浅原ナオトのレビュー一覧
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浅原さんの作品ということで購入。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の作者で、一人の少年の心理描写が繊細・丁寧で良かったので、ほかの作品も見てみようと読んでみました。
全6話+プロローグからなっていて、各話ごとにそれぞれの登場人物の身に起きたことをみんなで解決していくという構成になっています。一応、主な登場人物は中学生ですが、これって中学生だよね?と思うくらい、何度も確認しました。やることはもう、高校生だと思うくらい、行動が大胆でした。みんな特殊の経歴を持っていますが、だからこそ固い絆で結ばれているなという印象でした。それぞれの心理描写も丁寧に描かれていて、どんどん物語の世界にひきこ -
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好意(友情ですよ!)を持っている年下の同性から、好きな本だからと貸してもらった本作。なので丁寧に読みました。すると開幕早々いかにもなタイトルのBL(しかも年の差教師生徒もの)作品を購入する女子高生が登場、度肝を抜かれました。その後始まる主人公と年上彼氏との逢い引きシーン…。
自分が隠れ腐女子なことをその子に見抜かれていたのか!?とビビリましたね。
主人公の語り口が赤裸々で、そこまで描写しちゃうの?と戸惑いながらも、だからこそ主人公の遣る瀬無さがヒリヒリ身に迫ってきて、主人公の現実の切実さを常に感じました。が、全体的にはとてもカジュアルで読みやすい文体。そのバランスが良くて最後まで読み通せた。
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ネタバレ安藤純
大阪の転校先で同性愛者であることカミングアウト。
小林
純が転校した高校の担任。コバリン。
榎本
純のクラスメイト。
九重直哉
純の隣のクラス。同性愛者。
五十嵐明良
純のクラスメイト。同性愛者。直哉とはゲイ用のマッチングアプリを通して知り合った。
瞳
明良の一つ年上の姉
稲葉秀則
明良の友人。
原史人
明良の友人。
三浦紗枝
美術部。BL本を買っているところを純に見られた。
宮ちゃん
紗枝の友達。
高岡亮平
純の幼馴染。
姐さん
佐倉奈緒。紗枝の腐女子仲間。大学生。
相原莉緒
BL好きの紗枝の後輩。
今宮
ケイト
新宿二丁目で昼はカフェ、夜はバーをやってい -
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主人公の遙は人の死が見える。そのフレーズに引き寄せられるように購入した。
10歳の時に交通事故に遭い、家族を失ったことによりチカラが芽生えた遙。遙はそのチカラと向き合うために「死神」呼ばわりされても自分を貫いている。そんな姿に感動した。私なら絶対できないと思う。そして一章の出来事が二章の遙へ、二章の出来事が3章の遙へ繋がっていることも感動した。
また途中途中で出てくる映画のフレーズは毎回楽しみだった。特にドラえもんの映画の台詞。
「最初の贈り物は、君が生まれてきてくれた事だ」
私たちは生まれてくる時、既に誰かの贈り物となって命を授かる。だから一生懸命生きて、後悔しない毎日をただ送ればいい。いつ