明は分かったようなわからないような。取り敢えずあまり気になることなく楽しむことはできる。前半までは「未来探偵」たる所以を小さなエピソードで重ねていった上で、後半以降にそれまでのエピソードを伏線として、時間を多層に重ねた形でストーリィを紡いでいく様は非常にユニーク。ミステリとしての面白さというよりはSFとしての面白さに近い感覚で、時間が前後するために今何してたんだっけという益井の感想に自身も飲み込まれる締め方は非常に興味深かった。
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