樹なつみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は花鹿の父・ハリーと母・キティの話と、
ルマティの幼少期の話の2本立て。
といっても、ルマティはほとんど出てきませんが。
ハリーとキティの話は泣けました。
ハリーのキティと花鹿に対する深い愛情が改めて
ひしひしと伝わってきて涙腺が。・゚(´pωq`)゚・。
花鹿は本当にキティに似たんだな~と思ってしまいました。
ルマティ幼少期の話は、主にクインザ等侍従の話です。
クインザのルマティに対する愛がとても深かったのが
分かりますが、この頃からクインザはこんな奴なのか!
と、ちょっとビックリ。
次巻はついに立人がくるのかな...?
早く読みたいですが完結してしまうのも淋しいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「Innocence」と「青皇の庭」の2編が収録されてます。
<Innocence>
花鹿の父ハリーと母キティの出会いのお話。
最初キティが亡くなったところから始まるのですが、次に出てくるハリーが若くてかっこよくて、一瞬、立人かと思ってしまいました。
キティも一本筋が通ったかっこいい女性で、確かにハリーが惹かれるのも分かる感じ。花鹿の性格はキティからもちゃんと受け継がれているなぁと。
若かりし立人の父や老いたジャビルさん、国王陛下のウールドも出て来てて、なんかうれしいけど、やっぱり、老いたマハティは出てこなかったです。死の間際でもやっぱり会わないんですねぇ。
最後は、花鹿と立人の出会いのところで終わり、ここから花鹿たちの話につながるんだなぁとしみじみ。
<青皇の庭>
こっちは、ルマティの子供の頃のお話。
ちっちゃいときから、やっぱり王の器で、みんなから愛されるルマティと、そんなルマティに忠誠をもって接するクインザ。
クインザが出て来ている時点で、穏やかには終わらないとは思いましたけど、予想通り、彼のルマティのためにできる非道さが際だってました。
最後に出て来た大人になったルマティは、またかっこいいんだなぁ。
立人も相変わらずかっこいいけど、成長しているルマティに、時間の流れを感じます。
2巻で終わりかと思ったら、3巻もあるみたい。
次は、みんな勢揃いして何かあるのかなぁ。
今から楽しみです。 -
Posted by ブクログ
主人公の少女、花鹿バーンズワースをめぐる青年たちの物語「花咲ける青少年」の本編が完結して十年以上経った後、2011年に刊行された特別編。
本編では特に花鹿の幼馴染、立人(リーレン)が物語の中心になっていましたが、特別編では同じく花鹿に思いを寄せていたユージィン、ルマティ、カールにスポットが当てられます。
特別編の第一巻は王となったルマティが治めるラギネイ国で彼らが再会を果たす所から始まります。
ユージィン編「フルール・ド・グラス」は、彼が花鹿と出逢う以前の物語。本編ではリーレンの恋敵だったユージィンが正直あまり好きになれなかったのですが、この特別編を読んで一気にユージイン熱が加熱しました(笑)。
花鹿と出逢う以前、まるで氷のように冷たい人間だったユージイン。その彼が如何にして変わっていったか、というくだりなのですが、本当に切なくて泣ける。
そして本編の最終回を読みなおしてさらに泣けるという^^;
作者の樹なつみさんって本物の名ストーリーテラーだなあと思わされました。
カール編「HEAVN」も、カールの学生時代の物語です。
巨大財閥の後継者としてのプレッシャーと闘いながら、自らのプライドを守るために誰にも心を開けずにいたカール。
高校入学を機に、寮の同室となったアシュトンと出逢い、彼と友情の絆を深めながら少しづつ変わっていくカールの姿が描かれます。
読んでいる間、映画「スタンドバイミー」や「今を生きる」に雰囲気が似ているなと思いました。
森の中の線路の上を歩いたり、夜な夜なこっそり寮を抜け出して洞窟の中で仲間たちと語り合うくだりは映画をモデルにしてるんだろうなと思いました。なので読んでいる間は外国映画を見ているような気分に浸れました^^
とにかく本編を読み終えた後これを読むと本当に胸にしみる秀作。
次巻では本編で一番好きだったルマティが主人公という事なので期待大です!