ダン・アリエリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お金によって無意識に翻弄される頭と心がわかる本です。
更に、それを熟知した企業による誘惑やお金を払わせるための販売方法を知ることができるので、「なぜかお金が貯まらない」という人にはおすすめの一冊です。
「お金にまつわる失敗エピソード→失敗の原因→解説」というシンプルな構成になっているので、複雑な内容を扱いながらもわかりやすくなっています。
文章は洋書特有のくどさがありますが、クスっと笑えるジョークで基本的には面白く読めるかと思います。
習慣化しているカフェのコーヒーや、見ていないけど支払い続けているサブスクサービス、セールで購入した本当は不必要なものなど、自分の周りにも見直した方がいい出費がたくさんあることに気付かされました。 -
Posted by ブクログ
先の予定を入れるのは、どう判断するか。
来週だったらどうするか考える。かぶっていて断ることになったら残念か、考える。予定を入れておいて、キャンセルになったときどう思うか、考える。
人生は学習と向上の積み重ね=新しい経験ができるなら勇気をもって飛び込む。
相手のことを知らないときのほうが恋愛感情は高まる。
何かをぼんやり待っているのは時間を無駄にしていると感じる。誰かが自分のために働いているのを見るのはうれしい=マクロの動きを見せたほうが、満足度が高い。
3つのポイントに分けて話すのは、答えの単純さとスキのない答えとのバランスをとるため。
ワインが高価だと知っていると美味しく感じるが、値段を知らなければ値段とおいしさに相関関係はない。
社交の集まりでは、社会的協調をもつために誰にでも参加できる天候やスポーツ、ゴシップなどのネタが多くなる。自然と低俗になりがち。
女性がダイヤモンドを欲しがるのは、男性が買いにくいことを知っているから。買いたくない気持ちを我慢して買ってあげることがシグナルになる。
結婚とは、お互いに面倒を見合うという社会的契約。る回人間関係にお金が絡むと、援助交際に近くなる。結婚したら共通の口座を持つべき。
喜びと安楽、人はとかく安楽で安心を選びやすいが、真の進歩は新しい経験から生まれる。
音楽や人混みは性的興奮を高めやすい。自分が興奮しているのは相手のせいだと勘違いしやすい=感情の誤帰属。賑やかな場所でデートするのは必勝戦略。
人は誉め言葉が好きで、それを言ってくれる人に好感を持ち、本心でないことを知っていても好意を抱く。
男性がハイヒールに惹かれるのは、それをはいている女性は逃げにくいから。
人は良く知っていることをやり続けたいと思う。利益の喜びより損失の悲しみのほうが大きいから。旅先で知っているチェーン店に入る、など。
多様性は人生の重要なスパイス。旅行の3つの楽しみ=事前のわくわく、旅そのもの、あとから思い出す。
ビュッフェで食べ過ぎない方法=誰かにとってのコストを最大化するのではなく、自分の楽しみを最大化すること。
ダイエットは禁煙に比べて難しい。食べないという選択肢はないから。食べてはいけないものを近くに置かない。
集中できない人でも、長く運動できるのは、運動が健康にいいと知っていて、仕事をさぼるいい口実になるから。
民族衣装なら、スーツの代わりに着ていても服装が砕けすぎていると文句を言われない。
2択で決められない問題は、コイントスで決めてみる。その結果に納得出来るか、で本心がわかる。
他人に直に接すると、自分の行動が相手に与える影響がよくわかるから、いたわりをもって接するようになる。謝るとき、お願い事、は直接会って行う。
夜お母さんに電話をかける人に悪い人はいない。
期待が高いと評価も2割くらいカサ上げされる。しかし期待が高すぎると、落胆が生じて評価が下がる。
自分の経験をよく覚えている人ほど、人生の満足度と幸福感が高い。新しいことをやって変化に富む生活をするほど、時間の進み方が遅く感じられて幸福感が高まる。
人生はある程度は数当て賭博のようなもの。いろいろなことを試すほうがいい。選択肢を検討して、脈のないものはさっさと切り捨てる。
自分についての決定をするとき、親友が同じ状況だったらどうアドバイスするか、を考える。 -
Posted by ブクログ
【自由決定範囲の広さが幸福を生む】
すべてのタスクをいちいち定義してしまうと、あいさつもしなくなり、善意の行為もなくなってしまう。
確かにそういう気がします。
あの人がしている行動は何か間違っているなと気づいても、それをアドバイスすることが無駄な作業になってしまい、わざわざ声をかけない状況が生まれてしまいます。
― 高モチベーション ―
発展し幸福感がある状態はモチベーションが高く保たれている状況である。
官僚主義ですべてにルールを設けて、やることを逐一指示されると人のモチベーションは上がりません。自分で決めることができる自由範囲がないのでモチベーションは上がらないのです。
さらに、自分で決定したことがことごとく拒否されると、当然モチベーションは上がりませんし、やる気を失います。
自分で決定できる範囲が広ければ、結果的に失敗に終わっても自分自身で決めたことによる失敗のためモチベーションは失われません。失敗を糧にして再度挑戦します。
認める側としては、その選択は恐らく失敗に終わるであろうことがわかっていても、生死にかかわる大失敗でなければ、否定してはいけません。自由な選択を与えることの方が、長い目で見れば失敗をするより大きな成長を見込めるのです。
― 人を信用しない管理主義 ―
家で仕事をしている(在宅勤務)ことを信用しないために、渋滞(出勤ラッシュ)で人の時間を奪っている。
渋滞、混雑は人の時間を奪う悪人です。渋滞、混雑は少し時間をずらすことができれば、こんな幸福なことはありません。同じ時間に出勤する必要はないのです。
行楽地、宿、お店も同様です。
道路が渋滞すると単純に時間をロスします。行楽地も混雑するとゆっくり見て回ることもできません。宿も閑散期の3倍の料金がかかりますし、宿の従業員も忙しくて手が回らないのでサービスも悪くなります。
お店もお客様が多くなると必然的に対応が荒くなってしまいます。お店側も仕事が平準化できれば、臨時で人を雇うなど余計な動きをしなくてすみます。
つまり、渋滞、混雑は何もいいことがありません。
今や全員が同じ時間に動く必要性は薄れてきていると感じます。昼間動く人、夜に動く人、平日に動く人、休日に働く人、人それぞれでいいと思います。
― フリーランスのすすめ ―
フリーランスになれば、管理主義からの脱却、仕事をする時間の自由、休みの自由、意思決定の自由が見込めます。こうなればモチベーションも上がります。
みなさんフリーランスになりましょう!! -
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バカって言葉がこんなに散りばめられている本は未だかつて見たことない笑
それぞれの章、それぞれの人物が別々のテーマで「バカ」について論じているけれど、一貫して言えるのが、知識や知性のあるなしとバカであるということは関係ないということ。逆に言うと、誰でもバカになりうるということだ。
各テーマで、システム1とシステム2の思考スピードの違いが描かれているが、いま自分がどちらのフェーズで判断しようとしているか、また決めたことをどちらのフェーズで決めたのか、きちんと振り返ることが、もしかするとバカになることを防ぐ手段なのかもしれない。
この本に書いてあることが全く当てはまらない人なんていないと思うし自分もそうなので、自戒していきたい。 -
Posted by ブクログ
単なるインタビュー本ではない。読めば行動経済学の様々な示唆が得られる。
最大のオチが、ダン・アリエリー自身が離婚している点。
思わず「おいっ!」っとツッコんでしまった。
だけど、よくよく考えてみればそれも非常に人間らしいなと思う。だって頭ではこうした方がいいとわかっていてもそうできないのが人間だから。
行動経済学があるのは、人間が非合理的な生き物だからであってダン・アリエリーだって例外ではないはずで。
まさに自身のベストセラー著書『予想通りに不合理』を体現していて、やっぱ人間って面白いと思う。
多くの人が読むような本ではないと思うが、人間心理に興味がある人は是非読んでみてほしい一冊。 -
購入済み
生活に活かせる知見が豊富
プライベート、ビジネスともに活用できる人間の行動に関する知見にあふれている。インセンティブやモチベーションに関しては特に興味深く、子供の親としてや部下の上司として考えさせられることも多かった。各質問に対して行動経済学の観点でコメントがされるという構造になっていて、つまみ読みには適した形式でまとめられている。翻訳やまとめ方に違和感はないが、個人的には著者の通常の本で実験のエピソードと実験結果に対する解釈とコメントがされる形のほうが好み。
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・人は日常の多くの場面で、お金に関する心理的過ちを犯す。例えば、普段は節約しているのに、カジノで大金を使ってしまう。こうした矛盾が起こるのは、カジノでの出費を、生活費とは別の「心の勘定科目」に仕訳しているから。
・モノやサービスの価値は、単体で計るのが難しいため、多くの場合、競合製品などと比較する(相対性)。ただし、相対性で価値を検討する際は、その金額で買えるすべてのものと比較しなければ、正しく計れない。
つまり、お金に関する決定を下す際は、機会費用について必ず考える必要がある。だが、多くの人は考慮していない。これが判断を間違う大きな原因である。
・今日、ビットコインやアップルペイといった新しいシステムが次々に登場している。これらは、私たちにより多く、より簡単にお金を使わせようとするため、支出行動に拍車がかかり、お金を使いすぎる恐れがある。
お金を賢く使う方法として、次のようなことが考えられる。
└機会費用を考えるための計算を行うアプリなど、消費者の助けになるツールや金融の環境をデザインする。
└お金を使う時間枠の表現(時間、週、月、年など)を工夫する。例えば、退職後の収入を全額ではなく月額で示すと、貯蓄が足りないと感じ、貯蓄額を増やさねばと考える。
お金の問題における最大の敵は、外部要因ではなく私たち自身。まずは自らの欠点を理解し、認識すること。