ダン・アリエリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【読み易さ】
やや易しい
【気付き】
★★★・・
【ハマり】
★★★・・
【共感度】
★★★★・
人がずるをするのはときはどんな時か?
ずるを減らすにはどうすればよいか、
実験を元に、人のずるを誘発する条件を検証していく。
・ごまかしによって獲得するものが現金から遠ざかるとごまかしが増える
・偽物を身に付けると、ごまかしへのハードルが低くなり、他人を疑い易くなる
・創造性がごまかしを生む
・他人のごまかしを目撃するとごまかしへのハードルが下がる
・不正行為の基準が文化等によって異なる
仮説を証明する実験結果が平均値のみであり、
被験者の数も明らかになっていない為、データの信憑性に -
Posted by ブクログ
ネタバレあり。
|なぜ疲れているとしくじるのか・・・
ストレスの多い日は誘惑に屈して健康を害すると分かっている食べ物を選んでしまう。
引越しで疲れ果てた夜は、ジャンクフードを取ることが多い。
|自我消耗・・・
論理的な思考力が占有されてしまうと、衝動システムが行動を支配してしまうことがある。
誘惑に抵抗するには、大変な努力とエネルギーが必要という考え方。
意志力を筋肉に置き換えると分かりやすい。
フライドチキンやチョコレートを見ると、食べたい!という欲求が湧き上がる。この欲求を克服して、回避する時にはエネルギーを消費する。(重量挙げを1度するようなもの)
これを繰り返しているうちに、欲求 -
Posted by ブクログ
不正は費用便益分析の結果行われる。極端に言えば、強盗しても捕まらないなら、やっちゃう人は結構いるはず。しかしそれよりも、不正というのが、悪事というよりも、創造性から生まれる場合もある。
不正を増やすファクターと、不正を減らすファクターは、全然別の出来事が作用している。不正を増やす側の重みを減らすために、ある種の宗教的道徳心リセット儀式っぽいという話。しかし日本にはそういうものがさっぱりない。せいぜい初詣、ぐらいか。こうした傾向により、ますます無自覚な不正ブームが加速する、きっと。多分本書の意図はそういう読み方じゃないけどね。自分に置き換えるか客観的に見るかで、爽快感が随分違うと思う。