吉田裕のレビュー一覧

  • 日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

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    「続・日本軍兵士」とあわせて読みたい。
    世界的な軍拡の時代にあって、「危機なんだからしょうがない」と予算を吊り上げ、国民に労苦を強いる。そんな悲劇を繰り返してはいけない。政治の罪から目をそらしてはいけない。

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    2025年08月05日
  • 続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実

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    世界的な軍拡の時代にあって、ぜひとも読まなければならない本だ。
    予算を増やしさえすれば国防ができるわけじゃない。軍備が充実するわけじゃない。
    頭脳がしっかりしていないのに体だけでかくするとどうなるか。悲劇しかない。
    悲劇の再来を防ぐために、過去の無様な事実に目を向け、教訓にしておきたい。
    不都合な真実にふたをしてはいけない。

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    2025年07月24日
  • 続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実

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    前著を読んで日本人兵士が悲惨な状況にあったことがわかった。本書では、その歴史的背景を詳しく知ることができた。

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    2025年07月06日
  • 日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

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    尊厳をとことん踏みにじるものとして、戦争の悪を語り継がねばならないと思いを新たに。
    人命を軽視し尽くした当時の精神性も、安全に飽き足りず安心まで求める現代も、ともに日本の姿。戦争を経たことが日本人にとっていかなる体験だったのか、もっと理解したい。

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    2025年06月03日
  • 日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

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    軍国主義、帝国主義、植民地主義、権威主義、家父長制、マチズモ全て燃やせ
    戦争の凄惨な事柄を並べるのは良いことだが、ただそれだけにおさまっている気がして作者の徹底的な戦争批判がほしかった。

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    2025年05月25日
  • 続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実

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    皇軍と言われ、勇猛果敢と言われた日本軍兵がいかに虚像であるかを一点の愛情も同情もなく記録と数字に基づき淡々と描く。ただ、その記録に関しての出版がはっきりしなかったり、残された数字をどのような根拠に基づいて変換したのかがはっきりしなかったりするのが気になる。さらに「非売品」というおそらく「自費出版」が多く見られることもその信憑性が心配である。何よりも一番の原因は敗戦前後に関係文書のほとんどを焼却した日本政府にあるのだが…。

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    2025年05月05日
  • 日本人の歴史認識と東京裁判

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    対日心理作戦〜元々「反米」は1943年〜終戦まで
     ■軍国主義批判
     ■天皇は犠牲者

    東京裁判は日米合作
    「開戦」に対する責任より「敗戦」に導いた責任を問う視線を向けた。

    東京裁判史観(戦後レジーム)からの脱却はアメリカ批判に帰着する。

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    2024年02月12日
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争

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    太平洋戦争直前から敗戦までの通史。自虐史観との批判をレビューで見たが、最初と最後にそのような文面も目立つように思える箇所もあったが、本文全体を通して読むとそこまで感じなかった。

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    2023年09月01日
  • 日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

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    2019年新書大賞受賞作。
    先の大戦を題材とした書籍は星の数ほどあるが、膨大な史料を分析して、兵士という目線で当時の日本軍の実相が描かれているのが本書の大きな特徴だ。新書らしくわかりやすくコンパクトにまとまっている。

    一口に戦死といっても、餓死、海没死、発狂死、処置という名の傷病兵殺害、兵士による人肉食、肉攻、私的制裁、私闘など。
    戦争ほど悲惨なものはない。改めて痛感。









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    2022年02月05日
  • 兵士たちの戦後史 戦後日本社会を支えた人びと

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     亡き祖母の部屋には戦死した伯父の遺影が飾られていたし、ニューギニアから生還した叔父もいた。しかし、あまり関心を持つこともないうちに、当時を知る血縁者は皆いなくなってしまった。

     戦争を生き延びた人間がそれぞれの思いを抱えて、どのように戦後を生きていったのか、歴史経過を辿る叙述の中から具体像が浮かび上がってくる。

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    2020年05月18日
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争

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    大学受験の浪人生で日本史選択の者です。戦争の時代の感覚を養うことを目的にこの本を読みました。「ふむふむ」と読みましたがいざ説明しようとするとできない状態でした。難しくて9割方は理解できてない気がします。

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    2020年04月11日
  • 日本人の戦争観 戦後史のなかの変容

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    日本人の戦争観について、一般に知られている通り、日本人の戦争観には被害者意識が強く、加害者意識が弱い。歴史認識についても近隣国に対して反省が弱いと考えられている。では、それはなぜかという答えがこの本で議論されているところである。加害者意識の弱さの根源としては、日本が終戦という形を持って植民地を手放したことである。他の宗主国は植民地との血みどろの独立運動を経て植民地を手放している一方であっさりと植民地を手放すこととなった日本人は帝国意識が強く、アジア近隣国に対して思慮が及んでいないとも考えられる。では、なぜ被害者意識が弱いのか。日本の賠償はアメリカによる一国精算であったと同時に、アメリカのアジア

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    2015年08月15日
  • 日本の軍隊 兵士たちの近代史

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    昭和天皇に関する本を読んだので、それじゃあ軍隊そのものはどうなのかなと思い読み始める。近代化推進の機能がいかに反近代的組織になったのかが理解できる。

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    2011年08月13日
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争

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    ネタバレ

    アジア、太平洋戦争を詳細に研究した書物

    ・2005年の世論調査で、中国との戦争は侵略戦争だったが、アメリカとの戦争は侵略戦争ではなかった。と答えた人が、34%。

    →その通りだと思う。というのも、中国は領土侵略をして、中国現地で戦ったから当然。しかし、アメリカとの戦争は、アメリカ現地でなく、太平洋の島々で戦った。別にこの戦争を肯定も否定もしないが、ある種、自衛戦争の要素も含まれているのでは?その引き金が、日本の中国侵略であることは言うまでもないが。ただ、アメリカのいわゆる石油など禁輸措置もやりすぎ?感もある。

    ・ハル・ノートの中国からの撤兵に、「満州国」は含まれるか?

    →ハル・ノートには

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    2011年06月16日
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争

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    戦時下を扱ったものは、大抵多少なりとも右か左かにずれていますが、この本はそういう風なことはあまり見受けられず、戦時下における政治・経済・社会・一般民衆・抑圧された人々などに対し客観的な目で見ているのではないでしょうか。研究者の間では自明のことかもしれませんし、単なる私の勉強不足だと思いますが、日本が植民地化の朝鮮に行ったとされる「創氏改名」について、「創氏」と「改名」が別物として語っている教科書はどれだけあるでしょうか。また、法制上「改名」が任意であるというのも、右の人は「朝鮮人が望んだもの」といい、左の人は触れません。この本では、「実際には圧力があり、拒否するのは難しかった」という立場です。

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    2010年01月04日
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争

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    太平洋戦争の経過は意外にあっさりと書かれてはあるが、戦時中の市民生活と43年ごろからの厭戦機運(前線でも市民生活でも)が高まっていくところが興味深い

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    2009年10月04日
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争

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    シリーズ近現代史の第6弾。今回はアジア・太平洋戦争について書かれている。
    なぜ、開戦に踏み切ってしまったのか。また戦時中に起こっていたことはどのようなことなのか。一億総懺悔で片付けられてしまいがちなこの戦争について、細部にわたって描かれている。

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    2009年10月04日