浅原ナオトのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
続編
大阪へ引っ越した先でのお話
登場人物が関西人になった事もあってかお笑い要素強めで、鬱々としたらパートも無く、爽やかな青春物語でした
最後の章は前作で登場したファーレンハイトのお話
大阪編とは180度変わって苦し過ぎる内容
違うのは友達がいたって事かな
と思いつつ引き金になったとは友達の反応
もちろん異性であったり、同性からの好意、異性からの好意、等の違いはあるし
そもそも友達、っていうか友達になり得たという感じかな
事があってからの時間ってのもあるし
前作で母さんが僕から父親を奪ったから〜という吐露がありつつ、今作では居ても〜、という事だったり
結局MECEでは片付けられないのが人 -
Posted by ブクログ
多様性とは何か、人を認める、好きになるとはどういうことか考えさせられます。
多様性は私の最近のテーマです。
話すこと、そして聞くことはとても重く時に人生のターニングポイントになるのだと思います。
知らなかった自分には戻れないのですから。
ただ、時に自己開示しなければ得られないこともあるのだと思います。それには傷を伴うこともあるでしょう。
私は歳を重ねて、過去にもう少し頑張れば良かったなと思うことが増えてきました。
若い頃の私は頑張っても人に受け入れてもらえないことを酷く怖がり避けてしまいました。
誹謗を受けることが嫌だったのです。
人は自分が思っているよりもずっと優しいのかも知れない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「望むように育つ子しか愛さない親」、一番の不幸はこれなんだよ。前作でかなり重要だったファーレンハイトの過去編は辛すぎて咀嚼しきれないな。
誰が好きだろうと、どういう風に生きようが歩こうが、自分が自分に向ける感情葛藤、自分で自を追いつめたら落ちるところは一緒なんだな。自分で自分が気持ち悪くてしょうがなくなる気持ちもよく分かるしあるし。でもちゃんと抜け出せる答えがあって再会に登場する人物達は…ただ一人を覗いて…ちゃんと騒がしく進んでいくんだ。あとは直哉に幸あれ!
除くただ一人、暴走腐女子な後輩はあれだな、「年を取って感情思考にブレーキが利かなくなったわけじゃなく、最初からそう言う人」ってやつだな -
Posted by ブクログ
ネタバレ十歳で交通事故にあい、だだ一人生き残った遥は、人の死期が見えるようになった。見えたら本人に伝えるようにしているが、受け入れる準備ができてない人に伝えても気味悪がられたりひっぱたかれたりするのは当然だろう。
第一幕の妻の死に後悔している夫の話が辛かったが、遥と出会えて死の前に全てと向き合えたのでよかった。
「人は、死にます。人は絶対に死にます。だったら、せめてやることやって、前のめりに死にましょうよ」
他人から言われたら反感をも買いそうだが、死と間近に生きて多くの人を見てきた遥からだから、一歩踏み出せそうな言葉だと思った。そして遥に琴音がいてくれてよかった。