浅原ナオトのレビュー一覧

  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    とても読みやすい1冊だ。死の近づいている他人がわかる主人公。他人の死が見える、という類の話だと、設定や能力の使い方も違うが「フォルトゥナの瞳」という映画を思い出した。いつ亡くなるか分からず一生を終える恐怖、もうすぐ死ぬとわかっている人を助けられない恐怖。いつか終えるこの命の最後はどちらが幸せになれるのだろうか。

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    2022年07月28日
  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    海から生まれて、海に還る。不思議な能力だけど、実際あったらどうするのかな。
    個人的には、琴音目線の高校生編と、先輩目線の大学生編が好きだった。"生"や"性"について考えさせられるお話でした。

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    2022年07月10日
  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    もし自分が、死に近い人がわかるのなら?と考えてみた。
    衝撃的ではあるが慣れてくるのだろうか、近い人なら耐えられるだろうか。
    死なんて突然くるようなものだから、日々人とのつながりを大事にしなくちゃな。
    伝えて欲しいと言われてても簡単に伝えれるものではないし、良かれと思って恨みを買うのを覚悟であえて伝えなかったところが良かった。

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    2022年06月30日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会

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    同性愛を通じて、人間ひとりひとりがどれだけ尊い存在かを感じられる。
    前作で悩んだ主人公も含めて、今作の方が爽快な内容になっている。
    同性愛に引け目を感じなくていい。
    認めて変わらずに接する友達に心打たれる。

    普通通りに接すると考えること自体が普通じゃないんだよな、、
    と思いながら読んでいた。

    認められて元気に過ごしている主人公と、自殺してしまったミスターファーレンハイト。
    周りの人の差で人生がこんなにも変わってしまうのか、、

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    2022年04月18日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    自分がゲイだった場合、そのことを周りに言えるのかと考えてみたが、そうできる自信がない。
    それは周りからの目が変わってしまうと思うから。

    主人公のゲイを隠しながら生きているときの心の声が苦しみを物語っている。
    周囲が"普通"と話していることや、"当たり前"とされていることに対して、毎回葛藤しながらそっち側の世界の"常識"で生きていかなければならないのだから。

    常識なんてないことを示してくれる一冊。
    性についても深く考えさせられる。

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    2022年04月12日
  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    とっても読みやすかったです。
    今日を生きられているのは当たり前のことではないと改めて思えるようなお話でした。
    自分も自分の周りの人も、いつまで生きられるのかは分からないし、皆最後には死が待っています。でも、死があるからこそ今を大切に生きることができるのだと思います。今夜、もし私が死ななければ、明日は何をしようかな。

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    2022年02月21日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    主人公の葛藤が痛いほどよく分かって
    心の奥底に眠らせていた古い記憶を抉られた
    2度と読みたくないと思いつつ
    数年後にまた読み返してしまうんだろうなあ

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    2022年01月02日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    腐女子もセクシャルマイノリティも身近な存在(流石に親と同じ年齢の同性と不倫している人はいないものの)なので読んでよかった、と感じた
    今までは同性同士の恋愛では片想いか悲恋で終わることが多かったが、この作品は悲恋でも爽やかなエンディングだったと思う

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    2021年12月19日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    今までふざけたタイトルだなって敬遠してたけど、ぽんさんからおすすめされたので読んでみた。中学、高校の時に読んでたらきっともっと共感できる部分多かっただろうな…時代も私も変わったわ!

    純は同性愛者だけど「奥さんと子どもをもって平凡な家庭を築くのが夢」で…それに対して、私はシンパシー(他人と感情を共有すること)はできなくても、エンパシー(他人と自分を同一視することなく他人の心情を汲むこと)は感じていきたいな!

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    2021年07月24日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    読み終わりました。
    三浦さんと安藤くん、この関係性が好き。
    女性を好きになれず、年上の男性しか好きになれない安藤くんを、BL好きの三浦さんが受け入れようとしていく姿がとても良かった。
     三浦さんと安藤くん、そして安藤くんの親友の亮平の三角関係も気になるところだ。親友の安藤くんの恋を応援しつつも、自分の恋も諦められない亮平の立場がとても切ない。

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    2021年12月24日
  • 御徒町カグヤナイツ

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    浅原さんの作品ということで購入。
    『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の作者で、一人の少年の心理描写が繊細・丁寧で良かったので、ほかの作品も見てみようと読んでみました。
    全6話+プロローグからなっていて、各話ごとにそれぞれの登場人物の身に起きたことをみんなで解決していくという構成になっています。一応、主な登場人物は中学生ですが、これって中学生だよね?と思うくらい、何度も確認しました。やることはもう、高校生だと思うくらい、行動が大胆でした。みんな特殊の経歴を持っていますが、だからこそ固い絆で結ばれているなという印象でした。それぞれの心理描写も丁寧に描かれていて、どんどん物語の世界にひきこ

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    2019年09月30日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない

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    好意(友情ですよ!)を持っている年下の同性から、好きな本だからと貸してもらった本作。なので丁寧に読みました。すると開幕早々いかにもなタイトルのBL(しかも年の差教師生徒もの)作品を購入する女子高生が登場、度肝を抜かれました。その後始まる主人公と年上彼氏との逢い引きシーン…。
    自分が隠れ腐女子なことをその子に見抜かれていたのか!?とビビリましたね。
    主人公の語り口が赤裸々で、そこまで描写しちゃうの?と戸惑いながらも、だからこそ主人公の遣る瀬無さがヒリヒリ身に迫ってきて、主人公の現実の切実さを常に感じました。が、全体的にはとてもカジュアルで読みやすい文体。そのバランスが良くて最後まで読み通せた。

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    2025年07月19日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない  再会

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    ネタバレ

    安藤純
    大阪の転校先で同性愛者であることカミングアウト。

    小林
    純が転校した高校の担任。コバリン。

    榎本
    純のクラスメイト。

    九重直哉
    純の隣のクラス。同性愛者。

    五十嵐明良
    純のクラスメイト。同性愛者。直哉とはゲイ用のマッチングアプリを通して知り合った。


    明良の一つ年上の姉

    稲葉秀則
    明良の友人。

    原史人
    明良の友人。

    三浦紗枝
    美術部。BL本を買っているところを純に見られた。

    宮ちゃん
    紗枝の友達。

    高岡亮平
    純の幼馴染。

    姐さん
    佐倉奈緒。紗枝の腐女子仲間。大学生。

    相原莉緒
    BL好きの紗枝の後輩。

    今宮

    ケイト
    新宿二丁目で昼はカフェ、夜はバーをやってい

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    2025年03月13日
  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    「優しくて弱い人間が、一番人を傷つける」

    この言葉に衝撃を受けた。
    特に第3幕も終盤に差し掛かった頃、この言葉が随所まで染み渡った。
    善意は時として凶器にもなる。

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    2024年11月17日
  • 100日後に別れる僕と彼

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    タイトル通りの物語。主人公は同性カップル。作者の方もマイノリティだったようで。ご病気のため亡くなられこちらが遺作になったとのこと。

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    2024年06月07日
  • 余命半年の小笠原先輩は、いつも笑ってる

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    彼女が好きなものは
    にめちゃくちゃ感動、号泣したので
    原作者である浅原ナオトさんを初めて読んでみました

    新しい進み方だな、と思った
    ドキュメンタリーのナレーションを読んでいるような

    そして先輩の残された者への遠慮や配慮に泣ける
    お互いに人生の主人公は自分だ、と気付く事も

    あとがきにも書いてたけど作品の殆どに死があるそうな
    日々、死生観に向き合っていたんだろうな

    他作品も読んでみよう

    ご冥福をお祈りします

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    2024年05月21日
  • 彼女が好きなものはホモであって僕ではない 1

    匿名

    無料版購入済み

    今ではBLや腐女子など受け入れられて偏見が薄まってきているとは思うけど。当人は色々あるんだろうな。考えさせられる作品でした。

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    2024年04月23日
  • #塚森裕太がログアウトしたら

    購入済み

    塚森のような人が苦手だからか、あんまり苦しんでいることに感情移入できなかった。教育の場でも最近はジェンダーとかあるんだね。

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    2024年02月20日
  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    主人公が死ぬのかと思って読み始めたけど違った。
    年代毎に出会う人がいて良かった。琴音と結婚までいくとは思ってなかった。血筋で能力が受け継がれるのかな?
    映画好きな人のところは沢山映画の名前が出てきて面白かった。

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    2023年09月29日
  • 今夜、もし僕が死ななければ(新潮文庫nex)

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    主人公の遙は人の死が見える。そのフレーズに引き寄せられるように購入した。
    10歳の時に交通事故に遭い、家族を失ったことによりチカラが芽生えた遙。遙はそのチカラと向き合うために「死神」呼ばわりされても自分を貫いている。そんな姿に感動した。私なら絶対できないと思う。そして一章の出来事が二章の遙へ、二章の出来事が3章の遙へ繋がっていることも感動した。
    また途中途中で出てくる映画のフレーズは毎回楽しみだった。特にドラえもんの映画の台詞。
    「最初の贈り物は、君が生まれてきてくれた事だ」
    私たちは生まれてくる時、既に誰かの贈り物となって命を授かる。だから一生懸命生きて、後悔しない毎日をただ送ればいい。いつ

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    2023年09月17日