ダン・アリエリーのレビュー一覧
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ジャン゠フランソワ・マルミオン / セルジュ・シコッティ / イヴ゠アレクサンドル・タルマン / ブリジット・アクセルラッド / アーロン・ジェームズ / エヴァ・ドロツダ゠サンコウスカ / ダニエル・カーネマン / ニコラ・ゴーヴリ / パトリック・モロー / アントニオ・ダマシオ / ジャン・コトロー / ライアン・ホリデイ / フランソワ・ジョスト / ハワード・ガードナー / セバスチャン・ディエゲス / クローディ・ベール / ダン・アリエリー / ジャン゠フランソワ・ドルティエ / ローラン・ベーグ / アリソン・ゴプニック / デルフィーヌ・ウディエット / ジャン゠クロード・カリエール / ステイシー・キャラハン / トビ・ナタン / 田中裕子バカって言葉がこんなに散りばめられている本は未だかつて見たことない笑
それぞれの章、それぞれの人物が別々のテーマで「バカ」について論じているけれど、一貫して言えるのが、知識や知性のあるなしとバカであるということは関係ないということ。逆に言うと、誰でもバカになりうるということだ。
各テーマで、シス...続きを読むPosted by ブクログ -
ジャン゠フランソワ・マルミオン / セルジュ・シコッティ / イヴ゠アレクサンドル・タルマン / ブリジット・アクセルラッド / アーロン・ジェームズ / エヴァ・ドロツダ゠サンコウスカ / ダニエル・カーネマン / ニコラ・ゴーヴリ / パトリック・モロー / アントニオ・ダマシオ / ジャン・コトロー / ライアン・ホリデイ / フランソワ・ジョスト / ハワード・ガードナー / セバスチャン・ディエゲス / クローディ・ベール / ダン・アリエリー / ジャン゠フランソワ・ドルティエ / ローラン・ベーグ / アリソン・ゴプニック / デルフィーヌ・ウディエット / ジャン゠クロード・カリエール / ステイシー・キャラハン / トビ・ナタン / 田中裕子「バカ」の定義は沢山あり、解釈の仕方は人それぞれ違う。感情的に行動せず、自分自身を客観的に評価する。誰しもバカになる要素を持つ事を理解、享受すること。Posted by ブクログ
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単なるインタビュー本ではない。読めば行動経済学の様々な示唆が得られる。
最大のオチが、ダン・アリエリー自身が離婚している点。
思わず「おいっ!」っとツッコんでしまった。
だけど、よくよく考えてみればそれも非常に人間らしいなと思う。だって頭ではこうした方がいいとわかっていてもそうできないのが人間だから...続きを読むPosted by ブクログ -
対談形式で話が進む。一人称で語る形式よりも、分かりやすいかもしれない。消費生活、人間関係、職場など、いろいろな示唆が得られた。Posted by ブクログ
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プライベート、ビジネスともに活用できる人間の行動に関する知見にあふれている。インセンティブやモチベーションに関しては特に興味深く、子供の親としてや部下の上司として考えさせられることも多かった。各質問に対して行動経済学の観点でコメントがされるという構造になっていて、つまみ読みには適した形式でまとめられ...続きを読む
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・人は日常の多くの場面で、お金に関する心理的過ちを犯す。例えば、普段は節約しているのに、カジノで大金を使ってしまう。こうした矛盾が起こるのは、カジノでの出費を、生活費とは別の「心の勘定科目」に仕訳しているから。
・モノやサービスの価値は、単体で計るのが難しいため、多くの場合、競合製品などと比較する...続きを読むPosted by ブクログ -
「予想どおりに不合理」の著者が不正と意思決定について著したもの。不正といっても、エンロンの不祥事のような大きなものだけでなく、ゴルフのスコア申告のように、そのほとんどが多くの人に関わりのあるありふれた不正である。
不正が起きるしくみについて、合理的経済学では、人は自分の置かれたそれぞれの状況を合理的...続きを読むPosted by ブクログ -
合理的に生きるためには、という命題にQ&Aで答えていく本。
本筋とは関係無いけど、ユーモアのセンスというのは感覚よりむしろ合理的であることに近いのかもしれない。本当に面白い笑いというのは、本質を突く言葉に宿るのかと思わされたほど、アリエリー教授のコメントは面白い。Posted by ブクログ -
この著者の行動経済学の本は面白く、本書も購入。ちょっと毛色が違っていて、WSJの紙面で読者の質問に答える形式。行動経済学に則っている回答と、そうでないものも。これまでの著作を読んでいる読者は、もちろん、きっかけとして、この本から入っても面白いかも。Posted by ブクログ
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署名の位置で不正が減る。
利益相反。スポンサーの絵を良いと評価する。本人は気付いていない。
疲れると誘惑に勝てない。不正しやすい。
偽物を身に付けると不正をしやすい。
不正は感染する。同じグループの人が不正をするとその人も不正しやすくなる。Posted by ブクログ -
人は[そこそこ正直で誠実な自分]でいられる範囲でズルをする。
人間がいかに都合よく考えてるかがよく分かる一冊。
テストが終わったら、自己採点した後にシュレッダーに答案用紙を入れてから自己申告した点に応じて報酬がもらえる実験。シュレッダーに入れる場合と入れない場合で「ずる」の度合いが変わる。
ま...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒトは、一方では自分は正直で立派な人物と思いたいが、もう一方ではごまかして金もうけをしたいと思うものです。
ですからちょとしたズルをします。
そしてズルしたことを正当化する言い訳を自分の中で作り上げます。
ダン・アリエリーは、実験を通してどのような時にヒトはズルな行動をとるのか調べています。
面白い...続きを読むPosted by ブクログ -
社会で周りを見ると、本書で指摘されている「ずる」な人が沢山…
でも本当にずるいのは自分かもしれない。
組織マネジメントで、よく覚えておきたい。Posted by ブクログ -
わたしたちは、「正直でありたい」と思いながら、その一方で「ずるをして得/楽をしたい」とも考える。そのせいで、「正直な人間」という自己イメージと実際の行動との間にズレが生じることがある。わたしたちはそんな時、柔軟性を発揮し、「つじつま合わせ係数」の大きさを自在に変える(行動を正当化する)ことで、ズレを...続きを読むPosted by ブクログ
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今少々流行りの行動経済学関連の本。
「ずる」は、悪意を持っただましというよりも、悪意も意図もなく自身をごまかしてしまうことを言う。
人は容易に、かつ自らも意識することなく自らを欺いてしまうことが心理学的実験から示される。これは、意識が後付けで自らの行動を正当化するものであるとする近年の認知心理学の...続きを読むPosted by ブクログ -
不正がなぜおこるのかを追求した行動経済学の本
いろいろな実験が記載されてありその実験手法と
そこから導きだされる。考え方が非常に面白かった。
なぜ不正が行われるのかという部分については、
なるほどと思われる部分が多かったが、なんとなく
感覚的にわかっていた内容が多かったかと。
その分、それらが実験で...続きを読むPosted by ブクログ -
家庭や社会において、我々はどのようなメカニズムで不正に手を染めてしまうのか―――人間の業とも言える「嘘」や「ごまかし」を行動経済学の視点から考察し、効果的な予防方法を様々な実験により検証した貴重なレポート。
罪を罪と認識させる、嘘をつかないことを宣誓させる、前例を作らない、大義名分を与えない、罰...続きを読むPosted by ブクログ -
世の中には不正をなくすために考えられた仕組みがたくさんある。
多くは、罰則を厳しくするとか、ばれる確率を上げるような、
費用便益的なリスクを増やすことで、不正を抑制しようとするものである。
でも人はそんなに合理的じゃない、
いつもメリットとデメリットを天秤にかけて行動しているわけじゃない、
という...続きを読むPosted by ブクログ -
なかなか刺激的だった。
単純な実験で母数に関する記述がないため、非常に少ないようであることが気になるところ。
不正は金額が少ないとか多いとか、ばれる確率が高いとか低いとかがその量を変えるわけではない。
不正を防ぐものは直前に倫理的なものを呼び起こすこと、倫理条項への署名、誓約、意思疎通の持てない監視...続きを読むPosted by ブクログ -
『予想通りに不合理』の作者の新著、おもしろくて当然。
まず著者は、ノーベル経済学賞受賞者・ベッカーの「シンプルな合理犯罪モデル(SMORC)」=「人は誰でも、費用と便益をはかりにかけて、得な場合に犯罪をする」という仮説を実験で確かめようとする。盲人と一目でわかる人と、健常者を市場に買い物に行かせ...続きを読むPosted by ブクログ