高木敦史のレビュー一覧

  • さよならが言えるその日まで

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    森遠謙介・早美夫妻の娘 伊緒(イオ)が謙介の起こした事故に関して真相を追及していく物語だが、事故車には恩田六助(ロク)が同乗していた痕跡があり、死亡した謙介が誘拐したと疑われる.ロクは行方不明.イオは友部日出郎(ヒデロー)の助けで活動するが、事故の関係者 篠山優一の話から次第に事件を解明していく.ロクと佐藤幹泰(ミキヤス)のやり取り、水口参子の登場など多くの人物が絡み合い話が展開する.ロクが父 継夫に虐待されていたことや、イオもロクも複雑な親子関係であったことも物語を深めていると感じた.

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    2021年04月29日
  • 僕と彼女の嘘つきなアルバム

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    写真の被写体の目線がカメラを向いていると会話が出来る女子大生と、その母親にしてカメラマンに憧れている男子学生が大学で出会った。
    ちょっと不思議な能力を持つ彼女の目的は?

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    2021年03月17日
  • 僕と彼女の嘘つきなアルバム

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    可瀬理玖は大好きな写真家 渡引クロエの母校に入学し、彼女が立ち上げた創作サークル「猫を探す人の会」に入会する
    そこで出会った真白は、自分のインスタントカメラで撮った写真の人物と対話できる能力を持っていて…… なお話

    日常ミステリの要素アリ
    部室からなくなっった写真
    猫の足跡
    スーパーで商品をスマホで撮る人
    迷子が泣いた理由
    などなど

    一番の謎というか、ストーリーの本筋は真白の父親探し

    何かとはぐらかした会話をする母
    なぜ、母はそんな態度をとるのか
    過去に何があったのか?

    その理由が明らかになったとき、母親の真意がわかる


    何というか、不器用なのか器用なのかわからんね

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    2021年02月05日
  • さよならが言えるその日まで

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    内容に惹かれて購入。

    突然、父親の死亡ニュースを知らされて、状況は一変。さらに誘拐犯にされて、世間からはバッシングを浴びます。娘は、真相を知るために奔走していきます。様々な家族像が描かれていて、「家族とは?」という文章が、読んでいる間、ずっと脳裏に焼きついていました。

    物語は、娘の視点と誘拐される少年の視点の2つの視点で交互に進行していきます。最初の方では、視点が変わることによって、人を視る解釈も全然変わります。
    また、次々と提示される事柄には、裏があり、あっそういうことなんだったんだと思ったり、驚いたりとどういう展開になるのか、楽しむことができました。
    無実を信じる娘と誘拐される少年、二

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    2020年03月02日
  • 僕は君に爆弾を仕掛けたい。【電子特別版】

    購入済み

    上手い♪

    内容はちょっと···だったけど、読み易かったので高得点。
    文章の作り方·起承転結などきちんとしてるし、しっかりとした国語力は好感持てた。
    読み手側の事が自然と解ってる作りは好きです。

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    2020年02月15日
  • 僕と彼女の嘘つきなアルバム

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    写真と会話できるという設定ですが、目が合わなければいけないとか、無理には聞き出せないとか、制限のかけ方がうまいです。どうにも不器用なところもいい。

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    2019年12月29日
  • 僕と彼女の嘘つきなアルバム

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    ネタバレ

    表紙の絵からジュブナイル的な大学生たちの青春物語かなと勝手に想像していたら、とんでもなかった。
    思っていたより重くてびっくり。
    父親探しという内容上、軽くはならないでしょうけど、何でしょう、ミステリーとしても雰囲気としても予想より思いのほか本格的で重量感があったので、そのギャップに終始驚きっぱなしの読書になりました。
    他の方の作品を出して恐縮ですが、『氷菓』に近いものを感じました。
    表紙との乖離がすごいから、読んで驚いて欲しい。
    多分キャラの内面を掘り下げて書いているから余計そう感じるのかもしれません。
    真白ちゃんがサイコメトリー的能力は持っていますが、情報を引き出すのがメインで推理はそこまで

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    2019年12月11日
  • “菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人

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    1巻よりライトノベルすなわちキャラクタ小説として楽しい 
    ういういしい感じが独特の魅力
    ミステリ部分の思わせぶりをもう少しおとなしめにして欲しい

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    2018年12月09日
  • 鉢町あかねは壁がある カメラ小僧と暗室探偵

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    最初は取っつきにくいですが、読み進めるとおもしろさが分かってくる作品。登場キャラたちの物わかりの悪さというか人間臭さは、いい意味で物語らしくないですが、そこがこの作品の味だと思いました。

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    2016年11月25日
  • 鉢町あかねは壁がある カメラ小僧と暗室探偵

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    日常系ミステリ。
    まだまだ登場人物の今後に期待出来る話。
    最後はどうやらカメラ小僧に、正体がバレたっぽいけど、それはそれでいい感じかと。

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    2016年07月19日
  • 鉢町あかねは壁がある カメラ小僧と暗室探偵

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    幼馴染み、正体わからない系
    私の大好きなシチュエーションが詰まった1冊でした。
    推理ものは苦手だけど、全然楽しめた。バレるかバレないかのそわそわ感はなんとも言えません、すごくすきでした。
    個人的にカメラもかじってて、自分の視点が写真にあらわれるっていうのに共感したり。
    幼馴染み最高ですね。続きが読みたいてす。

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    2016年07月05日
  • “菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

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    極限なまでの閉鎖空間ミステリ
     病室で全く動かない僕に対し、クラスメイトだった菜々子さんは事件について独白を始めます。この特殊な環境下でのみ成立する心理戦、恐怖感の演出がよく出来ています。プロットの巧さとクセのある文体が相まって、ありがちな展開から先の読めない展開へ。回想シーンが冗長気味なのが難ですが、ライトノベル系ミステリとしては頭ひとつ抜けていると思いました。
     本文中では明らかにされなかった菜々子さんの謎が気になるところです。

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    2016年06月19日
  • “菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

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    ラノベ要素は少し既視感があるが、ロジックは相当に気合いが入っており、小説としての落としどころも好みど真ん中。

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    2015年08月29日
  • 演奏しない軽音部と4枚のCD

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    ミステリーとしてはどきどきわくわく、というほどではないけれど、語り手で探偵助手役?の楡さんと、探偵役の塔山くんを始め、登場人物が素敵だなと思う。うっかりすぎる楡さんの純粋な優しさとか、塔山くんの挙動不審だけど音楽への愛の深さとか、少しアンバランスな感じが何とも言えない魅力だ。
    2015/8/22

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    2015年08月22日
  • 演奏しない軽音部と4枚のCD

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    うんちく関連で、「ビブリア古書堂」みたいなのを中古CDショップでやってみようという感じ。けっこうやれてて、面白かった。
    あと、会話が軽妙で楽しくて、くすっと笑える。

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    2015年04月25日
  • 演奏しない軽音部と4枚のCD

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    主人公が文芸部の子と知ってよんだけど、またも関係なかった…笑。メインは軽音楽部。メインといっても、活動の様子等が描かれているわけではない。主人公で文芸部の女の子、「楡未來(にれ みらい)」が巻き込まれる、学校生活にまつわる様々な奇怪な出来事を、軽音楽部の塔山雪文(とうやま ゆきふみ)がさらさらっと解決していっちゃうお話。なんかデジャヴ…とおもったら、これはまさに「ハルチカシリーズ」ではないか!と。ちょいドジな女の子と、キレキレの男の子のコンビが気に入ったかたは是非そちらもどうぞ。初野晴さんです。あ、長くなった…。でもすごく面白かった。コミカルな文体とかテンポのいい話運びが性にあう(o≧▽゜)o

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    2015年04月05日
  • 演奏しない軽音部と4枚のCD

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    キャラクターのユルイ会話が心地いい。それぞれの話に出てくる謎はもう少し練りが足りない感じはありますが、主人公たちが高校1年ということを考慮すれば、これくらいが妥当かもしれません。
    音楽、それも洋楽に興味がある人は、うなずきながら読めるお話かもしれません。

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    2014年04月02日
  • 演奏しない軽音部と4枚のCD

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    ネタバレ

    音楽に興味は無かったがジャケ買い。当たりだったなー。論理は少し強引なところもあったけど巧妙な掛け合いと一冊の連作集としての構成力はとても良かった。

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    2014年03月24日
  • “菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人

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    菜々子さんかわええw
    まあ、俺じゃ手玉にとられて終わりそうですがww

    今回も推理できる部分は少なくミステリとは言えませんが、1巻より面白かったですw
    原因はやっぱり語り部ですw
    今回の主人公は、ちゃんとツッコミの出来る子で、全体の雰囲気も明るくイイカンジでした。

    前回の弱点がしっかり修正されてるあたりが素晴らしいですね。
    次巻が待ち遠しいですw

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    2012年07月03日
  • “菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

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    ネタバレ

     好意を寄せる男の子をものにするために陰謀を張り巡らしたり、虐めた男の子に仕返ししようとしたりするヒロイン。そして主人公は現在寝たきりというのも衝撃的。

     非ウィルス型嗜眠型脳炎により引き起こされる全身痙攣で指一本動かせず、瞬きすらもできない身体となった坪手明の病床を、今では習志野菜々子という仮名で呼ばれる少女が訪れる。それは、三年前、彼らが小学六年生だったあの事故から、平日は欠かされる事なく続けられてきた儀式だった。
     その儀式が途切れた金曜日の翌月曜日。菜々子さんは突然、あの事故の出来事を蒸し返し始める。彼女が氏名連想誘発性心神喪失症候群と名付けられた、自分の本名を呼ばれると発作を起こす

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    2012年02月06日