栗原聡のレビュー一覧

  • RE-END 死から問うテクノロジーと社会
    「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、...続きを読む
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    第3章までの知能の解説が良かった.潜在意識と顕在意識の件で第2章の説明は非常に納得できる.最終的に自律分散システムを人工知能に導入することはかなり難しいと感じた.一連の説明でも考察があったが、人間の脳は計り知れない能力を持っていることが再認識できた.兵器への人工知能の適用は全世界でコンセンサスを得る...続きを読む
  • 人工知能と社会 2025年の未来予想
    ・一般化と個別適応
    それぞれのバランスが大事。どうやってとるか?

    ・よりリベラルアーツが重要になってくる。
    知能とは?人とロボットの違いとは?課題設定をどうするか?
    ⇒公共性も必要。自分にはまだ無い。どこまでも自己満足したい気持ちしかない。
    ⇒自分を形作ってくれたいままでの繋がりに感謝しより良くし...続きを読む
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    宇宙派の主役は「人」ではなく「知能」。生物の進化から脱却し「知能」そのものが新しい生命体だという話。
    これは面白い。
    もしかしたら決して新しい考え方ではないのかもしれないが、個人的には新鮮な驚きだった。
    我々は、地球上ではあくまでも「生命が進化してきた」と考えがちだ。
    小さな細胞から始まり、やがて海...続きを読む
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    人工知能の軍事化と、いかに人類が人工知能と向き合うかという話。
    そもそも人工知能とは何かという、意外と誰も答えられない質問への解から始まって理解が深められてよかった。
    今の人工知能ブームは第三次で、第一次は1950-60年代、第二次は1980年代。どちらも技術が足りずに終わったが、第三次はディープラ...続きを読む
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    知能とは何か?
    あまり、疑問に思っていなかったことを提起されていた。
    随所に例えが出ていたのでわかりやすい部分があった。
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    AIの兵器(タイプAからEまでの解説)もあるが、どちらかというと未来にどうAIを活用していくべきか、という観点で書かれた本。
    プログラム教育が義務化され、ITリテラシーを皆が持つべきだというのもわかるが、「しっかりとした社会性やモラルを身につけることの方がはるかに重要だ」というのは、本当にそうだと思...続きを読む
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    前半はAIに関連した前提知識の解説。タイトルの通り、もう少しAI兵器の内容を読みたかったし、倫理面だけではなく、どう対処していくのかという点も読みたかったのでやや残念。「創発」の例として挙げられている蟻の行動(個々が持つルールに従っているだけで、個が意識していない全体としての目的が達成できてしまう)...続きを読む
  • 人工知能と社会 2025年の未来予想
    人工知能について、基本的なことが確認したいと思い、読んでみました。

    これまでの人工知能の発展、現在の人工知能の状況、今後、2025年ぐらいまでの人工知能の発展の見込みについて、丁寧に書かれた本でした。

    自分のような素人にとっては、若干、レベルの高い本でしたが、参考になる部分も多々ありました。
    ...続きを読む
  • RE-END 死から問うテクノロジーと社会
    死生観は時代と共に変わるものなので、今生きている人たちが死後CGで作られて何かに使われることに対して、良い気がしないというのであればそれがやっていいところとそうでないところのラインなのだと思います。
    テクノロジーの進化の前に、死が身近でなくなっているから、CG作ったりマインドアップロードとかそういう...続きを読む
  • AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体
    AI業界の人間からすると内容は物足りないが,一般の人向けにわかりやすく書かれてある.
    「木を見る西洋人 森を見る東洋人」の例が面白かった.
    現在日本は米中にAI開発を引き離されているが,それは道具型のAIについての話.今後人と共生する汎用性の高い自律型AIの場合は,システムが大規模化・複雑化する.こ...続きを読む