きくち正太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第2巻になると物語は穏やかになる。茅葺き屋根の家は、先日福島県の大内宿を見てきたので、日本の建築物の歴史的な凄さを感じた。この物語の茅葺の古民家は、気仙沼大工の流れをくむ、せがい造りの入母屋。自在鉤は、恵比寿鉤。材は一本もののケヤキ。一級品と言われるもの。
そこでおせんは、サクラマス、そして三陸産、南部鼻曲がり鮭の新巻き鮭を料理に出す。
ふーむ。新巻き鮭は、子供の時に出会ったことがあったが、しょっぱいだけだった。食べ方を知らなかったのだね。荒巻と大根の潮仕立て汁。美味しそうだ。それにしても、アルミの弁当箱に、サケかぁ。中学の時は、弁当だったので、サケ弁当が多かったなぁ。日の丸弁当もあったけ -
ネタバレ 購入済み
いや、その母親待てと言いたい
おせんはシリーズ第一第ニとすべて読んでいてファンである。絵柄も作風も物語も、もちろん大好きである。作品の影響を受けて茅葺きの屋根の古民家巡りをしたほどだ。
しかし今回のすい仙創立の話は思わず「いやいやいや待て待て待て」と言いたくなった。
すももちゃんの母親は、自身の「日本一の小料理屋」の夢をなんと幼い娘に託しているのである。
自分の夢を自分が叶えるのはもちろん構わない。しかしまさか、
齢8〜10歳の子が言う「お店大好き!」
→「じゃあ将来我が子にこの店を継がせよう、日本一の女将に育てよう」
はあまりに無謀で、娘の将来を極端に狭めてはいないか。親の期待が大き過ぎはしないか。
親の夢は親自身が叶 -
匿名
購入済み令和時代のおせん序章
過去おせん作品のファンで今回の新作も購入。今作も読むとお酒が飲みたくなる一冊。
登場人物が一新されていて、漫画の中にも時の流れが感じられる。あえて明かされていない部分がたくさんありそうなので、これから詳らかになっていくのが楽しみ。
新作にはまだ登場していないかつての一升庵の仲間たちのその後の姿も見られたら嬉しい。
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