あらすじ
性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、萌えるとSNSで注目を集める春日佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100日撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが……。愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが贈る、“多様な性”への“多様でない視線”に対峙する人々の、蹉跌と再生の100日間の記録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上手くいかなかったのか…
この作者さんの書く上手く噛み合わないとか、すれ違ってしまうみたいな描写が好き。
長谷川は魅力的かもしれないけど
好きになってはダメなタイプ
Posted by ブクログ
ずっと「当たり前」を願ってきた。
私はずっと、女の子たちが当たり前に思う
「理想」がない。
ウェディングドレスも結婚式もしたくないし、
結婚だってしなくていいと思ってたし、
1人が1番の最適解だと思ってる。今でも。
この本を読んで、その当たり前を勝ち取ることが
当たり前じゃないを生かすことが、どれだけ難しいかを考えた。
どの道を辿っても結局別れる2人。
そもそも考えが合わない2人。
同性愛とか異性愛とか関係ない。
そもそもの方向性が違えば終わる。
恋愛においての一般的な共通点は、
「別れがくる」
それだけだと思う。