松原仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
羽生善治の将棋的世界観を
認知科学(伊藤)と人工知能(松原)から
科学的にアプローチする。
コンピュータはニンゲンの知的行動を模倣する。
ニンゲンの臨機応変な対応。
的確な判断を直感的にくだす。
経験的な知識を用いて常識的に考える。
羽生善治の『頭脳の回転の速さ』『泰然とした余裕』
的確に、わかりやすく応える。
自分の思考力を極めて客観的にとらえる能力。
→メタ認識。
それを包みかくさず理路整然と説明する能力。
→自己説明能力。
超エキスパートの形成
ステップがある。
『友達から教わる』『興味』『どんどん指す』『道場に通う』
『さらに専門書などを読んで自分で勉強する』
『自分を見つめる -
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Posted by ブクログ
「自分は選択の幅をたくさん残しながら、相手の手は限定されるように指していって、ゲームが進むにつれて、最終的に相手には戦略的に有効な手がないという場面だすのが、理想的な指し方となるのです」
これはあらゆるゲーム(囲碁・チェス・戦争・外交・経営・政治等々)について言える、まさに究極的な考え方ではないかと思う。あらゆるゲームの手段、戦略は相手がどういう手を使っても、それに対して互角か勝つ状態を作ることを方向として持っている。
またそれはゲーム内における戦略オプションをいかに豊富に持つかということだけでなく、時にはルールさえも変更することをも考慮に入れるべきものである。
ゲームに弱いプレイ -
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Posted by ブクログ
将棋を取り上げていますが、内容は脳科学よりだと思います。
なぜ、将棋でコンピュータ相手に人間が勝てるのか不思議に思って買いました。
だって、コンピュータが全パターン予想すれば人間が勝てるわけないでしょ?
本書を読めば、人間の不思議、特に脳の不思議に興味を持つのではないでしょうか。
脳科学的に重要だと思ったのは下記1点のみでした。
「人間はある事柄を理解するとき、その事柄を自分がすでに持っている知識に照らし合わして、なんらかのマッチングをとって解釈している」
この点は非常に重要だと思います。
上記のように、すでに持っている知識に照らし合わせるのであれば、すでに持っている知識が多いと照 -
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Posted by ブクログ
日本は海洋に囲まれた国で昔から海洋資源に恵まれていると本等で読んだことがあるのですが、この30年間一向に実用化に向けて進んでいないように思っていました。海洋資源のことを忘れかけていた昨今、ネットでこの本を見つけて読んでみることにしました、三人による共作本で、そのうちの一人はよくお世話になっている高橋氏です。
海洋資源開発にはお金がかかりますが、実用化できた暁には日本のエネルギー自給度合いも変わってくるはずなので、国が先頭に立って、投資をして欲しいです。現在総裁選が行われてますが、どの候補もこの点には触れていないようで寂しい限りですが。。。
以下は気になったポイントです。
・士農工商という -