さよならが言えるその日まで

さよならが言えるその日まで

1,617円 (税込)

8pt

4.0

ねぇ、嘘だって言ってよ、お父さん――。

その日、ありふれた日常がひっくり返った。
教え子を誘拐したまま、事故死した父。
親族、警察、マスコミ――誰も何もわかってない!
遺された娘は、父の名誉にかけて、真相を追う。

「静岡県三島で交通事故が発生。運転していた男性一名が死亡――」ニュースを見た森遠伊緒は愕然とする。亡くなったのは自分の父だった。だが、悲嘆にくれるのも束の間、追い打ちをかけるように驚愕の事実が判明する。事故発生当日の未明に失踪した少年の痕跡が、事故車から発見されたという。自分の父は誘拐犯だったのか――いや、そんなわけがない。周囲からあびせられる非難、マスコミの追求、警察からの圧迫。折れそうな心を奮い立たせ、伊緒は真相を知るべく、行方不明の少年を探すと決意するが……。
ミステリ界期待の新星が書き下ろす、「家族のカタチ」を問う傑作ミステリー!

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さよならが言えるその日まで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年04月29日

    森遠謙介・早美夫妻の娘 伊緒(イオ)が謙介の起こした事故に関して真相を追及していく物語だが、事故車には恩田六助(ロク)が同乗していた痕跡があり、死亡した謙介が誘拐したと疑われる.ロクは行方不明.イオは友部日出郎(ヒデロー)の助けで活動するが、事故の関係者 篠山優一の話から次第に事件を解明していく.ロ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月02日

    内容に惹かれて購入。

    突然、父親の死亡ニュースを知らされて、状況は一変。さらに誘拐犯にされて、世間からはバッシングを浴びます。娘は、真相を知るために奔走していきます。様々な家族像が描かれていて、「家族とは?」という文章が、読んでいる間、ずっと脳裏に焼きついていました。

    物語は、娘の視点と誘拐され...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月19日

    テレビ画面から流れた交通事故の映像、映し出された車は見覚えのある父の物だった。
    プロローグから惹きつけられて一気読み。

    主人公は、事故で死亡した小学校教諭の謙介を父に持つ森遠伊緒。

    教え子の六助の行方不明と重なった事で父には誘拐犯の汚名が着せられる。
    父の無実を信じ、真実を求め少年の行方を追う伊...続きを読む

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