日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

902円 (税込)

4pt

310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。アジア・太平洋賞特別賞、新書大賞受賞

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日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    多くの戦史を読んで来たが、これは教科書に載るような所謂歴史では無く、戦争の悲惨さ、残虐さを体感するリアルを伝えてくれる最上の作品。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の日本軍の内実について詳しく書かれた本である。日本軍兵士の多くが餓死や病死であること、そして自殺が多かったことを初めて教えられた。また、傷病兵の多くを殺していたこと、神経症を患った兵士も射殺していたことなどむごい行為も知った。さらに、戦場では虫歯やマラリアなどの病気が蔓延し、その対応は

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    兵士に焦点を当てた戦争の現実。餓死病死が多かったとはよく聞くけれど、
    ・虫歯の蔓延
    ・水無視の蔓延
    ・餓死の推移
    ・飢えに伴う略奪の実際
    ・衣類装備品の実際(靴底が抜ける軍靴)
    ・私的制裁、その背景の考察
    ・水中爆傷(海中爆発の衝撃を受けることによる内臓の破裂)
    ・自殺、自傷
    ・精神疾患
    ・荷物の重

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    戦争の前から負けることが明白だったことはよく言われる。もっとも許せないのは、わかっていながら国民を無惨な死に追いやり、責任も取らず、護国を美化することである。

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    この本を読むまで、戦争に関するまともな知識・関心がなかった。
    子供の頃、学校の社会見学で原爆ドームに行ったことがあるぐらい。
    戦争の悲惨さは被災地のことに焦点を当てて考えていたけど、前線で戦っている兵士についてはあまり想像していなかった。
    なんとなく兵士は勇敢に、儚く散っていったものというイメージが

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、旧日本軍に対するイメージが変わりました。
    近年の旧日本軍を美化する流れにすっかり染まりきっていました。
    いくら美化されようとも、結局リアルはそうでは無い。。
    末端の兵士の方々がホントに過酷(絶望的)な環境であったのに、そういった話に接する機会が無いことは大変憂慮される現状ですね。。

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    日本兵の死傷の状況を通じてアジア・太平洋戦争下の日本軍の実態に迫る一冊。

    戦地の様子を当事者から聞くことの出来なかった世代なので、こういう戦場のリアルはなかなかこたえる。
    勇ましく華々しい描写に酔いしれたい気持ちが無いといえば嘘になるが、戦争とはこういうものだと知られて良かった。
    ものごと準備不足

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    日本とアメリカの軍事力、技術力の差が初学者の私でもわかりやすく記されていました。

    美化されたものではなく、根拠をもとに戦時下の状況が分析されていてとても勉強になりました。

    0
    2023年01月27日

    Posted by ブクログ

    主にアジア太平洋戦争時の戦史を兵士の視点で描いた本。具体的な記述が豊富で、さすが歴史書といった感じ。通俗的な日本礼賛、戦争礼賛的な書籍と異なり、戦争の悲惨さが具体的に記述してある。「勇敢な日本兵士」「立派に戦った日本軍」といった通俗的な観念に打撃を加える一冊。

    0
    2022年05月18日

    Posted by ブクログ

    携帯無線機や輸送用のトラック、空港整備の重機まで、何一つ用意できずに戦争に突入し、人力と精神力で世界一の米国軍に立ち向かおうとするとは、完全に狂気の沙汰。歴史にイフがあったとしてもこれでは万に一つの勝機もない。世評の高い『失敗の本質』が実に本質を突いていない事がよくわかる。

    0
    2021年09月20日

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