日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。アジア・太平洋賞特別賞、新書大賞受賞

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実
  • タイトルID
    :
    631181
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年07月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    つねに傍に置いておきたい良書。新書というボリュームながら、圧倒的な資料・調査量に基づき、詳細なデータで軍事史の観点からアジア・太平洋戦争における日本軍兵士がどのような現実に直面していたかを包括的・網羅的に分析。その対象は戦地での歯科治療から軍歌を縫製する糸の質にまで及ぶ。310万人に及ぶ日本人犠牲者の9割が“絶望的抗戦期”の1944年以降と推算されることや、そのうちかなりの割合が砲火や銃弾に斃れた者でなく病死・餓死者であったことなど、当時の日本政府および軍部のあらゆる誤算と失策があらためて浮き彫りになる。

    0
    2026年07月13日

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争で200万人を超える死者を出した帝国陸海軍。時に「英霊」として扱われるその死の実相とは。
    -----------------
    時々戦争映画では「靖国で会おう」と言って死地に赴く兵士が描かれます。現代日本でも戦死者は靖国神社で祀られ、「英霊」と呼ぶ人も少なくありません。それが大本営のプロパガンダだと分かっていても、ナラティブを捨てられない人々がいるということには日本の教育の敗北を感じます。
    お国の御盾となって死んだとされる兵士たち。その内実とは実際どうだったのか。丹念に紐解いてまとめた本書を読むと、彼らの壮絶で凄惨で無惨で何の価値もない死を「英霊」と呼んではその死まで利用しつくした人間たちに対して怒りを禁じ得ません。なんという無駄死にの累積だろう。どんなに苦しく辛かっただろう。どれだけ生きて家族に会いたかっただろう。無念だけが後に残ります。
    二度とこうした死を生み出さないこと。やればできる人間の仕業です。なぜ繰り返し繰り返しこんな無体な死が積み重ねられていくのか、切ないばかりの人間の歴史を思います。

    0
    2026年04月21日

    Posted by ブクログ

    ・みんな読むべき本だと思った。学生時代、『永遠の0』を読んで普通に感動したし、大人になってからも「まあお話として面白いからアリなのかな」と思ってたけど、全然ナシですね。戦争を感動物語にするのは絶対ダメだなと思った。戦争ってほんとダメ。最悪。
    ・戦闘よりも行軍のつらさに耐えられなくて自殺したり、上官にやられたり、捕虜になることを許されず殺されたり、そういう例が多すぎて最悪すぎるなと思った。あと日本は圧倒的に技術に遅れがあったのになんで戦争を続けてしまったのか。逆にアメリカはなんでそんなに発展してたんだろう?
    ・大和魂、最悪ですよ。そんな魂持って早死にするくらいなら捕虜になって(できるなら)長生きした方がいい。日本人の残虐さというか。なんかそういうものを見た感じがした。今は、技術的にはもうちょっとマシだろうけど、極限状態の精神性はなんかあんまり変わりがない感じがするから、やっぱり絶対戦争はしない方がいいなと思いました。最悪すぎる。

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    多くの戦史を読んで来たが、これは教科書に載るような所謂歴史では無く、戦争の悲惨さ、残虐さを体感するリアルを伝えてくれる最上の作品。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の日本軍の内実について詳しく書かれた本である。日本軍兵士の多くが餓死や病死であること、そして自殺が多かったことを初めて教えられた。また、傷病兵の多くを殺していたこと、神経症を患った兵士も射殺していたことなどむごい行為も知った。さらに、戦場では虫歯やマラリアなどの病気が蔓延し、その対応は無きに等しかった。これらの背景には、兵力が足りないことから兵士には不適格な者を召集した制度、武器弾薬衣服食料などの補給の途絶または生産力不足、蔓延する私的制裁、情報および通信の軽視など、およそ軍隊として成り立っていないと思われる実態があった。そんな情けない日本軍が無謀にも起こした戦争が、日本だけで310万人、連合国が17万人、アジア各国が1900万人以上の死者という悲惨な結果を招いたのだ。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    兵士に焦点を当てた戦争の現実。餓死病死が多かったとはよく聞くけれど、
    ・虫歯の蔓延
    ・水無視の蔓延
    ・餓死の推移
    ・飢えに伴う略奪の実際
    ・衣類装備品の実際(靴底が抜ける軍靴)
    ・私的制裁、その背景の考察
    ・水中爆傷(海中爆発の衝撃を受けることによる内臓の破裂)
    ・自殺、自傷
    ・精神疾患
    ・荷物の重さ(体重と同じ重さの荷物)
    ・少年兵への負荷
    ・生きているものへの罵倒
    ・軍隊の中にあって、暴力団的な組織の存在
    など、ここまで詳細な調査は初めて読んだ。何百万人もこのような状況で亡くなっていったこと知り、あの戦争が国民一人一人に与えた死ととてつもない傷の大きさを思う。日本人はこの本から、あと100年は学び続けることができる。

    明治憲法体制の欠陥が根本原因であるという説は初めて知った。もっと学びたい。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    戦争の前から負けることが明白だったことはよく言われる。もっとも許せないのは、わかっていながら国民を無惨な死に追いやり、責任も取らず、護国を美化することである。

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    この本を読むまで、戦争に関するまともな知識・関心がなかった。
    子供の頃、学校の社会見学で原爆ドームに行ったことがあるぐらい。
    戦争の悲惨さは被災地のことに焦点を当てて考えていたけど、前線で戦っている兵士についてはあまり想像していなかった。
    なんとなく兵士は勇敢に、儚く散っていったものというイメージがあったが、想像を絶する現実を突きつけられた感じだった。
    兵士は、アクション(撃ち合いなど)の末に敗れるイメージだった。餓死や栄養失調の問題など、知らないことが多かった。
    作戦、物資、機械、部内統制などでも、色んな面で問題を抱えていたんですね。
    「続・日本軍兵士」も出ていますので、今度そちらも読もうと思います。

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、旧日本軍に対するイメージが変わりました。
    近年の旧日本軍を美化する流れにすっかり染まりきっていました。
    いくら美化されようとも、結局リアルはそうでは無い。。
    末端の兵士の方々がホントに過酷(絶望的)な環境であったのに、そういった話に接する機会が無いことは大変憂慮される現状ですね。。
    私だけでなく、国民みんなが一度は知る必要があると思います。

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    日本兵の死傷の状況を通じてアジア・太平洋戦争下の日本軍の実態に迫る一冊。

    戦地の様子を当事者から聞くことの出来なかった世代なので、こういう戦場のリアルはなかなかこたえる。
    勇ましく華々しい描写に酔いしれたい気持ちが無いといえば嘘になるが、戦争とはこういうものだと知られて良かった。
    ものごと準備不足で突っ走るとこうなる、という人生の反面教師でもある気がした。

    大往生とはいかないまでも、死ぬのは畳の上が良い。

    0
    2024年10月03日

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実
  • タイトルID
    :
    631181
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年07月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

吉田裕 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す