【感想・ネタバレ】さよならが言えるその日までのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年03月02日

内容に惹かれて購入。

突然、父親の死亡ニュースを知らされて、状況は一変。さらに誘拐犯にされて、世間からはバッシングを浴びます。娘は、真相を知るために奔走していきます。様々な家族像が描かれていて、「家族とは?」という文章が、読んでいる間、ずっと脳裏に焼きついていました。

物語は、娘の視点と誘拐され...続きを読むる少年の視点の2つの視点で交互に進行していきます。最初の方では、視点が変わることによって、人を視る解釈も全然変わります。
また、次々と提示される事柄には、裏があり、あっそういうことなんだったんだと思ったり、驚いたりとどういう展開になるのか、楽しむことができました。
無実を信じる娘と誘拐される少年、二人とも芯がしっかりとしていて、どんなことが起きても負けない姿勢には、圧倒されました。また、他の登場人物もキャラクターが際立っていて、想像しやすかったです。ただ主要人物、みんな万能すぎない?と思った部分もあり、都合良く解釈されるかなと思いました。

あと、ジャーナリストやマスコミは、嫌味たらしく描かれていて、イラッとしてしまいました。都合よく解釈し、それを世間に提供するあたりは、現実感があり、視聴者としては冷静に判断しなくてはと考えさせられました。
ネットやテレビに映る情報だけが真実とは限りません。ああすれば良かった、こうすれば良かったは、結果論にすぎません。何も関係ない人たちは、何もしないことが大切であると感じました。

気持ちよく明るく終わってくれたので、読後感はとても良かったです。

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