藤井太洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出張のお供に小説を持っていきました。
犯罪小説はあまり得意ではないのですが、
テクノロジーな世の中になっているので、
それに関連しそうなネタであって、
ちょっと新しい著者にトライしてみたいということで
この小説を読んでみました。
ビック・データ時代に警笛を鳴らすような小説で、
これからはますますデータを扱う人の
倫理観が求められてきそうな小説です。
著者はもともとIT業界出身のようで、
至る所に出てくるテクニカルタームが素人には理解できません。。
でも、小説の大枠はちゃんと理解出来て、
スリリングな展開を楽しめるので、問題ありません。
IT系の人なら業界のことをよく理解しているので、
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Posted by ブクログ
時代的には、2030年代後半の設定になっています。その頃、この様にAR全盛の事態になっているかは不明ですが、いまでVR元年とか言われていますからねぇ。ARが、これほどではないにしても、今よりはもっと進んでいるでしょうね。
また、時代設定がそういう時代設定なので、物語で出てくるエピソードが、既に起きて、過ぎているはずです(笑)。実際には、この作品で言うような事は起きていないのですが、SFで表現されたことは、バック・トゥー・ザ・フューチャーの例を引くまでも無いですが、その後に実際に起きているので、いつしか何か、これに近い事が起きるのでしょうね。
この作品は、だいぶ極端な方向に降った内容だと思い